紙の本
考えることが重要と分かる
2015/05/03 06:13
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投稿者:アラン - この投稿者のレビュー一覧を見る
大変読みやすく、かつ色々なことを考えさせられる本。前半では、著者のブログが、大人気ブログに育った経緯が書かれ、後半には、そのブログのいくつかのエントリが紹介されている。
今回は、その後半で紹介されたエントリから1つ紹介する。
労働者は、以下4つに分かれると言う。
(1)システムを構想する人(システムより上に位置する)
(2)構想されたシステムに必要となる、機能パーツを設計する人
(3)設計された各機能パーツを製作する人
(4)システムに沿って働く人(システムの下に位置する)
そして、以前「年功序列」が機能していた時代には、新入社員はまず(4)の仕事をやり、だんだんと(3)の仕事、(2)の仕事とステップアップしていったが、今やそれがかなわなくなったと言う。
この構造は、まさに日本型雇用/メンバーシップ型に突きつけられている課題に他ならない。
楠木新氏が「働かないオジサンの給料はなぜ高いのか」では、新卒採用により大量の同期社員を生みだすのに、組織はピラミッド型であり、低成長下で組織が拡大していかないので、昇進できる人が限られると言うが、上記のちきりんさんのコメントと全く同じことだ。
また、中野円佳氏が「育休世代のジレンマ」で、苦労して、会社の仕事と、家事・育児と両立しても、そもそも会社の仕事が、「そこまでしてやる仕事か」と悩む女性が多いと言う。これも、両立に苦労しながら、上記の「(4)システムに沿って働く(システムの下に位置する)」をやり続けて、何の意味があるのかしら?という悩みだろう。
この問題が悩ましいのは、「(4)システムに沿って働く人(システムの下に位置する)」がいないと、組織は成り立たないし、地道な(4)の仕事を経験することが、人材育成につながることである。労務屋さんは、「強いチームはボールのないところ(アラン注:皆から注目されないところ)でのプレーに優れている」と、強いアメフトチームの例をあげ、強い組織は、目立たない部分にこそ強みがあることを説く。
また、2014年8月6日付け日経夕刊の「あすへの話題」欄で安藤裕康氏が、以下のことを述べているが、本当にそのとおりだと思う。
・一見つまらなそうな仕事でも何年も辛抱強く続けて初めて一流になるのが日本の職人芸。
・日本の素晴らしさは、そういう職人芸が様々な分野で社会を支えていること。
・日本製品の成功も、すべてそういう職人芸に支えられてきた。
私の勤務先のある役員は、「若い頃に無数の伝票処理をしたので、今では、不自然な伝票は、一目で分かる」と言っていた。
やはり、日本型雇用/メンバーシップ型を、微修正しつつ維持するのか、抜本的に見直すのかが、問われている。
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【月間200万PV「Chikirinの日記」のすべて】トップブロガーが語るブログの育て方。電子版でしか読めなかった「Chikirinの日記の育て方」にベストエントリ21本を追加。
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<目次>
裏を知る編
第1章 出発点
第2章 ブレーク!
第3章 自分のメディアへ
第4章 今、そしてこれから
表を読む編(ベストエントリ集)
GROWTH
CAREER
RELATION
EDUCATION
POLITICS
BUSINESS
<内容>
有名なブロガー、ちきりんの本。今までの本をほとんど持っていますが、この本は、どのようにブログを始めたかの「裏編」とベストブログの「表編」に分かれています。
若いころから書くのが好きで、日記も付けていたちきりんのとって、ブログはある意味書きやすいもので、その後自分の意見は述べるが、何かに肩入れしないように中して、ブログを運営していき、有名になっていった。その結果、有名な人にインタビューしたり、多くの本を出したり(紙媒体の本については、割と否定的だが…)のことがなかなか魅力的だった。
彼女の考え方、ものの見方にけっこう賛同しているので、後半のベストブログも「へえ~」とか言って読みました。
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今まで読んだ自分メディア構築の本とはまったく異なる視点で書かれていて、新鮮さと考えさせられる要素が盛りだくさんだった。
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期待通りの面白さ。
ブログを運営している人は読むべき本です。
レビューはこちらから!
http://kei-lmnop.com/2014/11/chikirin-blog-strategy-book/
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ちきりんさんのブログ運営についての本ならぜひ読まねば!と思っていたら図書館で発見!順番を待ちましたがやっと読めました。
ちきりんさんのブレない姿勢があらためて素敵だなと思えました。
Chikirinの日記ってこれまで何度も炎上の危機にさらされてきたのに、それでもブレずに自分の意見を書き続けてきたなんて・・・尊敬に値します。ふつう一度でヘコむところなんですが。
書籍化にあたってのブログとのバランス、つまり何を中心に考えるか、あくまでやりたいことをはっきりさせて、メディアのちやほやに踊らされないこと、アクセス稼ぎに走らないところ、見習いたいです。といっても、私はちやほやされる機会自体がないですがwww(ちやほやされてみたーーい。1回だけでいいけどw)
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前ほど刺激を受けなくなっている…なぜかな。わかるけども、具体的に何をしようこうしようという自分なりのアイディアが出てくるとか、自分のいまやっていることにすぐいかせる何がしかは得られなかった。本からというよりは、本を読んでそういうものを自分の中に作り出せるのが読書の良い点だと思うんですが、それがなかったので残念。違いは何だろうなと思いますが、なんていうのかな、今回の本はそういうものではなかったように思います。
ちきりんブログの採録のほうが面白かった。あれが原点だし、その変遷や背景が分かったことだけでも面白かったなと思いました!
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ちきりんさん、ブログを読むようになったのはこの数年。
非常にわかりやすいし、そして考えさせられる。
考えることを好む読者を目指して、とのことだが、それはまさにターゲットなのかも。
で、そういう当初のターゲット層から広げていくためにはこういうアプローチが必要なんだろうな、と。
周りの人が読んで、どんな反応なのか、ちょっと気になります。
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ブログが大きくなると与える影響も大きい。
ブログが大きくなり、オファーが多くなるが、筆者は、楽しめる仕事を取捨選択している。
視点がおもしろく、ちきりんの文章はすっと入りやすい。
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ちきりんさんのブログはあまり読んでいないが、本書の後半でブログのエントリーがそのまま書かれており、それが本当に勉強になった。それぞれの記事に「炎上度」が書かれているが、多くの人がその影響を受け、変わることになってしまう大胆な意見ほど、炎上度合いが大きいことが面白かった。
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ちきりんさんのブログがどのように成長してきたのか、どんな思いでブログ運営しているのか、思いが一杯詰まった本。
『「Chikirinの日記」の育て方』がベースとなっているので、それを 読んだことがある人には知ってることが多いのかもしれない。
http://ayakakingdom.blog.jp/archives/20220034.html
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前半はブログのブランディング戦略、後半はブログの記事が書かれています。
上から目線だなぁと思うところもあったけど、やっぱりちきりんさんの思考力の高さが際立ってました。
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人気ブロガー・ちきりんさんの、ブログ運営心得を知ることのできる「裏を読む」編と、実際の人気エントリ(記事)を掲載した「表を読む」編の2部構成。最初に「どっちから読んでもいいよ」と著者からの助言があったので、ちきりんさんのブログを読んだことのない私は、後半の「表を読む」から読んでみました。
結果、ちきりんさんの意見に賛同できるエントリが多かったし、面白かったので、制作秘話に当たる前半、「裏を読む」を読むことにしました。
そして、予想を上回る理念を持った運営に、ただただ感心。やはり人気ブロガーになる人は、それだけの理想や信念を持って書かれています。
誰にでも当てはまるやり方ではないですが、ブログ上では見せないであろう、運営していくにあたっての考え方と覚悟を知れる内容でした。今度ブログも見てみよう。
そんじゃーね。
(↑早速ちきりんさんのアイコン言葉を取り入れるバカ)
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おちゃらけ社会派ちきりんのブログ「Chikirinの日記」の育て方が前半部、
後半がChikirinの日記で話題になったエントリをまとめたもの。
働くこと、生活のこと、政治のこと、そのときの話題はいろいろだが、それが一般庶民の実生活に近いものだから共感or反感を得やすい。
その議論から、さてあなたはどう考えるのか、となる。
この一冊で、Chikirinの日記ってこんなんなんだなぁ~ということがわかる。
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大人気社会派ブロガー「ちきりん」さんが、自らのブログをどういった思想で運営してきたを述べた一冊。
やはり人気のブログというのは、読者のターゲットと自分の書きたいものが明確だと感じる。
運営していく中で少しづつブログの運営方法も変化していっているが、価値観が明確なのでどんどん人気があがっているのだろう。
自分のコンテンツを作っていくために参考となった。