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日々購読している「あかめ女子のwebメモ管理人」のあかめさんがモブログの本を出版というので即ポチっ!
内容はモブログというよりもブログ執筆の心得的な面が中心。ブログ精神論的なものはけっこう好きな方なんで、これはこれで楽しめるのだが、うぅ〜ン。
これまで出版されている「書籍」というパッケージの中のコンテンツとネットに散在する「テキスト」というコンテンツをあまり区別せずに読んでいたんだけど、本書を読み進めていく中で明確な差を感じた。
おそらく、これをディスプレイを通してネット上のテキストとして読み進めていればなんの違和感も無かっただろう。
ただ、このコンテンツを「書籍」というパッケージの中で読もうとするとやはり有名ブロガーといえど限界を感じるのだ。
本書の文章はブロガーの文章なのである。これが悪いとは思わない。読みやすいし、身近に感じるという長所はある。
でも!なのである。
一見、構造的な枠組みであるかにみえるか、書籍の文章としては散文的で読みづらい。同じようなことがあちらこちらで繰り返し述べられていて冗長的に感じる、等々。
もう少し、編集者は構成を整理しようと思わなかったのだろうか?ブロガー本だからブロガーの個性を尊重したのだろうか?
いずれにせよ、中身は面白く読ませてもらったが、やはり書籍出版というのにはそれなりのプロの手が入るべきだと感じた一冊だった。