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昨今話題となっているAI関連の本。 対話形式になっていて、なかなか興味深いと思う。 あとがきで松尾准教授が「本を書くのは、いつか研究の一線を退いたときでよいかなと思っていました。ところが、意外に早く人工知能のブレークスルーが訪れそうで、そうのんびりもしてられない状況になりました。」とあるのが、まさにその通りで、ここ数年が旬な本なんだろうな、とは思います。 逆に10年20年たった後に読み返したら・・・未来予想に驚くかも、しれません。
AIビッグデータでのビジネスチャンスに活動しようとしている人であれば、目を通しておくことが良いと思います。
#僕は、電車で美しい女性が読んでいてそのタイトルが目についてしまったのですが…
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初心者よりも、若干この分野のことを知っている人向けだと思うが、それでも初心者が読んでも面白い内容だった。
人工知能や、IT技術ということよりも、物事の考え方の勉強になった。
特に、人工知能は場合によっては、人間を凌駕し脅かす存在になるかもしれないと言われており、技術革新の前に、倫理的枠組みや目的を明確にすることが非常に重要だと感じた。
まだ、発展途上でこれからどんどん進化するだろうが、単なる利便性の追求に留まらず、教育や医療の分野での有用な活躍を期待したい。
地球派、宇宙派の話がとても印象に残った。
地球派は、「人間が人工知能を使っていこうとする立場」で、宇宙派のほうは、「そもそも人間は人工知能を作るためにあったのだとする説をとる立場」だそう。
宇宙派の発想は、考えもしなかった視点で、奇想天外なようにも思うが、絶対にありえないとは言えないと思うと、心寒くなった。
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人工知能の現状とこれからについてすごくわかりやすく解説があり、よく理解できた。
これからの時代に備え、自分なりにどういう人間になるのかを考えておかなければということを強く思うようになった。自分は人工知能を使う側に立ちたい。
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人工知能とそれが社会に及ぼす影響に関して、人工知能のエキスパート研究者に、経営戦略アドバイザーがいろいろと質問しながら対談した内容をまとめた一冊。そこそこ知識のある素人の質問に対して、専門家が分かりやすく説明しているという内容です。期待していたような人工知能に関した専門的なことはそんなに把握できないけど、人工知能開発が実際どのような状況なのかとか、専門家が人工知能の発達によってどんな未来を想像しているのか、ということが分かります。まぁ、未来予想なんかは専門家じゃなくてもおおよそ予想できそうなことに留まっている感じです。近年の人工知能の進歩にはやはりビッグデータが重要で、人工知能開発とははそのような多変数のデータ間の相関関係(因果関係ではなくて)を見つけ出す優秀なアルゴリズムの開発に相当しているようです。また、ディープラーニングのように、データから学習を自分自身で行うようなプログラム。人間は少数のパターンを学習してそれを普遍的に用いることができるのが優れているようだし、それを人工知能にも適用できるのかもしれない。何が良いか悪いかなどの基準まで自分たちで学ばせるとなれば、沢山の人工知能の集団を何世代か世代交代をさせ、それらの競争の結果として進化させることが必要なんて言うのも面白い話だった。個人的には、人工知能の開発によって人間の意識とか知性が何なのかという本質に迫れるということが興味深く感じた。自己意識というのは、自分自身の状態にアクセスできるメタ状態というのも面白い。子どもの成長を観察していると、どこかでそのメタ意識が生まれるような気がする。
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※オーディブルにて。
できること、の先に起こり得る社会影響についてを中心とした対談。
・人間の因果づけようとする習性、少ないサンプルからもストーリー化やアナロジーを行う思考力
・教育、職のありかた、専門家の位置づけ、等
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最近ブームの人工知能について伝えた本。機械学習など細かい知識には触れていない。最近の人工知能の進化と一般的な活用法が述べられているが、あまり目新しいことは書いていない。人工知能について関心がある人ならどこかで聞いたことのある内容が多い。あまり知らない人が最初に読む分には良い。
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人工知能の入門書。
膨大のデータを得られるようになったことで、「相関関係」をベースに機械的に早く分析ができるようになった。少ないデータから判断することにおいては人間が圧倒的に得意。意思決定や判断する力は今後も人間には必要な能力だと認識できた。
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『東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?』読了 ★4つ(5点満点)
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「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」に続き人工知能の権威、松尾豊さんの本。
最近自分の中で「人工知能」と「古生物学」が、サイエンス系2大ブーム(^^;
基本は対談形式で、人工知能について松尾さんの話を聞くという本なのだが、この本のオリジナリティ、良さは「対談者が塩野 誠さん」だということに尽きる。
塩野さんは、経営共創基盤 取締役で、松尾教授との共同プロジェクトをいくつか経験しているらしいのだが、人工知能そのものおよび影響をうけるだろうあらゆる事象に対する見識が変態的にすごすぎる(笑)
人工知能が具体的にどこに使えるか、どう発展するかの議論は当然ながら、国家の定義そのものがどうかわっていくか、はては、人間の定義、意識の定義がどうなるか、といったところまで話が及ぶ。
対談で前提となっている知識が幅広すぎて、マニアの海老原でも知らない用語、概念が怒濤のようにでてくるが、脚注でなんとかカバーしている。
(対談本としては、異様な脚注の多さ)
人工知能が今後どうなるか?将来世の中にどう影響を与えるか?という考えるためのヒントとしては面白いでしょう。
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無限に賢い人工知能があっという間に出来てしまう。
たくさん教え込むこと。できるだけ多く見せて教え込む。データが蓄積されると、画像はどの画像に近いかが判断できるようになる。多くのデータの蓄積と処理が鍵。
いまの人工知能のエンジニアに課せられる重要な仕事は、機会学習のアルゴリズムを考えたり、アルゴリズムを使ってデータを分析して、制度をあげていくこと。
大事なところの設計は人間。機械学習は疲れない。
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無限ではないが、かなり色々な可能性を感じるね、AIに。
あとがきで松尾先生が本を書くと、貴重な研究時間がなくなるってコメントはすごかったな。
そんなこと考えて研究とかしたことなかったな。
できる人に共通する人生の有限感とでもいう感覚
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人工知能と人間の知能の違いについて、構造やできることという切り口で比較し、政経、医療、社会などへの影響について議論している。二者の議論を交えて話を進めることで、まさに「そんなことまでできるんですか」という内容になる。感想としては「そんなことまで考えますか」という感じ。それが合っている間違っているではなく、考える視野の広さと深さが楽しめる。
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対話形式で、よく耳にするAIについてざっくり学べる。なんでもできちゃう人間みたいな印象だったけど、そうじゃなかった。適切な知識を得て、適度に予測して、人間が心地よい社会をつくるお手伝いとしてうまく関われたらいいなって思った。まったく無知だった人としての感想です。
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人工知能を極めることは、実は、人間をより深く知ることにつながる、というのは、非常に興味深いですし、とても納得できます。
それにしても、松尾先生、若い頃からずっと、人工知能について考え続けてきたんですね。
その姿勢には頭が下がります。
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少し昔の本だが、AIの様々な活用を想定していて、そこから人間や国家のあり方まで幅広い考察がされており、AI以外の事も色々考えさせられた。
頭の中や国家で当たり前に行われている事も見直すいい機会になった。
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テクノベート概論の参考本として。
4年も前の本であるが本質的なイシューなどについて触れられており参考になる。一方でさすがに4年立つと前提や技術の進歩に違いがあるため、そこは斟酌して理解する必要あると思われ。
<メモ>
・抽象化して考えることは、いまのとこコンピュータが苦手とする部分。
・人間は近さの基準を自在に変えている。ある空間の中から近さを見出すことが人間の持つ脳の能力。
・人間が付加価値を出すには、転移が重要。あるところでの当たり前を他の分野で応用すること。アナロジーを見出す力。
・優秀なプレイヤーは市場の穴を見つけ続ける。