紙の本
初めましての素子さん
2022/08/09 09:19
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
有川ひろさんがお勧めされていたので、初。
テンポよく読めました。
金婚式が楽しみ。その前に介護編?ぜひ!読みたいです。
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新井素子氏の人気作『結婚物語』から早25年、陽子さんと正彦さんが銀婚式を迎えます!
2020/08/16 10:41
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『グリーン・レクイエム』や『ネプチューン』(星雲賞)、『チグリスとユーフラテス』(日本SF大賞)などの傑作を次々に発表されている新井素子氏の作品です。同書は、あの人気作『結婚物語』から早25年が経ち、陽子さんと正彦さんが、銀婚式を迎えることになるという話で始まります。二人で飼った猫のこと、こだわりの家を建てるに至った顛末、そして得られなかった子供のことなど、結婚生活を振り返りつつ、陽子さんと正彦さんのその後を伝えてくれる一冊です。一体、二人はどんな銀婚式を迎えるのでしょうか?結婚生活の楽しさ、喜び、そして少しのほろ苦さなど、いろいろな人生の喜怒哀楽が詰まった作品です。
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ぷんぷん!
2016/08/03 23:06
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちゃんとログインして,バーに名前が表示されている状態で入力を始めたのに,確認画面に進もうとしたら「ログインして下さい」というメッセージが出て,入力した文章が全て消えてしまった!ちょっと,ふざけてませんか!
(閑話休題)新井素子氏のドラマ化もされた「結婚物語」「新婚物語」の20ウン年ぶりの続編です。
「銀婚式物語」となっていますが,まずはおネコ様の話から始まって,病気の話や家を建てる話など主人公が回想する形で続いていき,銀婚式っぽいネタは最後の方にちょろっとだけ出てきます。
小説の体をとっていますが,ほとんどエッセイのようなものです。(現実では作者は結婚記念日を忘れて銀婚式ディナーは無かったようですが)作者がいちいち登場人物に突っ込みを入れます。
相変わらずの素子節,昔からの読者にとってはこんなもんですが,初めて60近い兼業主婦が書いたものとして手に取った人には,相当違和感があるかも。この人,高校生の頃からこんなのりです,許してやってつかあさい。
「波乱万丈なにもなし」と書かれていますが,ネコが植木鉢をひっくり返したり,胸がふくれて破裂したりするのは「波瀾万丈」じゃないのか?作者にとっては日常なのか?
さて,天井までの本棚を作れば地震でも倒れないという話が出てきますが,我が家にもこのお宅ほどではないものの文庫だけで数千冊の蔵書があります。なので壁一面に天井までの作り付けの本棚があります。家の造りはさすがに重量ではなく軽量鉄骨ですが床にはコンクリート板が入っています。で,東日本大震災では震度6強の揺れに見舞われました。そしたら,この本棚倒れたんです!天井まであって,鋲で固定もされていたのに!揺れが強烈だと、家がゆがんで隙間が空いて天井まであっても倒れてしまうということ!?なので,安心はできません!(まあ,うちの本棚も通常人が生活しない部屋にありますが)
とんでもない光景に出会うと,人はぽかんと口を開けたまま固まってしまうということをこの時よ~く分かりました。
ところで,恥ずかし気も無く自分たちはこんなに仲良し夫婦ですよってよく書けるよね。有川浩氏も「ストーリー・セラー」で自分たち夫婦をネタにしたベタ甘物語を書いているけれど,元祖はこいつか。(私が有川氏の文章を初めて読んだのは,新井氏の「ハッピ・バースディ」の解説です。)
あとがきで,次回作は「介護物語」と書いていますが,こういうネタで盛り上がるのは中高年あるあるだよなぁ。
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ほのぼの
2015/09/29 12:06
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投稿者:鎧編み - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年、新井素子さんの作品をあまりちゃんと追いかけていなかったのですが、hontoさんで見かけて購入しました。
ほんとにこれといった事件は起きませんが、結婚ていいものだと思える、ほのぼのした作品でした。
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ずっと楽しみにしてた「結婚物語」「新婚物語」の続編。
結婚25周年を迎えた陽子さんと正彦さん。25年で山あり谷ありの人生だっただろうけど、でも二人が変わりなく穏やかで天然で笑、本当に良かった。相変わらず突っ込みどころ満載な陽子さんだけど。作者の文体もすこーし大人になったような!?
ぜひぜひ、「金婚式物語」を書いてください。絶対読みます!
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まぁ何て言うか幸せな夫婦だなぁと思った。もちろん何も心配事がないわけじゃないし、決して順風満帆ではないんだけど、それでもやっぱりこの夫婦は幸せだよね。
このお話で最も得心したのは家を建てるくだりです。これはかなり極端な例ではありますが、1フロアをまるまる書庫にするっていうのは、本読みの理想ですよねぇ。
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んっと。
久々に新井素子さんの新刊を拝読しましたが、いわゆる神の声、作者のツッコミがこんなに挟まれる作者だったっけ?
いや、その傾向は前からあったとは思うけれど、今回はほとほとしつこい。
作者を投影した主人公故に思い入れがあったり自分ツッコミしたくなったりするんだろうけど、それは読者に任せるべきなんじゃないのかなぁ?
そういう意味では内輪受け小説って感が拭えない。
ジュブナイル小説の先駆けとして一斉を風靡した作家さんの久々の新刊として楽しみにしていただけに、ちょっと不満。
ただ、事件が特に起きるわけもない淡々とした結婚生活の回顧録としては面白く読めたとは思います。
まぁそんなもんよねー。結婚生活なんて。
そして感謝できるのも凄いことよね。
お幸せに。
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『2014年 10月 25日 初版 発行』版、読了。
以前に単行本で読んだ本でしたが…文庫化されて何か真新しい追加収録がないかと思って、改めて読了してみた一冊です。
内容的には、なんの変更もなかった本編でしたが…文庫版あとがきが新たに追加されていました。そしてその内容が割りと近い将来「物語」シリーズの最新刊が刊行されるんじゃあ…なんて、期待値があがった内容となってました。
ただ…「結婚物語」や「新婚物語」のような、読み終わると「あー、楽しかった!」というような雰囲気ではなさそうなので「次のシリーズ最新刊が刊行されたら読んでみたいけど、ある程度の心の準備がいる、か…?」なんて、思わせる内容の雰囲気を感じたので…実際、刊行されていざ手にするかどうかは、その時の気分次第かと(^-^;;
とはいえ…「結婚物語」と「新婚物語」を踏まえての、この三作目にあたる「銀婚式物語」は若い頃を描いた前二作のシリーズとは異なり、一冊の単体として、割りと「濃ゆい」内容に変化していたことに改めてビックリでした。
物語の大半が、陽子さんが現在から思い返しながら描かれる過去のエピソード紹介なので、エピソード内では、もう一人の主人公である正彦さんや、前作で登場していた方々の「その後」だったりが描かれますが…現在で登場するのは陽子さんと正彦さんの二人だけという構成(しかもエンディングで現在の正彦さん登場という)には、やっぱり驚きました。
作者夫婦がモチーフになっている感がかなり強いので、全部実話なんじゃあ…なんて、思うこともしばしばでしたが、この作者の「物語」シリーズが好きだった人なら、思わず手にとって読んでしまうでしょう。自分もそうでしたww
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結婚物語、新婚物語を読んだのはいつだったかな?もう20年以上前?懐かしいなぁ、洋子さんと正彦さん。二人の25年間のお話。ファージ、覚えてるよ〜。二人の建てた家、うらやましい。書庫があるなんて。私も書庫のある家、欲しいです。結婚記念日を忘れちゃう洋子さん、洋子さんならそうだろうなぁ、と思うけどたまには覚えていてあげて(笑)とっても楽しめました。介護物語なのか定年物語なのか、他のなんとか物語なのかわからないけど、続編を楽しみにしています。
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子どもの頃、大好きだった作家さん。ほぼ全ての作品を夢中になって読んでいた。もちろん「結婚物語」も、「新婚物語」も。
大人になって、その続きのような「銀婚式物語」を見つけ、懐かしくなって手に取った。
すごいな、あれから25年も経っているとは。
25年も年月が経っているのに、この人の作風、文体はちっとも変わっていなくて。いや、むしろ勢いづいてる?
25年も年月が経っているからか、私はそれを受け入れられなくなっており……。面白さが感じられない。
クスッと笑ってしまうシーンもあるんだけど、いまいち楽しみ切れないのは、やっぱり自分が歳を取ったからかなぁとしみじみ思う。
何となく淋しさを感じてしまった。
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久し振りに新井素子の本を読みはじめて、その素子節に「あー、めんどくさい」と思いつつ、独特の感性に入っていきました。
特に一軒家を建てる処が面白かった。大きな書庫を建てて、その片隅に生活スペースを作ればいいんだ、なんて。なんて、素晴らしく素敵なんだろう。
扱う題材は年相応に変わってきますが、このシリーズ、続きが読みたいです。
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中学高校と大好きだった素子姫。新刊が出るたび買い求めていました。
あれから○○年も経ったけれど、あのころと変わらぬ文体に読み進めるのが正直つらい・・・。 あの頃大好きだった思い出は大切に。でも、本棚の奥に残してある本は卒業させようかな。
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ふとしたことから「結婚物語」シリーズを思い出して読んでいて、その本たちの登録をしようとしていたところで見つけた本。そう、あのシリーズの25年後。「結婚物語」の頃から、自分が数年後にたどってきているので、銀婚式もちょうど数年後をたどっている感じ。あの頃も同じではないけれど自分に重なる(え、どこが?なところがほとんどなのになぜか)部分を感じながら読んでいて、25年過ぎてもやっぱり自分に重なるところがあるのがびっくりで、でもだからこそ面白い。
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小説の体をとっているが,ほぼ著者自身の実話のよう。衣食住のうち,「食」(料理や美食)には興味津々だが,「衣」にはまるで無頓着で夫に呆れられる有り様,興味深いのは大量の蔵書(とぬいぐるみ)を床を抜かすことなく保管することを第一として巨大な書庫のある家を建てた件の「住」。
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懐かしの『新婚物語』から四半世紀が経過した。猫や人は入れ替わり、家も変わる。けれども、大切なことや人生の手触りは変わらない。素朴で等身大で何気ない手触りの日常で一生を過ごすことの喜び。肯定感に満ちている。