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ブルース

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みんなのレビュー42件

みんなの評価3.7

評価内訳

42 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

かっこいい男とは・・・・

2015/05/22 12:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:@ゆう坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者とのサイン会で買った書籍。かっこいい男をテーマにしたそうです。場所も釧路。同姓として、考えさせられますね!

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紙の本

得意の北海道もの

2015/10/24 17:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

根室のラブホテルの娘として育ち、そなまま「ホテル・ローヤル」を書いて直木賞に輝いた人だけに、彼の地や釧路を舞台にした作品になると生きいきした内容になる。海霧が似合い、霧に閉じ込められて鬱屈したキャラクターが見事だ。闇の帝王にのし上がっていく生き様は、よくできた連作短編だと思う。

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紙の本

影山という男が核になっている連作集。

2015/11/09 14:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれの話の主人公は、立場はちがうがどこか問題を抱えていたり行きづまったりしている女で、その女が影山と何らかの形で関わる。影山に救われた者もいれば、弄ばれた者もいる。けっこう頻繁にセックスの場面が書かれることからもわかるように、影山はその手のことが非常にうまいということになっている。そうやってのし上がってきたこともにおわされている。でも、決してそのことばかりをしつこく書くのではなく、流れで感じ取らせる匙加減がうまい。
全体的に暗い話が多い。でも、時々ぐっとくるのもある。表題作がそうだった。影山の幼馴染が影山に邂逅し、金銭面で助けてもらうのだが、悲惨な境遇で生まれ育ったふたりだからこそ通じ合い、そしてそれ以上深く関わらない空気がよく出ている。

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2015/04/20 08:03

投稿元:ブクログ

女たちの口から語られる影山のすがたは陽炎のように曖昧なのに、様々な時代のどの影山も確かな存在感があり、強烈な魅力を放っている。
哀しみと引き換えに女の欲望を叶えてきた影山の失われた6本目の指は、もしかしたら私のなかにあるんじゃないかと錯覚しそうになるほどの生々しさ。かなしく、切なく、とても美しい物語。

2015/10/31 23:17

投稿元:ブクログ

博人という謎の男と、彼の虜になってしまう女達の物語。
影と魅力と得体の知れない恐ろしさが同居する男。道東の湿った空気と生臭さが博人の存在と繋がっている。
ロンドンやパリ、セーヌ川が出て来ると、とたんに街の匂いも湿った空気感も無くなり、何か違和感がある。桜木さんはやはり道東。

2015/01/24 00:08

投稿元:ブクログ

1人の男性をめぐる女性たちの短編集でした。
面白かったですが、その男性を女性たちが惹かれてしまう理由をもう少し知れたらよかったなぁ、と。
いくらなんでも外見がいいから惹かれた、ではつまらないですからね。

2015/03/24 11:10

投稿元:ブクログ

荒涼とした町に細い影。淡々の爪弾かれる人生。
何がよくて何がダメなのかわからなくなる。
女はしぶとい。

2015/01/31 17:38

投稿元:ブクログ

 前からこの作家に興味を持っていながら、直木賞受賞作すら読んでいない状況で、先にこれはと思う本が出てしまった。連作短編という形を取りながら全体が長篇小説としても読めるこの本、なんとキャッチコピーが<釧路ノワール>。

 釧路を舞台にした小説と言えば、高城高。彼の時代を超越した短編小説群は秀逸で、ぼくはとても好みである。何よりも、感情移入を見せない距離を置いた淡々とした文体に、日本ハードボイルドの始祖の一人と言われる意味を感じ取ることができる。

 さて本書の桜木紫乃も、その意味ではただものではなかった。8作の短編で、8人の女性を通して、一人の男を語らせる一冊となっているのだが、この男の生涯が凄まじい。一作一作の短編に凄みがある。異なる種類の凶器が並べられた危険な陳列台のようだ。それらを通して表現された男が、どのような修羅の人生を送ってきたのであるか、はっきりと表現することはせず、その断面断面だけを、切り口のように見せてゆく。

 男の生い立ちも(おそらくその親の生い立ちも)、小説の中で徐々に露わにされてゆく修羅の道だったのだが、釧路の底の底のような生活から脱け出し、いくつもの怪しげな職業を経て、裏社会の一大人物にのし上がってゆくという、おとぎ話のような成功物語も、陰影の濃いこれら短編作品群の連なりを通して見てゆくと、男の内側の闇の深さばかりが反映されているようにしか見えない。

 こういう不思議なモノトーンのノワールを書き切れる作者の筆力と、敢えて言えば、妄想力とに脱帽させられる。この方向性でさらなる凄みを追及してほしいと思うのは、きっとぼくだけではないだろう。

 ちなみに釧路や札幌の地理を知っていると、楽しみが倍々になると思う。それほど、釧路を知る作家の良さは、この遠き街の独特の匂い、音、港から湧き出す霧、寒さといったものすべてを小説に自然に写し込んでいるので、実は釧路という街がハードボイルドやノワールによく似合う、という新たな発見をかしこに見つけることができるのである。

2016/03/29 23:55

投稿元:ブクログ

★5にすべきか、4にすべきか・・・結構好きw
影山博人か・・・こいつぁヤバいね。
「ストレンジャー」がよい。コワーいけどw
こんな艶のある男に遭遇してみたいものである。

写真がカッコいいな!と思ったら、森山大道だった♪

2015/05/09 23:35

投稿元:ブクログ

劣悪な環境で幼少期を過ごした男はやがて、夜の世界の支配者へとのし上がっていく。その彼がひとときを過ごした女性たちの情と欲の有様を描いた物語です。
ときにあけすけに描かれる情を交わす場面は淫靡でそして刹那的で、あまりに「愛し合っている」という喜びや明るさを感じないものばかりで、どちらかというと悲しさを感じさせます。
うまくいかない人生、思い通りになにひとつ運ばない自らを、ひとときなげうって男に預けているようなだらしなさ、投げやりさが漂います。けれど、ただその世界の残酷さが描かれているだけではありません。そんな打ち捨てられたような日々を送っていてさえ、人はそれでも生きていくという根本的な逞しさ、強さをも同時に感じたのでした。
だから人はこんなに長いあいだ人として栄えつづけているんだろうな…などと、春の陽気の中、どこまでもくすんだ空のある世界を描くこの本を読みつつ思ったのでした。

2015/07/03 02:13

投稿元:ブクログ

指が6本の影山博人。

彼と身体を重ねた色々な立場の女性たち。

濃厚な描写にたじろぐが、新鮮さとリアルさを感じた。

面倒くさいところがなく、ぐんぐん進んで行くのも好き。
権力の使いっぷりも好き。
集中して入り込める幸せな読書だった。

2015/04/30 16:52

投稿元:ブクログ

女たちを次々魅了していったのは、6本の指を持つ美貌の男。
この指が多い、というのがなんとも官能的。
最後まで生き様が美しいのが、いかにも女性の理想。この著者の他作品が断然読みたくなりました。

2015/02/28 11:02

投稿元:ブクログ

指が6本ある男、影山博人と関わりをもった
女たちそれぞれの目線で描かれる
男の一生。
すさまじい過去を持ち
波乱万丈な人生を歩むのだけれど
いたって冷静沈着、クールで
悪なんだけど
困った女性にはめちゃ親切。
なんて魅力的なヤツなんだ。

2015/05/08 00:45

投稿元:ブクログ

エロ描写が多いけど、桜木さんらしい空気感はそのまま。
こういう『繋がりのある短編小説』を書くのが桜木さんはうまい。
ひとつひとつは微妙かもしれないけど、全体の繋がりでみると「うまいなぁ」と、思う。

ひとりの男とその男に関わったたくさんの女たち。

自分も誰かの物語の一部なんだよな、とあらためて気付かされた。


読んでいて色々な個人的なことを思い出して苦しくなって悲しくなって勝手に涙が出た。

沢山の女性と付き合ってきたセックスの巧い男性のことや、昔付き合っていた男性のことを思い出して、恋しくなって悲しくなって苦しくなって一度涙がぽろりと零れたら止まらなくなってわんわん泣けてしまった。

雪山で自殺するイメージやセーヌ川やドナウ川で身投げするイメージが離れなかった。


物語の内容にというのではなく、桜木さんの文章が醸し出す暗さや孤独感みたいなものに、私の心がすっぽりと取り込まれてしまったんだと思う。

相変らず冷たくて閑散とした世界だった。
湖に浮ぶ月みたいな小説。

やっぱり桜木さんの小説は好き。私に合っていると思う。
私が描きたい世界の文章版。


この装幀は小説のイメージに合っていると思う。
人のいない駅のホームというのは内容に沿ったモチーフだ。
モノクロームが似合う感じの小説だった。



人生の断片であり、ひとりの人生の記録である小説。

2015/05/01 20:36

投稿元:ブクログ

内容紹介
外道を生きる孤独な男か、それとも女たちの「夢の男」か――釧路ノワールの傑作、誕生。

没落した社長夫人が新聞の社告の欄に見た訃報、それはかつて焦がれた六本指の少年のものだった。深い霧たちこめる北の街の「崖の下」で生まれた男が、自らの過剰を切り落とし、釧路の夜の支配者へのしあがる。男の名は影山博人。苛烈な少年時代を経て成熟していった、謎めく「彼」をめぐる八人の女たちの物語。

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