紙の本
一冊で二度おいしい。
2020/06/17 07:51
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リスク対応の方法を感染症への対応例を通じて学べました。
リスク対応と感染症、ふたつを知ることができて一冊で二度おいしい。
電子書籍
読んで良かった。
2020/03/16 18:18
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投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイムリーに読めて良かった。新型コロナウイルスがどうなるか分からない、20200316の今日読めたことは私にとってはありがたいことだ。
紙の本
医療本と間違えて買いました。でも、ためになりました
2020/05/18 14:43
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、過去に起こった感染症を振り返って、新型コロナウイルスの詳細を著す、いわゆる「医療関係の本」と思い込んで購入しました。読んでみて、思っていたのと内容が大きく違ったので、「間違えて買っちゃった」と思いました。
しかし、読む価値のある内容で、大変ためになりました。要するに、感染症が社会問題になった際、医者はどう世の中に説明すればいいのか、そのノウハウを詳しく著した内容です。終始冷静さを失わない著者の文章に、著者は本当に大人の対応ができるのだなと感心しました。
「講習会でのプレゼンに備えて」などといったことが事細かに書かれており、当書は一般のサラリーマン向けのビジネス本として大いに役立てるでしょう。ビジネス本として、多くの社会人の方々に読んでほしい1冊です。
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岩田健太郎の新刊。
リスクマネジメントにおける、リスクコミュニケーションについての入門書かつ実用性の高い書籍。
リスクコミュニケーションにおける勘所がコンパクトにまとまっている。
断言口調を使わずに、いろいろな可能性についてその重み付けも考慮しながら書かれているところが良いです。
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14/11/22。
11/27読了。あとがきで、岩田先生が書きやすかったと述べていましたが、読む方もたいへん、読みやすかったです。医療におけるリスクコミュニケーションのまさに入門書。
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リスク・コミュニケーションで必要な考え方、スキルなど幅広く網羅。普段から使用可能なスキルもあり、医療に関わる人だけでなく、多くの人に読んで欲しい一冊
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感染症をテーマにして、リスクコミュニケーションを実践的に解説しています。
著者さんはリスクコミュニケーションの専門家ということで、「自分は優秀ですごいことを言っているんだぞ」ということを全面的に押し出しながら、効果的なリスクコミュニケーションの方法を解説しています。
具体的なアドバイスが多数散りばめられていて、かなり実践的です。
リスコミに限らず、記者会見とか不特定多数の方に話をする機会がある人には、なかなかに役立つ内容です。
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根幹の部分は全くブレがなくて、でも読む毎に勉強になる内容を、分かりやすく平易な文章で表現されていて、今回も一気に読んじゃいました。プレゼンの方法とか目的とかについては、分かっちゃいるけど実践できてないことばかりで…かといって一朝一夕に出来るもんじゃないから、ひたすら鍛錬あるのみ、ですね。対象の大小を問わなければ、生きている以上、何らかのリスコミが必要になる場面は数多ある訳で、そういうときに、ここで読んだ内容が少しでも活かされるよう、心に留めて生きたいと思います。
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新書なのに,想定読者が医療者…?不思議なコンセプトではあるけど,リスコミ全般についてまとまってるので一応一般にも有益。正しい情報を伝え,パニックを回避し,リスクそのものを減らしていくコミュニケーションの方法論。
日頃のコンセンサス・コミュニケーションと緊急時のクライシス・コミュニケーションを区別すること。科学的に正しいことを言うだけではなく信頼を勝ち取ること。感情的になる聞き手を否定しないこと。マスコミと良い関係を築き,うまく利用すること。リスクへの対処という目的を見失わないよう常に心掛けること。
どれもごもっともな指摘。ただいちいちちょっとウエメセなのが気になる人もいるかも。あと,度々出てくるSTAP批判批判は要らないんじゃないかなぁ,とか。
第一章のリスコミ総論がほとんどの分量を占めていて,第二章の各論が実践編。ここ20年話題になった六個の感染症についてケーススタディするという寸法。扱うのは,エボラ出血熱,西ナイル脳炎,炭疽菌,SARS,新型インフルエンザ,デング熱。
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良書。
英文を直訳した教材は、いけてない。自分の言葉にしなければ、人の心に届かない。コミュニケーションは、人の心に届くことが重要。
日本では、やりましたで満足する傾向がある。チームを作って会議をするだけ。結果を得ることが目的だ。
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プレゼンのノウハウといった戦術面もかなり丁寧だが、それよりも、戦略、すなわちコミュニケーションの確立といった目的を重視した書籍であり、医療関係者のみならず、組織において対外的な役割を担っている人には読む価値が大いにある。
些末情報に翻弄されて本質がおろそかになる例:
「レンガがある。その横にレンガがある。その隣にも、その上にも、そのまた上にもレンガがある」→東京駅
恒常的な問題に無関心である喩え:
人が犬を噛んだ場合の対策マニュアル、講演、チームの立ち上げがされ、その間、犬は人を噛み続ける
P246-247.トンデモ主張における一定の戦略
「ワクチンは100%安全とは言えない」(ゼロリスク追求)
「私には効かなかった」(アネクドータル(逸話的))
「ワクチンはナチュラルではない」(天然、自然志向)
「病気にかかって免疫をつける」(複数リスクの相対的評価が出来ない)
「ガリレオだって異端」(ガリレオ作戦)
「ある学説によると」(情報の出所の不確かさ)
「彼はいい人だ」(情に訴える)
「業界の陰謀だ」(陰謀論)
日本人だけ特別ダメ、という論調はたいてい間違ってる。日本人だけ特別優秀、という論調がたいてい間違ってるのと同じくらいに。
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本書はパニック時にいかに効果的に情報を伝えるかということを考えた「リスク・コミュニケーション」の入門書。感染症を題材としているが、リスク・コミュニケーションが応用できる範囲は医療分野に限らず、企業広報やパニック時の友人とのコミュニケーションなど多岐にわたる。また逆に、パニック時に聞き手としてどのような情報に着目すればいいかということを本書は教えてくれる。広報担当者のみならずすべての人にお勧めしたい本。
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感染症によって起こるパニックと対峙するためのリスク・コミュニケーション入門。
感染症のリスクをどう捉え、伝えるべきかを考える。
医療を題材の中心に据えているけれど、パニックを誘発する災害も視野に入っているので、医学に関わらない自分でも学ぶところが多かった。
以下、気になったところのまとめ。
1 聞き手の存在を意識したコミュニケーション
コミュニケーションは手段であり目的。
六何八何の原則のような一方方向の情報伝達の原則やテクニックにばかりこだわるよりも、聞き手は何者でどこまで知っていてどのような情報を必要としているかといったような相手の存在を意識することが重要だ。
⑴ 効果的なコミュニケーションを行うための3つのポイント
(ア) 聞き手の対象分野への理解・知識、問題意識の把握。
(イ) 本質を捉え、妥当性の高い状況把握
東京駅の描写
「レンガがある。隣にもレンガがある。その隣にも」
よりも、
「目の前に大きなレンガ造りの駅がある」
(ウ) 目的を意識する
アウトカム(結果)の設定。
(2) メンタル・モデル・アプローチ
聞き手の明確化。
聞き手がどのようにリスクを捉えたかを明らかにし、そのメンタル・モデルと専門家のモデルを比較することでリスクに対する意識のギャップを埋める。
2 三位一体
(1) リスク・アセスメント
リスクの見積もり。
「リスクが起きる可能性」と「起きたときの影響の大きさ」
(2) リスク・コミュニケーション
(3) リスク・マネージメント
具体的対応。
を三位一体で行う。
予測が外れる可能性を考え、アセスメントは幅を、マネージメントは複数の選択肢を用意すること。
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冷静で現実的な示唆に富む良書。感染症、医学を取り上げての対処策を示しているが一般化することでビジネスや日常生活にも活かせる。
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はじめ3分の1くらいは役に立つ気がしたが、それ以降は「私はこうしている」という内容ばかりでなんだか疲れる