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紙の本
アメリカの過去と今を考え、日本の未来を考える。
2017/05/08 02:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ryou - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代国家として人工的につくられたアメリカ合衆国を支えていた「アメリカ二ズム」が終焉を迎えている。
戦後の日本は、理念的には敗戦による占領下アメリカによって提出された日本国憲法によって、現実的には日米安保・経済優先路線によって、そして日本人の誠実な勤勉さによって、平和で豊かな国家を築いてきた。
冷戦体制下で戦後日本人の価値観は否応なしに良くも悪くもかなり「アメリカニズム」に影響を受けてきた。
冷戦が終結し、「パクスーアメリカーナ」も大きく揺らぐ今こそ、日本は日本人としての、日本国としての自らの価値観をしっかりともって21世紀を生きていく必要がある。
佐伯先生の本文と併せて、施先生の解説を読むと、「アメリカとは何か。近代・進歩とは何か。グローバル化とは何か。」ということと、「日本とは何か。伝統・保守とは何か。脱グローバル化とは何か。」ということをセットで考えることができる。問題意識をもって読めば読むほど、実に示唆に富む名著である。
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