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読書マラソンが開催され、一番読書をした者は表彰されることになる。読書好きなケルシーは賞が欲しくてのめり込むが、自分より数多く読んでる子がズルしてるのではと疑い、あれこれ策を錬る姿は周りの大人達と同様あきれる程だった。ただ、こういう催しがあると子どもの読書に結びつく可能性があるので、いいアイデアだと思う。
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本が大好きなケルシーは、一番たくさん本を読んだクラスを表彰する読書マラソンでチャンピオンになろうとはりきります。もちろんクラスのチャンピオンもねらっていますが、サイモンが強敵です。サイモンがズルをしているのでは、と疑ったケルシーは、スパイを送り込みますが…。
たくさんの本が紹介されていて、いろいろ読みたくなります。日本でも大人気のあのシリーズも登場するよ。
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たくさん名作や児童文学が出てきて、知らないものもあったので読みたくなりました!読書が苦手な子にも押し付けてないし、それぞれ自分にあった本を読めばいいんだよ、って作中で言っているので本当にその通りだなあと。あとケイシーが敵視してたサイモンとすきなシーンを話すところが良かったです!あれこそが読書の醍醐味だなあって。
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校長先生発案の校内読書マラソンでチャンピオンになりたいと張り切るケルシー。しかしこの読書マラソン、1か月間に2千冊を全校で読めたら校長先生が髭を剃り落とすとか、チャンピオンにはご褒美がもらえるという設定にちょっと違和感あり。すると当然ページ稼ぎに必死になる訳で……それだけならまだしもライバルの男の子がズルをしてるんじゃないかとスパイしたり、本当に中身を読んでいるかカマかけたり…いいエピソードもあっただけに残念。
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校長先生の発案で、読んだ本の冊数を競い合うことになったフランクリン小学校の生徒たち。読書家のケルシーは一番になりたくて、授業中も本を読んでしかられたり、家族の行事に出ることをこばんだり。自分より冊数の多いサイモンが、ずるをしているんじゃないかと疑って、本当に本を読んでいるかどうかたしかめようと、自宅をのぞきにいったりも。
まあ、そんなちょっとまちがった方向への熱意が、だんだんと友情につながったりして、最後は児童書らしくうまく着地するんだけど。
じつはこの、本の冊数をきそうっていうの、わたしも小学生のときおぼえがあるのだ。同じクラスの女の子が、短編集のなかの物語一編ずつを本一冊として登録していて、ずるいと怒ったけど、先生にはのれんに腕押しだったという……(^_^;; 子どもって、そういうことにムキになっちゃうけど、大人は自分で言い出しておきながら、そんなのどうでもいいんだよね。読書振興が目的だからなんだろうけど。でもそれだったら、はじめから競わせないほうがいいんだよな。
なんてことを思い出したりしました(^_^;;
最後のブックガイドがとてもちゃんとしていて感動。
こういうのって大切だと思う。
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小学校三年生のケイシーは、読書が大好き。
ある日、ブーン校長先生は全校上げての『読書マラソン』を企画する。一ヶ月間でそれぞれのクラスが何冊本を読むかを記録して、合計2000冊をこえたら、ブーン校長先生の自慢のあごひげをそり落とすというのだ。さらに、各クラスで一番本を読んだ子には最優秀ランナーとしてプレートに名前を彫ってくれるという。
本好きのケイシーは、俄然はりきって本を読むが、同じクラスのサイモンが報告する冊数には届かない。
クラスで1番の称号をもらうため、ケイシーは本を読む時間を作ろうとする。そして、クラスの子たちが本を読んでいるのかと、周りの人のことも気になってきて…。
サイモンがずるをしてるんじゃないかと疑ってスパイを計画したり、読む冊数を増やしたいがために、読みたい本ではなく読みやすそうかどうかで判断したりと、なかなかこうあってほしいようにはお話が進まない。
子どもは競うのがすきだから、こうなるよなぁって思う。だから、自分はあんまりこういう企画は好きではなかった。
でも、いい方に考えると、一ヶ月間という期間でなら本を楽しむきっかけになるかも、と思う。
すきな本を話すことで、仲良くなるってこともある。(サイモンみたいに!)
実際に本の中でケイシーが読んだ本の紹介も載っていて、『秘密の花園』とか読んでみようってなるといいな。
学校図書館とかで登場した本を並べておくのもいいかも。
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3年教科書掲載本
読書家のケルシーがいろいろな本を読んでいることには感心するけど、苦手な算数の時間に授業そっちのけで本を読んだり、「家族のきずな」を重んじるお母さんに反抗したり、短期間の読書マラソンの勝負に意味があるのかなあと思ってしまいました。
「読む人の読書レベルにふさわしい本を読む」というのも必要だと思うけど、数を競うのでなければ、いくつになっても易しい読み物や絵本を読むのもいいことだと思うし、実際自分が何冊借りているかしょっちゅう聞いてくる子どもたちを相手にしている中で、冊数を競うことに疑問を持っている私としては、最後までこの競争に意味を見いだせなかった。
ケルシーが読書の苦手な子を助けるところや、ブックガイドとしてはいいと思う。また、「本の虫カード」アイディアは面白く、機会があれば、使ってみたい。
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小3の長男の国語の教科書のおすすめコーナーにあったもので、あらすじ(読書マラソンで子供たちが目標冊数を達成できたら、校長先生はあごひげを剃る)がおかしくて長男がゲラゲラ笑っていたので、私も気になって借りたもの。
結局長男は読んでいないのだけど。。。
子供たちがそれぞれ得意なことを大事にしながら、目標にすすむ姿がよかった。
サイモンへのスパイごっこと、落ちこぼれのコーディを元気付ける話、家族との付き合い、先生が約束を守ること、どれも読んでいて気持ちがよかった。主人公ケルシーが賢い子だからだろうな。
(読んでいて、自分が小学生のころ、ケルシーのような立場だったことを思い出した。
年間貸し出し冊数が私はクラスで二位。
一位の少年を抜こうと3月は必死で、最後は借りられる最大頻度を続けていたのに、相手の少年は勝ちには興味がなく、最後の時期に最大頻度では借りなくて、それに、気づいたときは自分がとても恥ずかしく思えた。
結局どっちが最後に一位だったかは忘れてしまったけど、彼が勝負だなんて思わずに本を読んでいたことに衝撃を受けたことを、この本で鮮明に思い出した。四半世紀もまえのこと…。
隙あらば自分語りすみません)
外国のキャラ名に慣れたら、ストーリーに引き込まれて子供も読めるかな。とはいえ、長男の読書力ではまだきつい。小3でこれを読める子、素直に感心します。
豚にキス、という罰ゲームは我々にはピンとこない。笑
最後に本書に登場する本や人物の解説があったのもとても良かったなあ。
未翻訳の児童書にもいろいろ面白そうなものがあった。
エミリ・ディキンソンの詩、「わたしは誰でもない」という詩集にある無題の詩の一部
はるかな国へと連れて行くなんて
本のような帆船はない
跳ね回っている詩の
ページのような駿馬はいない
…
まさにこの本を読む子たちに送りたい詩だと思う。
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読書が大好きな女の子・ケルシーが主人公で、その学校で読書マラソンが開かれることになった。
ぼくは、校長先生がラブだった。一番たくさん本を読んだクラスで、ピザパーティーを開いてくれるなんて最高すぎる。ぼくも、絶対参加したい。
ぼくだったら、ケルシーたちよりたくさん読めると思う。でも、本を読めない子のことは、ケルシーみたいに責めてしまうかもしれない。しかも、「読みなよ」って言って、放置しちゃいそうだから、ケルシーよりだめかも。読書マラソンじゃなくて、長縄でも、できない子がよく責められたりするから、ケルシーのクラスは仲が良くてうらやましい。(小6)