投稿元:
レビューを見る
薬の作り方を習うシーンが好きかなぁ。
映画でもキキの実家の描写がすごく好き。
あんな風に植物わちゃわちゃ置かれたサンルームに憧れる。
投稿元:
レビューを見る
はじめて読んだのは10代。
どういうときに読んだのかなんて覚えていないし、いくつの時かも覚えていない。覚えているのは、親に買ってもらったこと、それから絵が1巻とは違ったこと、そしてゆたんぽの話。
なのに、読んでいると思い出す思い出す。
そういえば、私は『ゆりのアイスクリーム』にとても興味があって(そら食いしん坊ですから)どんなものか想像を膨らませてはにやにやしていたのを思い出した。大人になった今でもつい想像してにやついてしまった。きっと、とても素敵で美味しいと思う。いいなぁ。
そんな童心に帰る一方で、子供の時には胸に響かなかったものが重くのしかかったりもした。靴を捨てちゃった女の子に靴を届ける話や、お散歩を届ける話。特にお散歩の話は、昔読んだ時にも理解はしていたはずなのに、とても胸に響いた。『死』という言葉を使っていないんだな、と、今更気付く。あれはキキに帽子を届けるのでもお爺さんに散歩の話を届ける(未遂)のでもなく、お爺さんの友達のウミちゃんに優しさを届ける仕事だったんだろうなぁ。と、言葉にするととても陳腐なのがくやしい。
キキも町に来て2年目。友達も増えて、町に受け入れられて、悩んだりうかれたりしながら毎日を頑張って過ごしている。
でも、私、3巻目があんまり好きじゃなかったんだよなぁ、と今更ながら思い出してちょっと二ヶ月後が憂鬱。じゃあ読むなよって感じがしないでもないが、読まないのはもったいない!結局とても楽しみ。
それにしても、文庫で揃えたら、単行本どうしよう。手放すのももったいない気がするなぁ…
投稿元:
レビューを見る
少しずつキキが、人として、魔女として成長していくのが分かる、本当に素敵な本です。子供の頃に読んだら、大人になるって素敵なこと、と思えるような本です。大人が読めば、今からでも遅くないかな、と思えることでしょう。
投稿元:
レビューを見る
②巻はキキが少し成長するお話。
でも、これって続編でるのかしら。
結末がわからない終わり方な気がしました。
それでもほんわかしたので、満点です。
投稿元:
レビューを見る
隔月刊行予定となっている文庫版『魔女の宅急便』第2巻!
第2巻はコリコの町に移り住み町の人達とも解け合い、不安を抱えつつも成長するキキの成長が、一年目とは違かたちで生き生きと描かれている。
『キキ、りんごを運ぶ』の節で、失敗をしたキキに対するおばあさんのコトバが心にしみた。
----------------
にんじん横丁の二番地はすぐにわかりました。おばあさんは、くの字よりももっとまがった腰をベッドにのせて、小さく小さく座っていました。キキは正直におきたことひとつひとつを話し、あやまりました。そのあいだも涙はあふれて、あとからあとからほほをつたいます。おばあさんはうなづきながら、キキのはなしをきくと、しわの中にしずんでしまいそうな目をゆっくりと動かしました。
「おじょうちゃん、おねがいだから、これ以上悲しい顔をしないでちょうだい。これは、はずみでおきたことよ。あなたのせいじゃないわ。」
----------------
キキのホウキで空を飛ぶ能力が衰えていく場面も、この巻。
挫折も成長の源。
そして、あたらしい魔法について取り組むことになるキキの成長が微笑ましい。
次の巻も楽しみだ。
※そうそう、今回もカバーイラストがグッド!
----------------
【内容(amazonより)】
宅急便屋も二年目となり、キキの仕事は順調です。奇妙な病気にかかったカバ、木の歌声、なんと散歩という目に見えないものまで運び、町の人にも温かく迎えられます。そんなとき、一通の黒い手紙を届けるように頼まれ、もしかしたら運んでいるのは優しい気持ちだけではないかもしれないと悩むキキ。魔女としての自覚や自信喪失を経て、人の気持ちを思いやり、人生の大切なものに気づいていく、少女の成長を描きます。
----------------
投稿元:
レビューを見る
ジブリ大好きなので魔女宅が映画化すると言うことで早速読んで見ました。
映画向きというよりは絵本向き?
って感じの、のほほ〜んな短編が続いてた気がしましたが、その中で印象に残ったのは10話の[キキ、さんぽを運ぶ]のお話はほっこり&感動して泣けました。
投稿元:
レビューを見る
キキが人として、魔女として少しずつ成長していくのがわかります。
1冊目より少し分厚くなってますが、読みやすかったです。
読むとますますジブリとは違うなって感じますが、別の作品だと思うと気になりません。
続きが早く読みたいです。
投稿元:
レビューを見る
下のほうに書いてる方がいたので
この話は90年代に単行本として出版され、昨年全6巻で完結した小説です
文庫落ちは隔月発売(奇数月)の全6巻です
ちゃんと続きがあるから大丈夫ですよ
投稿元:
レビューを見る
魔女の宅急便2巻。
最近、本屋で角川文庫の棚の近くにいくと『魔女の宅急便』の小説があることに気が付くと思います。
「へ~ノベライズしたんだ」って思ってたんですが、大間違いでした。
小説→映画の順なんですって。
以前刊行されていたものの、復刊みたいです。
で、小説。
1巻読んだとき、まぁ!もう!メチャクチャ良かったんです。
児童書とのことでしたが、話がしっかりしているし、「仕事とは?」という大人な観点から楽しく読めます。
2巻もテーマは変わらないのですが、もっと深くキキの成長が書かれています。
前半は楽しいお話で、後半はちょっと重たいお話という構成。
重たい分だけ、最後の最後のキキの決断が何とも言えず爽やかです。
魔女の宅急便については、映画も良いし、小説も良いと思いますが、相互に影響を与えているなぁと。
小説を読むとき、キキ・ジジの声は映画の声で再現されて、「あぁやっぱり映画の声はピッタリだったんだなぁ」と気づかされます。
このシリーズは隔月で刊行されるとのこと。
や~2カ月待つのは辛いんですが、何度も読み返せる類の本なので熟読して、3巻を待とうと思います。
あと、このシリーズ、カバーが秀逸。
特に2巻の可愛さったら!!今のところ、2013年のベストカバー賞(僕の中の)です。
投稿元:
レビューを見る
悩んだり、見つけたり、始めたり。
おっさんな俺が読んでも、考えさせられる作品だ。
作者は「ちいさなおばけアッチコッチソッチ」の人。
……最近まで知りませんでしたっ!
投稿元:
レビューを見る
キキやジジがちょっとずつ大人になってきているような気がする。
キキやジジが出会う街の人々もまた魅力的。
投稿元:
レビューを見る
キキが使えるのは飛ぶ魔法だけ。
なのにいろんなことが不思議で暖かくって素敵な本。
「つくるってふしぎよ。自分がつくっても、自分がつくっていないのよ」
コキリさんのこの一言は、きっと以前の自分には理解できなかっただろうな。
続きが楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
キキの宅急便屋さん、2年目のお話。
さまざまな仕事を通じて、いろいろな人と出会うキキ。「物といっしょに、人のよろこびややさしさを届けたい」と思っていた彼女ですが、黒い手紙を届けるよう依頼されたことをきっかけに、「知らないうちに悪いものを運んでいたかもしれない」と思い悩むようになります。キキにとって、自分の仕事をみつめ、自分自身をもみつめる大切な出来事であるように思いました。
そんなキキへ、お母さんのコキリさんから届いた手紙の一節がとても印象的でした。
「どれがいい心から出たものか、どれがわるい心から出たものか、なかなかわからないと思うの。かあさんは、だれにも、それを決める力はないと思うわ」
誰かにとっては素晴らしいと感じる物事が、誰かにとっては劣悪だと感じられることは多々あります。何が善で、何が悪かなど、一刀両断で決めることなんてできない。じゃあ、どうすればいいのか―。
結局のところ、自分自身の価値観や信念を通じて、世界と交わり合っていくしかありません。そんな中で、ひとりよがりにならず、相手を思い遣り、受け止めながら生きていくことができるかどうか。14歳のキキは、きっとそんなことを学び始めたところなんじゃないかなと思いました。同時に、私自身も今一度、大切なものに気づかされた気がします。
作品自体は児童文学的な趣が強いですが、作品にこめられたメッセージは大人が読んでもハッとさせられることばかり。名作たるゆえんは、こんなところにあるんでしょうね。第3巻の発売が今から楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
杖を連れてお散歩する話が好き。
気持ちがぐらつく、上手くいかなくなる、挫折を知って成長する。簡単に言ってしまえばそれが2巻だけど、紆余曲折がある分、物語としては1巻より魅力的。
このまま行くと『赤毛のアンシリーズ』と同じように、主人公はちゃんと成長してる(歳をとってる)のにその実感のないまま読んでギャップにくらくらしそう。
投稿元:
レビューを見る
スタジオジブリ作品「魔女の宅急便」の原作。
ですます調で語られるナレーションが物語全体に温かみを与えている。