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cakesでの連載をまとめた本。
まえがきとあとがき以外は読んだことがある内容なのだけれど、まとめて読んだらそれはそれで面白かったです。
川上さんが現在、正直に言えることを言ってる内容だと思います。また、ちゃんと先のことを考えられているのだなあという部分もありました。(後付のことも多いみたいですけど。)
漠然としたことしか書けませんが、そういうことが大事なんだなあと、感じ取りました。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4837480.html
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去年たまたま12万5000人が参加したニコニコ超会議3に行ってみて、夜の部のニコニコ超パーティーで、MCの煽りに合わせて「ラブ!スマイル!カオス!ニコニコ超会議!」のコールが幕張メッセイベントホールに響き渡った時に感じた興奮と感動の源泉に触れることが出来た読書でした。いまさらですがニッポンでは現在凄い革命が進行しています。ニコニコ宣言は、21世紀の船中八策だと思いました。いや、フランス人権宣言か?すいません、旧世代の比喩で。まあ、本書にあるようにこじつけこそが、ストーリーということでお許しを。しゃべれるおたくバンザイ!
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個人的には、ニコニコはあまり好きではない。でも
経営者の川上氏は割と嫌いではない。その川上さんと
Cakesの加藤氏との対談本。
川上氏は、すごく頭が切れて本質的な内容まで
頭で考える。具体と抽象を往復できる非常に
頭がいい人だと思いました。いろいろなマスメディア
にての発言は以前から面白いと思っていましたが。
ただ、惜しむべくところは、やはりご本人も言われ
ているように、根本が”オタク”なので、教養というか
物事を考える際のINPUTみたいなものが足らない
気がしました。
ただ、コンテンツのクリエーターとしての考え方
については非常に高邁な部分があると思います。
愚にもつかない議論を繰り返している人
他者を攻撃して何ものも生み出していない人
何も考えていない人、自分が一番考えている
と勘違いしている人が多い中。。。。
もっと彼らのアウトプット(こういう本であったり
彼らが生み出すコンテンツ・文化)をもっと見るべき
だと思います。
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ニコニコ動画が好きでない。UIがどうにもがさつで趣味が合わないので見る気がしなかったのだが、経営者の川上量生さんには興味があった。会長職にありながらスタジオジブリの鈴木プロデューサーに押しかけ弟子入りしたり、就活のあり方に異議を唱えてエントリーを有料化したりと、その行動には驚かされ、その背景を知ると非常に理詰めで納得させられてきた。本書を読むと、その思考法、論理の立て方がよくわかる。やはりとても頭のいい人なので、説明されるとそれしかないと思えてしまうくらいに簡単な話になってしまうのだが、常人に思いつけるものではないと思う。本人は運がいいだけというが、やはりその直感力と直感を実行するための綿密な検証と論理立ては凄まじい。天才のすることはいともたやすく見えてしまうという好例といえる。本人は否定するだろうけど。
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川上さんという人間の思考が分かった気になれる本。
角川×ドワンゴの話を題材に、「よくわからない存在」や組合せのほうが、ビジネスとして成功しやすいという話は、目からうろこ。まさしくそうだなあと頷かされた。
その奇抜さ、天真爛漫さは、非論理的なところから来ているわけでは決してなく、むしろ論理を突き詰めたところから来ていることが分かった。
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大変刺激的。読んでいるうちに様々な考えが浮かぶ触媒のような本。特にコンテンツ←→搾取するインフラという対立軸に関する考察、人間の「無駄」な営為の受け皿としてのニコニコ動画というくだり等。ドワンゴが将棋電王戦を主催する理由も判った気がする。
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「人間は、追い込まれないと、自分で考えない」ということは、私の直観に反するものでしたが、考え直すと、そうかもしれない。
川上さんは、「はじめはこう(世間と違い風に)思っていたけど、一周回って、世間が言ってることは正しいと思った」というが、これは、正しい思考回路だと思う。
「新卒一括採用を否定するのは、バカである。」
私は、川上さんのように細かく詰めて考えることができていませんが、この本を読んで、自分がオタクなのだということが分かった。
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自分と全く違う考え方に出会うのは、世界が広がって素敵。その発想はなかった、と思うのに、解説されればとてもシンプルで、あっさり納得できるところがすごかった。
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泣く子もだまるKADOKAWA代表取締 役会長・ドワンゴ代表取締役会長を対話形式で知る一冊。
簡単にいえば、オタク出身でオタクの気持ちがよく分かるリスクテイカーなんだということ。ただし、その理解の深さには愛を感じずにはいられない。
あと、文系理系という分水嶺について非常に的を得た感覚をお持ちなんだなと感じました。「理系は、どうなっているのかに興味があるが、あっているか間違っている かには興味が無い」など。
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この本読むまで川上さんのことはよく知りませんでした。
読んでみるととても視野が広く、論理的な人だなという印象。
やりたいことがなきゃいけないと思い込むのは一種の宗教
ニコ動は博打でなく計算
あとドワンゴ社内の女子マネ弁当制度が面白かった。
ネットサービスの会社なのでエンジニアを一番優先してるかと思いきや、企画の人間も大事にしている点など、論理だけでなく暖かさもある人なんだなと思いました。
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角川ドワンゴ会長の川上量生氏のニコニコ動画についてや生き方や働き方の哲学についてかかれた本。
氏自身論理物理学者になりたいという意向もあって非常に深い心理や論理の話がありました。
常人とは違う考えだと感じることは多々ありましたが、ニコニコ動画という他社には真似できない独自性の強いサービスはこの哲学から生まれたのだということを強く感じました。
本書のなかで印象に残ったのは、ニコニコ動画はクレームを問題としない組織を作ることや思想を持たない場を設けることを念頭に置いて運営されているということや
クリエイターとプラットフォームの関係をよくするためのブランド構築はなるほどと感じました。
また、今後のネット社会を担う上で国家とネットの関係についてグーグルやフェイスブックが支配する世の中になると社会福祉やインフラ整備がなく腐敗していくのでローカルな政府が統治すること、インターネットに国境をつくる規制を国家がすることがのぞましいと考えていること
直感と論理の関係や結論から論理を構築していき、理系では真理を探求し、文系は論理を使えるものにしていくとの考えは深いと感じました。
またドワンゴ時代に起きたクリエイターの大量退職の件や入社試験の受験料の件にも言及されており、非常に氏の考えがつまった一冊だと感じました。
巻末のニコニコ宣言を読んで、テクノロジーと人間についての共存について真剣に考えてると思わせておいて、寝たい欲望と夢との間で作られたことを知ると、滅びゆく人類の歴史のなかで氏なら最期まで抵抗できるだろうと感じました。
凄く深い方だと感じるとともに経営哲学だけでなく、人類や未来まで考えさせられる一冊でした。
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ニコニコ動画の会社(ドワンゴ)創業者で取締役である、川上量生氏の思考法・働き方などについてインタビュー形式で書かれたビジネス・自己啓発本。
彼は、ニコニコ動画の社長でありながら、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに無給で弟子入り(丁稚奉公)したり、KADOKAWA(角川書店)の角川歴彦会長に気に入られて経営統合して後継者になったりと、天才だけど変人なんだろうなと、以前から興味を持っていたので、この本を読んでみた。
読んでみると、発想が斜め上過ぎて、ちょっと常人では参考になりそうもない話が多いけど、共感できるところもいくつかあった。印象に残ったのは、以下のようなこと。
ニコニコ動画の会社経営
・出勤や食事が不規則な社員(主にプログラマ)のために体操服の女性が朝弁当を無料で手渡し(ラジオ体操も)する「女子マネ弁当」
・あえて、ニコニコ動画のユーザインターフェースを使いづらくする(ユーザの共通敵となることで話題を提供)
インターネットメディアのあり方
・ニコニコはメディアとしては思想を持たず「何もわからない」というスタンスで(バカなフリをして)右も左もあらゆる情報を平等に垂れ流す。
・誰でも作品を発表できる場ができクリエイターになりやすくなれば(オープンになれば)なる程、作品の多様性は減っていく(競争が激しくなり最大公約数にウケるものが氾濫するようになるため)。
働き方
・日本の賢い人は、あまり働かず楽して儲かる仕事(省庁・商社・金融業界)をしてる。頭悪い人は夢を追いかけて「やりたいこと」をやろうとする。川上氏は、それがバカなことだと分かっていて、バカを一生懸命にやる『愉快犯』でありたい。
・バカな馬ほど良く走る。賢い馬は肉になる。
・新入社員試験に受験料制度を設け、今の就活状況(1人が何十社も気軽にノミネートして受験するせいで、ほとんど不採用)に一石を投じる。
論理思考
・川上氏の語る「理系と文系の違い」が面白かった。
「理系は論理を使って、世の中の真理を探す。文系は先に自分なりの結論があって、世の中を動かすための手段として論理を使う。」
理系と文系それぞれに論理的で賢い人は存在するが、お互いに話がかみ合わないことが多いのはそのため。
感じたこと
・川上氏は、とにかく論理的で理系でヲタクで人と違う発想をする人なのだけど、基本的には怠けたい・競争をしたくないという性格らしい。何故そんな人がここまで成功できたのかというと、やはりニコニコ動画に参加し、それを面白がる日本人のヲタク文化・ポップカルチャーという風土があればこそなんだと思う。
・ニコニコ動画(ドワンゴ)は、無機質で人を孤独にしがちなコンピュータ・ネットを、人と人・人と社会をつなげるプラットフォームとして提供し、今よりも面白おかしい社会へ変えてくれるかもしれない、貴重な会社なのだと感じた。今は若者・ヲタクの中だけの閉じた世界かもしれないけど、KADOKAWAとの統合で今後どのようになっていくのか。注目したい。
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川上さんってすんげ頭いいなって思ってた。論理を突き詰めるし、話面白いし、自分が本当に信じていることしかしゃべらない人だよな。
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ドワンゴ会長の川上さんのインタビュー集。
この人を見ていて思うことは、技術や知識に明るいこともそうだが、洞察力、思考力、表現力が抜群に高いということ。また、理系出身らしく自説を論理的に伝えるのが得意である。書籍の内容自体も秀逸で興味深かったし刺激的ではあったが、それ以上に、1つのテーマに対する着眼点、分析の仕方、そして表現の仕方などに唸らされることが多かった。私などは普段多くの情報に接しても、それらの情報を大して考えもせず鵜呑みにしてしまい、疑いを持たず、そのまま取り入れてしまうようなところがある。しかし、彼はそのように一筋縄で納得する人間ではない。常識とされているようなこと、世間で言われているようなこと、当たり前すぎて誰も目を向けない所にスポットを当て、分析を加え、確固とした自説を組み立てていく。
ホリエモンにも似たような所があるが、共通点としては「自分の頭で発想し、思考し、行動する」ということに対して不安を感じていないように見えるという点ではないだろうか。その説が正しいか、違っているかなどは問題ではなく、自分なりのスタイルを確立しているところである。川上さんがいる限り、今後もドワンゴは若者にフィットしたサービスや企画を提供し続けていくだろう。
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ニコニコ動画の視聴者層が平均年齢21歳、視聴している中でもコメントを投稿している人の平均年齢が14歳と聞いて、ニコ動の根本を知りたくて読んだ。
ニコ動に関しては自分も黎明期からのユーザーとういこともあり、詳しいつもりでいたが、あの意味不明な改悪と揶揄されたアップデートや、ドワンゴ内で行われていたユニークな施策に関しての認知は甘かったと感じた。
川上さんの考え方は非常に理系的でありながらも、オタクが持つ闇の部分を押さえているため、妙に人間味があると思う。世間ではオヤジキラーと称されるなど、出世上手な人間なのかと思いきや、変に取り繕わないところからも、尋常じゃないオタク臭が放たれている。
人材育成など、自分の現状と合わない話も何故か見入ってしまう一冊でした。