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広島カープ、黒田来季続投の吉報を聞きながら読了。
野球、本当に大好きだ。自分ではボール投げるくらいしかできないけれど…どうしてこんなにも心を震わせてくれるのか。
立場の違う登場人物たちのそれぞれの思いをわかりやすく読ませてもらったと思います。
一つ残念なのは、一番謎でおもしろそうな片桐監督の話がなかったこと。残念。
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みんな本当に野球好き。ホームランは魔法だ。タイムリーヒットも素晴らしい。投手の熱投も、神がかった守備も宝石のように美しい。その中でも、ホームランはとびきりの特別だ。一振り、数秒で空気を完全に塗り替えてしまう。ホームランアーティスト。高く美しい弾丸をもつホームランを打てる者。カッコイイ。
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これだから野球は面白いよね
完璧な状態があり得ない人間同士がチーム組んでゲームするんだから!!!
高階の背筋の延びた姿は美しいし、國友のキャプテン姿と家庭での行き違いも人間味が溢れる
すきだなあ
直海は克服しきれていないところもかっこよさだし。
欠けたところのある人たち同士っていうのがね、まったく素敵だ、、、、
プライドの先にある素敵さです
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ついにこうゆうモノを書くようになったのね。
もうちょっと長くても全然問題ないけど、
これがちょうどいいのかな。
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過疎化が進むとある地方。野球のクラブチームを取り巻く面々の1年。
野球はほんとう奥が深いよ…。
仕事でもなく給料もなく、すごくしんどそうなのに、どうして楽しそうに見えるのか。
にしても、なぜ須賀さんが野球!?
スポーツ好きなのかな、もしかして。
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寄せ集め的な地方都市のクラブチームが都市対抗野球に挑むという物語。
主人公はじめチームメイト、マネージャー、スポンサー、全てが「どこかで見たような」お馴染みの設定で、物語も予想の範囲を超えることなく進むのにグイグイ読者を引っ張って最後には涙腺が緩むというのは、作者の力量なんだろうなぁ。
3人称だけれど視点が変わりつつ進むのでちょっと混乱するけれど、視点を変えることで謎が解き明かされるしくみ。
書名は「ゲームセットにはまだ早い」だけれど終章のタイトルが「プライボールをもう一度」が上手い。
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スポーツ小説としても、青春小説としても、マネジメント小説としても、自己啓発のテキストとしてさえいまいち感が拭えない。野球小説としてももちろん不十分に感じる。
多くのテーマを盛り込み過ぎたあまり、どれひとつとしてインパクトを与えない。多くの登場人物の人生を描くことによる群像劇風ではあるが、どの人物造形も中途半端に終わっているため感情移入ができない。
野球に縛られた何人かの人物の、ある一時期を切り取って傍観しているような物語でした。
同じラノベ様式の作品ならば突飛な設定の「大正野球娘。」の方がまだ野球というスポーツを感じることができるように思う。
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須賀しのぶと野球小説ってのはやはりミスマッチ感があったんだが、どうしてどうして実に面白いんだこれが。
お話的にはベタなんだけどベタを面白く描ける才能ってのは得難いわけで、読後感の良さも含めて大変満足だったことであるよ。
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新潟の片田舎に誕生した社会人野球クラブチーム「三香田ヴィクトリー」を舞台に、大学時代ドラフト候補に上がりながら指名漏れし、企業チームで燻っていた高階、三香田の街のスーパーに赴任し、ひょんなことからチームのマネージャーをすることになった安東、大学時代にある理由で干されていた捕手の尾崎、三香田ヴィクトリーの前身の企業チーム時代から現役を続ける國友、元巨人のドラフト1位投手だったが怪我で球界を去った直海らの登場人物の再生ストーリー。
社会人野球の取材もしっかりされていて登場人物の再生ストーリーも感情移入しながら読むことができた。
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新しく作られた田舎町のクラブチームに所属する、「野球を楽しめなくなってしまった」選手達の再生のストーリー。大好きな野球のせいで心に傷を負いながらも、すがりついてきた野球。そんな彼らが行き場をなくして辿り着いたチーム、三香田ヴィクトリー。社会人野球と違い、給料は出ず、勤務時間外の早朝と晩にしか練習時間が取れない劣悪な環境。身も心もボロボロになった果てに見つけた自分の野球…大人の青春って、渋いですね!とても重〜い感動が湧きました。
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野球小説なんだろうけど、中途半端な感じで…もっと野球感があるといいのにね。
2016.10.18
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新潟の片田舎で活動している野球クラブチーム「三香田ヴィクトリー」。そこにいるのは、元プロ野球選手、プロ野球への夢をあきらめきれない選手、前身の社会人チームからずっと野球をやめられない選手たち。新しい監督を迎え、地域と共に再起を図るが・・・
ストーリーとしてはおなじみの話であるが、晴れ晴れと明るい気持ちになれる一冊。様々な選手の視点で描かれているのは面白かった。
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プロになれず、でもプロへの道を諦めきれず、実業団で野球を続けていた。
しかし、企業の経営も厳しくなり、野球部はなくなることに。
野球部がなくなっても、正社員で働き続けることはできるが、野球を諦めきれず、プライドを捨ててレベルが下がる地方のクラブチームに入り、全国優勝を目指す。
おっさん達の、家庭の問題や仕事の問題、お金の問題も含まれた、爽やかではない、泥臭いスポーツ物語。
甲子園を目指す高校球児よりも、人間臭い。
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ストーリーは、よくある話と思いつつも、面白かった。一気読みだった。野球経験者だったら、あるよなこういう気持ちと感じながら。
「革命前夜」が良かったので同じ作者の本ということで読んだ。
全く内容は異なっているように最初は思ったが、読後に共通するものを感じた。
本の中で、トラウマを抱えた直海に、会社の社長が言った言葉。「そういう人間でも、ぎりぎりまでやれるだけやったと思えれば、それは一つの誇りになるんだ。自分を誇れる瞬間がなければ、人は前にも後ろにもいけないものさ」。生きるという事は、何かと戦っている。他人だったり、自分であったり。生きるということについての誇りを得るために。作者の伝えたいことは、そういうことかなと感じた。
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野球好きですが、正直社会人野球のチームは一つも知りませんでした。家族や仕事を抱えながらの野球は現実にはもっと厳しいものなのだと思います。それでも野球を楽しむこと、周りの人のために頑張ることの大切さをこの物語は教えてくれました。