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夜の木の下で

夜の木の下で みんなのレビュー

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みんなのレビュー31件

みんなの評価3.7

評価内訳

31 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ひっそりとした記憶を呼び起こす短編集

2015/11/22 20:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

発売日に新刊で買い、読んだはいいもののすっかり内容を忘れていたために再読。自転車のサドルが話す「私のサドル」、いじめっ子といじめられっ子の友情物語「リターン・マッチ」、思春期の少年と中年女性との思い出「マジック・フルート」が面白かった。彼岸と此岸の縁に立って、物語をながめているようなそんな危うさがいい。ガツンとくる衝撃はないけれど、なんとなく見過ごしちゃいけないな、記憶と記憶の間にこんなお話のひとつやふたつ誰しも持っているんじゃないかな、と思わせるようなひっそりとしながらも凛とした佇まいを纏う珠玉短編集。

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2015/02/08 17:05

投稿元:ブクログ

+++
話したかったことと、話せなかったこと。はじめての秘密。ゆれ惑う仄かなエロス。つないだ手の先の安堵と信頼。生と死のあわい。読み進めるにつれ、あざやかに呼び覚まされる記憶。静かに語られる物語に深く心を揺さぶられる、極上の傑作小説集。
+++
表題作のほか、「緑の洞窟」 「焼却炉」 「私のサドル」 「リターン・マッチ」 「マジック・フルート」
+++

記憶の中では、世界はいつまでもそのままであり、それでいて気づかないほどわずかずつ姿を変える。そんな確かであって不確かな世界を漂うような印象の物語たちである。決してしあわせいっぱいではない主人公たちの秘められた思いがゆらゆらと揺蕩っているような一冊である。

2015/10/31 10:33

投稿元:ブクログ

題名のイメージどおり、しーんと静まった雰囲気で話は進むのだけど、ちらちらと激しいものが潜んでる感じ。短編集。

2015/01/21 20:31

投稿元:ブクログ

短編6作。
こうのかなえさんの装画そのままのイメージ。
静かでしっとり、少し冷たいけど寂しくないみたいな。

2015/02/18 20:32

投稿元:ブクログ

とても久し振りな湯本さんの作品でした。が、ひりひりする部分もふくめて なつかしいような気持ちがしました。出会えて良かったと しっとりする一冊。 

2015/01/29 16:09

投稿元:ブクログ

装画がとてもいい。相手の想いの中へ連れて行ってくれそうな装画だ。いっしょにすごした時間の中へ連れて行ってくれる。

2015/01/28 16:50

投稿元:ブクログ

雰囲気がとても好き!!特に1,4,6話目!〈緑の洞窟〉二本のアオキの木の下の洞窟。腐葉土の匂い。〈焼却炉〉生理用品が燃えていく。〈私のサドル〉好きだった城ヶ崎くん。彼への思いを、自転車のサドルは理解していた。〈リターン・マッチ〉あいつは、自分をいじめていた奴らを一人ずつ呼び出して決闘を申し込んだ。勝ち目なんかないのに。あいつはほんとうに命をかけていたんだ。〈マジック・フルート〉僕らは『幸いあれ求める人よ』の口笛を吹く。猟師のために、自らの体を少しずつ差し出す蛇。〈夜の木の下で〉捨ててしまったキジ白の猫。

2015/01/28 14:06

投稿元:ブクログ

短編集6編
それぞれ珠玉のような情景があって、アオキの陰に蹲る双子の弟、焼却炉で燃える炎、しゃべるサドルや屋上の決闘、特に楠の花咲く夜の公園のむせかえるような香りと猫と缶酎ハイを飲む弟の姿は印象的だ。カバーの絵もとても雰囲気にあってる。

2016/05/22 20:24

投稿元:ブクログ

静かだなあ。すれ違いのお話たち。
大きく心が動かされるほどの衝撃ではなく、静かにそこに横たわっているような、
日常に潜む影を少し切り取ったような。

2015/01/31 23:18

投稿元:ブクログ

短編集ですが、一貫したテーマは生と死なのかもしれない。どの物語も静かに進んでいく。この作家さんの本は久しぶりでしたが、また読みたくなりました。装丁がとても素敵です。

2015/05/21 09:05

投稿元:ブクログ

久しぶりに読んだ湯本香樹実の作品。
短編集。
私は最後の「夜の木の下で」が好き。生と死を彷徨う弟を見守る姉視点の話から、当の彷徨う弟視点に変わり、2人の姉弟が互いを想い合う気持ちが温かく感じられた。

2015/09/13 09:58

投稿元:ブクログ

あまりの装丁の美しさにジャケ買いした時に読んだ時には、このひとつひとつの物語の良さが全然わからなかった。この夏、久しぶりにじっくり時間をかけて読みかえしてみて、ようやく意味がわかったというか、この物語と私の焦点があったような気がする。

誰もが抱える心の奥底にあるさまざまな想いをそっと浮上させて浄化させていくというか。今まで仕舞い込んでいたものをようやく語りだすことで見つけられるものがあるのですね。

2015/03/19 15:35

投稿元:ブクログ

短編集。
短編でなく長い物語になりそうな話ばかりで
とてもよい短編集だったけれど
読後感のあまりよくない話もあり
読み終わった後は霧雨に濡れてしまったような
じっとりとどんよりした気分になった。

2015/02/01 12:05

投稿元:ブクログ

久々の湯本 香樹実さん。
時を置いてゆっくりと語られる記憶だったり、
自転車のサドルが突然話しかけてきたり、
交通事故で意識不明の弟を思う姉の気持ちとその姉を“あいだのとこ”で見つめる弟だったり。

なんて書くとファンタジー? OR オカルト? なんて言われそうだけど、
いえいえ、普通の人たちの話なんですよ、と。

それぞれ、ひっそりした語り口が優しくて気持ちがとても静かになったし、
一度読んで、ちょっと間をおいて再読したら、
なおさら、その面白さが沁みてきて、うん、よかった!
いい出会いができて嬉しいです。(#^.^#)

2014/12/14 18:44

投稿元:ブクログ

湯本さんの描く小説の世界が大好きです
『夏の庭』、『ポプラの秋』、『春のオルガン』、『西日の町』
文庫ですが、ずっと大切に持っています
この本は短編集ですが、1話目の「緑の洞窟」で
懐かし湯本さんの世界にどっぷりはまり
「リターン・マッチ」では驚きおののき
6編ともに、違う世界を、違う匂い、色、感覚で
さまよい、闊歩し、漂ってきた感じです
表装のこうのかなえさんの絵もとても素敵

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