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名作挿画(さしえ)全集 1〜6・別 7巻セット

名作挿画(さしえ)全集 1〜6・別 7巻セット みんなのレビュー

  • 上笙一郎 複刻版編集
  • 出版社:大空社
  • 取扱開始日:2014/10/30
  • 発送可能日:購入できません
  • 商品タイプ:セット商品

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2014/12/14 13:39

投稿元:ブクログ

きみかへす朝のしき石さくさくと雪よ林檎の香の如くふれ
 北原白秋

 以前、札幌在住の中村嘉人氏の「大衆の心に生きた昭和の画家たち」(PHP新書)を読み、江戸川乱歩や吉川英治の小説の人気に、挿絵の魅力がいかに貢献していたかを教わった。

 挿絵は、文学作品等に「挿しはさまれた絵」のことだが、同時に、身近な絵画芸術とも言える。美術館に足を運ぶ余裕のない生活者が、日常で気軽に絵画に出会う機会として、大きな存在でもあったのだ。

 この秋、1935~36年刊の「名作挿画全集」全12巻が、付録「さしゑ」全12号とともに復刻された。躍動感あふれる挿絵が、樋口一葉や菊池寛らの小説をよみがえらせており、楽しみは尽きない。

 詩や短歌の傍らにも大きな挿絵があるが、掲出歌、人妻との恋の一夜が明け、朝に返す「きみ」=女性の身なりを、どう想像されるだろうか。私は、着物姿の小柄な女性像を想像していたのだが、挿絵画家の山六郎の解釈は、大きく異なっていた。

 山六郎は、大正・昭和期に活躍した装丁家で、大正末期の雑誌「女性」や、平凡社、新潮社で挿絵も手がけた人物。この歌のモノクロの挿絵は、礼拝堂のような建物の前景に、雪を宿した1本の木。その左に、黒い帽子、毛皮つきのロングコートにハイヒール姿のモダンな女性が、決意を秘めたような表情で立ちつくしている。足元には、誘惑するような1個のリンゴ。なるほど、西洋ふうのそんな解釈もあったのか。

 図書館等で、ぜひ実物をご覧いただきたい。

(2014年12月14日掲載)
※高額なものなので、ぜひ図書館にリクエストを!

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