紙の本
言葉についてまじめに書かれていると思う
2017/06/17 13:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースやCM,ツイッターなどなど見聞きした言葉から魚肉ソーセージの袋の文字まで、「妙に引っかかる」言葉、違和感・・・からこの違和感を紡ぐものについて突っ込みを入れる。例えば「やめろし」の語尾「し」については「ツッコミ化」と解説。「なでしこジャパン」と「東洋の魔女」を対比させるくだり、フェイスブックのの「友達がいません」はなぜ「友達はいません」ではないのかなどなど。「言葉」に焦点を当てた時事ネタだが、日本語についても勉強になる。勉強になるなどというと堅そうだが、全然「おかしい」のだ。違和感「あるある」ネタだからな・・・
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ひとつひとつが短いのでとても読みやすいです。
1日ひとつずつとかで読んでいこうかなーと思っていたのですが、気がついたら1日で全部読んじゃってました。
知らない話題もあったけど、おおむね私が日頃「こうだなー」と思うのと能町さんのお考えが一緒だったので、なんか嬉しくなりました。
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時事ネタの頃を思い出してフフッと笑いを誘われました。
週刊誌の紙面では1頁の1/3ほどでしたが文庫本にすると2頁になるんですね。
まとめて読むと前を受けての話題などをより楽しむ事ができました。
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芸能人の結婚報道にサラッと何気ない顔で割り込んでくる「妊娠はしていない」のフレーズ、濁音が2つもあってパワフルすぎる「激太り」、どっちなんだかわからない「元・現役東大生タレント」の肩書き、叶姉妹のブログで見つけた「珍し超ハイグレード」という小学生ワード、テレビの流行に気に入らないことがあると出てくる「ナンシー関だったらどう論じただろう」の聞き飽き感……。
ニュースやCM、芸能人ブログやツイッターなどで見聞きした一言から、ペットボトルのラベルや魚肉ソーセージのパッケージに書かれた文字まで、日々の生活の中で目や耳にして妙にひっかかった言葉の数々。その言葉から漂う"モヤモヤとした違和感"の正体を、能町みね子が明らかに!
ひとつの「言葉」につき約700文字の短さでズバッとロジカルにまとめた文章は、もはや名人芸。「思わず笑って膝を打つ」と大好評、「週刊文春」の人気連載コラムが文庫オリジナルで登場!
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「目の付け所」一発勝負って感じ。
書かれていることはしごく真っ当で、
無駄にあおったり拗ねたりもしていない。
週刊誌の連載エッセイの文庫化だが、
文庫にしても一回分見開き2ページ弱。
いかんせん分量が少ないので、
テーマによっては「消化不良」や
「尻切れトンボ感」が感じられる。
肩肘張らずに気軽に読めるので、
電車での短時間の移動中におあつらえ向き。
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著者はなんと、ヨルタモリの人でした。
日常の何気ない違和感を、うまく言語化しまとめる作業をそつなく(じゃないかもしれないけど)こなしてしまうところはすごい!教養の高さも感じた。
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1つ1つが見開き1ページで終わるので、サクサク読めた。
時事ネタが多いので、「あー、こんなことあったなー」と思いながら読む。
乙武さん、レストランと揉めてたけどこの後不倫暴露で大変なことになるんだっけなー、とか。
能町さんが「プロ彼女」について初めて言及したのもこれ。
個人的に一番ウケたのは、海老蔵の「猫関係ないです。」ってやつ。
さすがに今は消えてる、多分。
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201501/主にネットで見聞きした言葉尻をとらえて著者視点で語るエッセイ。著者視点といっても、モヤモヤ思うことをうまく言語化してくれてるカンジで読みやすく面白い。「お話はよく伺っております」に近いジャンルかな。
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鋭く的確な指摘にスッキリできおもしろかったが、ちょっと無理があるようなっていうのも正直多かった。これだけ多くの言葉尻が気になる著者はすごい。
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能町さんの著書は初めて読んだが、すごく言葉を深読みする方のようだ。
誰かが発した言葉の裏側を、たぶん発した本人よりロジカルに考え、
その言葉尻から隠れた本心を探るのがお見事。
いいとこ突いてるなぁ。
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言うまでもないけれど、ここは「母」というべきです。
他人の母親を呼ぶ時は「お母様」などの敬語で、
自分の母親を呼ぶ時は「母」とへりくだって。
これは小学校で習う尊敬・謙譲語の基本です。
電車の宙づりポスターで、AKB48メンバーの三人が「こんどの都知事は、私が選ぶ。」とか言っています。
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こんなことぬかしてますけど、みたいな何処か蔑むような粘っこい著者独特の視点が良い。
ただ、ことば尻をつつきたいのは分かるけど、それに囚われすぎて、何か少し厭味ったらしさの味付けが濃すぎる気も。、
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週刊誌の連載をまとめたもの。もう数年して読み返した時が楽しみ。
個人的には「女の子が急にマニアックな〜」がまさにそれ!だった。
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少し前の話なのに、懐かしく感じる時事ネタ(^^)もっと毒舌なのかと思っていたけれど、意外に普通(^^;)そして納得して共感できる!
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昔、くすぶれ!モテない系を読んでいた。
が、それが、あの能町みね子、だとは気づいていなかった。この度、あー、あのテレビで見る能町みね子なのね、とやっと認識しながら読んでみる。
よくあるコラムニストの世の中批評エッセイですが、好きなタイプであることは確か。
目線や考え方は、好きなタイプです。
2015.09.13
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著者のような賢い人と喧嘩したら100%負ける...!
(褒めてます!)
著者が執筆当時に目にした言葉、フレーズから感じた腹が立った事、ゲスい気持ちで見てた事、心底感心した事。様々な感情をコラムにしてまとめた本。
こだわらなければ少しモヤっとするくらいで通りすぎていた言葉達を怒涛のロジックで解説してくれ、最後には大納得。
1つ1つの言葉の解説をちびりちびり大切に読みました。
「とっても大事なご報告」、「色々な人が考えるきっかけになるといいかなと思うよ!」が特に良かった。
でも最後の「あさイチ」の話が一番好きだなぁ...。