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hontoレビュー

てくてく 東海道ぬけまいり 1(SPコミックス)

てくてく 東海道ぬけまいり 1 みんなのレビュー

  • 山崎 浩
  • 税込価格:6806pt
  • 出版社:リイド社
  • 発売日:2014/11/28
  • 発送可能日:24時間

コミック

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みんなのレビュー1件

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評価内訳

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紙の本

女性も楽しめる日本の歴史漫画

2015/09/14 13:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸時代、庶民の旅が著しく制限されていた中で、仲間やご近所同士で講を作り、資金を集め、お伊勢参りや善光寺参りに代理人を派遣する習俗が行われたのだが、通行手形を必要としない旅の方法には、本作のタイトルの「ぬけまいり」があった。
 表向きは寺社詣ででありながら、多分に娯楽的な性格を持つ、この非公式の旅に挑むのは、伊勢で宮大工として働く父を訪ねる少年とその親類の少女で、周囲に告げずに勝手に家を飛び出す形で始まった、大人でも十日はかかる冒険には様々な危険と困難が予想され、街道が整備されているとはいえ、それなりの覚悟と気構えが求められるが、主人公伝十郎は、どこか気の抜けた、ボンボン気質で、それによって引き起こされる出来事や体験を、読者は子供の視線を通して味わうのが、本作の主眼である。
 都市化された江戸を離れるにつれ、田園風景や海辺の光景が広がり、そこに住む獣や鳥、魚や昆虫のさりげない生態を、作者は、客観的に、好意的に掬い、叙情的な旅の心情を盛り上げる。
 浮世絵や古写真を参考にした風物は、どこかで見た記憶を呼び覚まし、現代の読者を、フィクションとは言え、過去の日本人の暮らしの中へと誘い、真実味を持って、心に迫る。
 二人が出会う大人は皆、善良で、悪意がなく、子供だけの心許ない道中に、幾多の便宜を図り、目的地に一歩ずつ近づけるように、陰に陽に、力添えをするのも、本作の読後感を爽やかなものにするのに役立ち、好感が持てる。
 旅芸人や農民、巫女さんや旅籠のおかみさんなど、チャンバラとは無縁の市井の人々との触れ合いを描く本作は、アクションシーンに重きを置く読者には不満かもしれないが、老若男女をと問わずに楽しめる作品であり、是非、手に取って、過去の日本の情景を追体験してもらいたい。

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