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紙の本
怪異話が好きな人にはいいのだろうけれど…
2015/08/23 20:50
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この世ならざる者、すなわち怪異が現れる家を「営繕かるかや」が修理する。そうすることでそこに住む人は怪異と折り合いがつけられるようになるーという話。「営繕かるかや」の尾端はいつも話の最後のほうで出て来て怪異に悩まされている人を助ける、という役回りで、各話の主人公はあくまでそれぞれの家に住む人だ。登場人物に共感しながら読むとかなり怖い思いを味わうことになりそうだが、私はあまり怪異話が好きでないこともあり、さっと読んだのでそういった感じはあまりしなかった。家の情景描写などはうまいと思うが、それ以上にアピールしてくる部分は特になかった。
紙の本
幽霊退治ではない
2015/02/04 14:02
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投稿者:みとみと - この投稿者のレビュー一覧を見る
小野不由美のファンです。しかし、怖い話が大の苦手でもあります。
なので、この本も読もうかどうしようかずーっと迷っていました。だって、内容紹介を呼んだだけでもう半端なく怖い気配がひしひしと感じられる。
そして、実際に読んで「やっぱりちょっと怖かった」。でも、ただ怖いだけではなかった。
どのお話でも、怪異をただ悪いものとして退治はしません。そのままでは、暮らしていくのに障りがあるから、なんとか住む人が辛くないようにする、といった感じです。
そのため、読後感は怪異がなくなってすっきり爽快というのではなく、なんだかしんみり、切ないというほうがぴったりきます。
読む前に心配していたように、眠れなくなるほど怖いというわけではありませんでしたが、なんとなく肌寒くなるような空気感。
ただ「雨の鈴」は本当に怖かった。「よくわからないもの」が怖いんだなーと心底実感。しばらくは鈴の音は聞きたくないです。
紙の本
土地の怪
2017/03/23 16:18
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴーストバスター系の話ではなく最終的に怪異の大元が叩き潰されるわけではない。怪異にあった人の前から問題が消えるだけで 怪しいものは変わらず存在し続ける。終わるわけではない。これはかなり怖い事なのでは?
紙の本
場所の怪。
2017/02/05 17:12
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わってから表紙を見返して、それぞれの短編とリンクしていることに気づくとぎくっとする。
狂言回しのように出てくる営繕屋の名前がタイトルと呼応しているのもいい。
文章だけでなく装丁にまで、隅々に神経の届いている一冊だと思う。
紙の本
小野さんらしさのあるホラー
2015/12/31 00:56
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投稿者:いずみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
家にまつわる怪異話。不気味さの中にどことなく寂しさも漂わせているところが小野さんらしいな、と思いました。
装丁が「蟲師」の漆原さんだったので、双方のファンとしては嬉しい組み合わせでした。
紙の本
いわゆる『ホラー』ではない
2015/08/13 17:01
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投稿者:jugemu - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体的に、ぞわぞわと薄ら寒い空気。
ですが、どちらかといえば切ない感じが強く、
それほどの恐怖はありませんでした。
読後感はなんとなくやさしい気持ちになれるような、不思議な6篇です。
営繕屋・尾端のちょっとおっとりしたキャラがいい味出してます。