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コトバ
2022/08/05 23:36
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんなコトバ、あったか?というもの多数。なんとなれば「不採用語」ですから。一方、「ガッチリ」が「ガッツリ」になっていたり、「正反対」ではなく「真逆」が概ね一般化していたり、というような、いつの間にか…の変化が気になります。
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辞書に載るか載らないか、魅力的なことばたちの収集法と採用過程をおもしろおかしくユーモアたっぷりに解説ということだが、古くて新しい新語がどうやって誕生していくのかの一端を知ることができる。
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辞典には載せない言葉達。
元が何か想像できるものから
まったくできないものまで。
これが方言まで入ってくると、さっぱりですが
元を考えるのもちょっと楽しいです。
しかしまったく分からない言葉がくると
そう言われるとそんな気も…と
うっかり憶えてしまいそうになります。
回転木馬がカルーセル、と説明されているのに
某芸能人を思い出してしまいました。
ここが名前の由来だったら…くるくる回る、とか
そういう意味での名前なのでしょうか?
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三省堂国語辞典の編纂にあたり「用例採集」から辞書にとりあげられるまでの基準が様々あって面白かったです。バラエティ番組から気になる言葉を拾ったり、その定着具合をブログで調べたり、誤用のまま広く使われ出した言葉にも、注釈をつけたり…読んで字のごとくそのまま意味が通じる言葉は、掲載を見送ったり、性的な言葉や人をけなす言葉は避ける傾向にあったり。この本では三国の編纂のお話ですが、現代用語的な辞典の編纂のお話であれば、また事情が違うのかなと思います。興味深いです。
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この言葉は載せんでいいんでない?と思う言葉もありますが
いろいろな言葉の由来もわかるし、自分が日常聞き流している言い回しは本当に合っているのか?と、言葉に対する感覚を見直すきっかけになります。
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「さぼる、お茶する、事故る、愚痴る、パニクる、こくる、拒否る」はわかる。
「ポチる ググる」もわかる。
「しくる、キョドる、タクる、ディスる」ここまできたらわからない。
辞書にのるのはいつのことか、のらないでおわっちゃうか。
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石黒圭著『語彙力を鍛える』で紹介されていたので読んだ。
本書の著者は、三省堂国語辞典の編集をしている飯間浩明氏である。三省堂国語辞典、略して三国は、面白い辞書として有名だが、そのルーツは三国の初代主幹である見坊豪紀死である。
ことばを収集することばハンター。
例えば、合唱と合奏を合わせて「合唱奏」という言葉があるという。
合唱+合奏=合唱奏
という等式は、
AX+AY=A(X+Y)
という因数分解と同じではないか。
輸出+輸入=輸出入
もこのタイプである。
一方、
動物+植物=動植物
のタイプは、
AX+BX=(A+B)X
の形である。このタイプは、
行政+財政=行財政
ということばがある。
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辞書には採用されなかった言葉たちの解説本。この言葉は知らない言葉だと分かることがすごい。言葉への飽くなき興味心が成し遂げる発見だろう。
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同じ著者の「辞書を編む」で、辞書づくりをする人々が、常に言葉を「採取」していることを知りました。同時に、それらの言葉のほとんどは辞書には採用されないということも。
そんな不採用語が採用された、という謎の辞典。
ワカモノ語みたいなのが多いのかな、と思って読み始めてみると(辞典だから、読み始める、というのはおかしいのだけど)言葉はそういう視点ばかりではないことがわかります。極端に言えば、誤用というか教養不足というか、そういう感覚で生まれてきたような言葉が連発です。ちょっと、キモチワルイ…。
なんと、NHKニュースから、という言葉もちらほらある。言葉にうるさそうなイメージがあるが、意外と○○なのね。
「キンぐせ」なる言葉は本書で初めて知りました。古風に言えば「ちんポジ」のことだ、と思ったら、1984年にはすでに文学作品に登場しているというではありませんか。
辞書に載らなかった言葉の辞書だから、言葉としての重み、価値は今のところあまりないのだろうけれど、どうしてこの言葉を「選ばなかったのか」というところに面白みがあります。
残念なのは、すべての言葉に不採用理由が掲載されているわけではないところ。辞書編纂時には、膨大な候補をふるい落としていくので、明確な理由なくアウトになるものも多いのでしょう。三省堂国語辞典には、性的な俗語はなかったことにする、というルールがあるそうで、そういうものはわかりやすいのだけど。
イラストも入っていて、あははこんな言葉載るわけねえだろ、と楽しむのが本筋かもしれないけれど、辞書編纂の苦しみや楽しさがもう一つ伝わってこないので、副読本として著者の別の本も読んだほうがいい、とおすすめしておきます。
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まあまあ
日本語の雑学本。全体的に読むべきかと言はれたら、積極的にはすすめづらいタイプ。
個人的に気になった箇所:
①「誰かしか」は「誰か+しか」の用法もあるのでは?
②「あんけら草」といふ説がなぜよくわかるのか?
へえーなるほどと思った箇所:
①谷崎の独特の漢字表記
②雑誌方言
③大江健三郎の文学に愛媛方言があること
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まるで三浦しをんさんの「舟を編む」の辞書に漏れた本みたい。
この本のなにが面白いって、紹介されている言葉の紹介文。
凄く冷静なツッコミとでも言ったらいいのかな。
淡々としているが故に面白い。
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https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB02710070