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チェック項目12箇所。本書を通じて、人生をど真剣に生き運命を切り拓いてきた人の英知の言葉に触れ、自らの人生を向上発展させていく人の一人でも多かからんことを祈念して止みません。社風というのは何とはなしにできてくるものですが、実際には、企業の中にいる従業員が醸し出す心の反映なのです、あるいは、授業員が持っている意識がつくり出しているのが社風です。「どうしても成功したい」という強烈な思い、持続した思いというものが成功に導いていきます、しかし、自分自身のエゴを源にして出た思いだった場合には、一時的な成功はしますけれども、永続的な成功はしないのだろうと思うわけです。自分自身だけよければいいというエゴ、本能心から強い思いが出てくると、それは主観的で利己的な心ですから、それを達成するためには、必ず迷惑をかけていきます、他人を踏み台にしたり、いろいろな方との摩擦を起こす、つまり周囲を犠牲にしながら成功していきますから、必ず反作用が出てきます。トップが本当に「こうあありたい」と描く思いが理念になり、その理念を常に社員に話すことで、社員がようやくそれを信じてくれる、トップが持っている思いというものは、大変大きな影響力があります、同時に、社員みんなが持っている思いが会社の雰囲気、社風をつくるわけです。企業が儲かるか儲からないかではなく、ましてや自分が損か得かということでもなく、人間として何が正しいのかを基準にして判断をしていく、またどんな障害があろうと、その正しいことを貫いていこうと思うと宣言したのです。人間として正しいことを基準にして、物事の判断をすべきであるということです、それは損得勘定でもなければ、戦略戦術論でもありません。才能がある人ない人、そして障害を持った人、いろいろな人が世の中に生まれ出てきて、その人たちが皆、世のため人のために尽くすことによって社会が生まれていくようになっているのです、それなのに、いくら才能があるからといって自分の才能を全部自分のために自由に使ったのでは、世の中は不幸になってしまいます、才能を私物化してはいけないのです。従業員が喜ぶようなことをしてあげれば、従業員はさらにハッスルして頑張ってくれます、だから会社はよくなります、お客さんに喜ぶようなことをしてあげれば、お客さんは会社を応援してくださいます、だから会社はよくなるのです。私たち一人ひとりが生まれてきた人生の目的が、世のため人のために尽くすことです、仏教では一燈照隅といいますが、どんな人でも何がしかの素晴らしい役割を持って生まれてきたわけです。人生の目的とは、「心を高める」ことです、「心を純化する」「心を浄化する」「人間性を高める」「人格を高める」、すべて同義語ですが、これらが人生の目的です、波乱万丈の人生で、さまざまな現象に遭遇し対処しながら、人間性を高め、自分自身の魂を磨いていく、これこそが人生の目的なのです。足ることを知らない欲望を貪欲というのですが、貪欲を含むさまざまな煩悩を抑えるのが、持戒なのです。
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第一講「心と経営」とあるように、稲盛さんが心・魂に非常に重きを置いていることに驚きました。
人として正しい選択をすれば、正しい結末に導かれる。
本気で信じれば、思いは叶う。
一般的なビジネス書に書かれているような事でも、稲盛さんの経験談から発せられると、説得力があります。
仕事に活かすのみならず、人は何のために生きるかなど、人生観を考えさせられる一冊です。
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人のために何ができるか、何をすべきか、今一度問い直しながら生きていきたい。やることが利己主義に陥っていないか。
努力とは自分のためではなく、人のために行うものなのだ。
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17518070
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人生の節目、絶妙のタイミングに読み、実に心に染みわたった。
今後も「自然と頭を下げられる人」になりたい。
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善き思い、善き行動がヒトを幸せにする。成功の要諦というよりは、ヒトは何のために生きるのかを考えるための本である。スピリチュアルに繋がることは大きな力の原動力になる。
最近読んだWeb記事に、怒りがイノベーションを加速するという内容のものがあった。スティーブ・ジョブズ、本田宗一郎などが思い浮かぶのではないだろうか。この本はその怒りを善き思い、善き行動にすることを実践した稲盛和夫の言葉は心に響く。
無心についても身が引き締まった。NTTに挑戦するところのくだりは、善き思い、善き行動がなせる話である。かたや我々は、クリームスキミング、つまり美味しいところだけに参入してくる彼らを敵対視していただけで彼らの想いには全く関心を持ってはいなかった。我々はその時に私心無かっただろうか。
何かを成し得るには、それに集中することは必須である。この本は迷う自分を認め、次に進むために必要なことは何かを伝えてくれている。
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稲盛和夫の過去の講演会での講演内容をまとめた本ですが、相変わらずのブレない思想に基づいた内容で、六波羅蜜や忘己利他(もうこりた)、善い行いをする心がけの大事さという人間として当たり前の心がけの尊さを繰り返し説いた内容となっておりました。稲盛和夫の本を読むたびに一所懸命、善いことに全力で取り組もうと思い知らされるのでした。
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自分の考えていることが、長期的に結果に影響していくということが、稲盛さん言葉で言われると人生とはそういうものなのかと。日頃からどう思い、行動していくのかが大事ですね。
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「心に描いたものを実現させるために必要なものは思いの強烈さと持続性。一点の曇りのない思いが必要なんだ。自分自身のエゴから出た思いは一時的な成功はするだろうが、永続的な成功に繋がることはない」
因果応報の法則も新しい視点でした。そして人生の目的は人格を高めること。そのためには誰かのために尽くすことが必要条件である。今自分の勉強していることは、将来社会や自分の家族や友人のためになると思ってこれからも頑張ろうと思う。
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27歳で京セラを起業しJALの再建まで手がけた稲盛和夫。
その経営のあり方について、自身の講演を書き起こしたもの。
経営も人生も自分の心が反映される。
経営者には哲学が必要。
六波羅蜜の考えで心を磨く。
肉体は亡くなっても魂は生き続ける。
感謝の心をもつ。
一つひとつ丁寧に接し、取り組むからこそ、人望がある人となるのだと思う。
読む時によって解釈が変わるのかな。
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私は、見えざる部分と見える部分を比べれば、見えない部分の方が、経営にはより大きな影響力を及ぼすと考えています。(p24)
この一文を読んだだけで、読んで良かったと思えた。
トップの思いが一番大事なのですが、同時に、従業員のみなさんの思いが集積されたもの、積分されたものが、その会社の運命を決める(p46)
ああ、あんた花してはりまんの。わて河合してまんねん。(p82)
人生は、運命と因果応報の法則というたった二つの法則でできている。善いことに合おうと悪いことに合おうと、どんな現象にあっても、その現象に感謝すること。
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第一講
心と経営について。
善き動機とプロセスが事業を続けていくうえで重要だという話。頭で理解することは簡単ではあるが行動に落とし込むのが、かなり困難である。自分に対する戒め。目には見えない思いを大切にしたい。
第二講
経営者にとっての哲学。哲学=人生観。
拝金主義や利己主義の危険性を述べ、人として正しいのかというところを突き詰める強さには驚嘆した。自分が持っている才能を生かして世のため人のために動くことで物事が良い方向に動くとのこと。宇宙の法則と利他の精神を繋げていく壮大さが印象に残っている。
第三講
運命を受けいれたうえで、善き行いをしていくこと。
第二電電を設立した当初の話はとても興味深かった。NTTという巨人が立ちはだかるなかでも「世のため人のために」という精神をどこまでも追求したこと。NTTに勝つというような利己的な心ではないことに感銘した。
第四講
人生の目的は心を高めること。
運命を縦軸、因果応報を横軸として考える。この二つの法則の重要性。
如何なる困難にも感謝し、希望を見出す姿勢を本気でできるか否か。これを理性にインプット。ここでも、善き思い善き行動をすることに軸を持っていた。シンプルにリスペクト。また、社会で尊敬されている方はロジカルシンキングをかなり鍛えたうえでアートを描ける人が多い。
第五講
不平不満は人生を悪い方向にしか進めない。
頭で理解しても行動に移せる人は少ないであろう。現に、私もその一人。稲盛さん自身の原体験を通して、それを語っておられたのが印象的。人生の美しさへの拘りも興味深い。
第六講
謙虚にして驕らず。感謝の心をベースに生きる。
自分の人生に関わっている人々への感謝が溢れていた。とても波乱万丈な人生への感謝は尊い。
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人生の目的は心を高めること。
動機は善なりや、私心なかりしか
六波羅蜜を実践する
感謝の心を持つ
当たり前の様に感じるの事であるが、本当に理解して実践するのは難しい。自分の指針として常に意識していきたい。