紙の本
曹洞宗徳雄山建功寺住職が教えてくれる悩みを解決する坐禅の方法です!
2020/07/10 10:52
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、曹洞宗徳雄山建功寺住職であり、庭園デザイナーとしても知られる枡野俊明氏の作品です。同氏は、禅の庭の創作活動を行い、国内外から高い評価を得ておられる方で、『怒らない 禅の作法』、『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』といった著作もおもちです。同書では、坐禅によって悩みを克服する方法を教示してくれる一冊で、著者は「ただ坐り、呼吸を整える。それが、悩み、不安を幸せに転じる力となる」と主張されています。同書の内容構成は、「第1章 なぜ迷いが生じるのか?」、「第2章 迷いのない人になる坐禅の習慣38」、「第3章 ケーススタディ・迷いを消し去る坐禅の作法」、「第4章 人生が好転する迷わない生き方」となっています。
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ベストセラー『怒らない 禅の作法』第2弾! ただ坐り、呼吸を整える。それだけで、悩みや不安を幸せに転じることができるのです。ざわつく心を鎮める、シンプルな禅の習慣38を紹介。
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曹洞宗の僧侶であり、庭園デザイナーであり、大学教授でもある著者による一冊。
カバーより引用
『禅では、坐る行為そのものだけでなく、坐禅を通した「心の整え方」にも重きを置きます。
心配事にとらわれず、迷いのスパイラルにはまらないよう、坐禅を日常に取り入れましょう。
坐禅ほど、人生をシンプルに、そして豊かにしてくれるものはありません。』
必ずしも何かに迷っているという時だけでなく、夜眠りに着く前、朝目覚めた後などに数ページ読むだけで、心が落ち着く文章が並んでいます。
迷わない心
・「今日が人生最期なら」と考える
志のある人は、自分が死ぬということを知っている。しかし、志のない人は、自分がいつか死ぬという自覚がない」
・早めに眠る
心を安定させ健康を保つには、規則正しく質の良い睡眠をとることが重要です。床に入ってあれこれと考えてしまい、目が冴えて眠れないという人は、考え事は家の中に持ち込まないと決めてしまいましょう。玄関をひとつの「結界」ととらえて、外から家に入ったら、煩わしいことは一切考えないと決めるのです。
迷わない生活
・ひとりになる時間をつくる
頭を悩ます雑音から離れ、ひとりになって自分自身を見つめる時間をつくりましょう。終始人に気を遣い、自分の立ち位置を確保するために奮闘している日常の中で、そんな時間を持つことは、最高のぜいたくではないでしょうか。
・毎朝、決まった時間に起きる
決まった時間に起きるようになれば、生活に1本の筋が通ります。また季節や心身の変化に敏感になり、感性を磨く訓練にもなります。
・「やらないこと」を決める
あなた自身の本当の気持ちが「NO」ならば、無理してやりたくないことをやる必要はありません。気乗りしないことを依頼されたら、きっぱり断ればいいですし、自分の得になるからと心にもないこと言わなくてもいい。自分の気持ちに素直に従い、行動していけばいいのです。
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いいことが書いてある。
禅は実践こそが重要ってことだから、少しでもやってみよう。
思い出にひたるのをやめる★
思い出は美しく見え、失ったものは尊く見える
丹田を意識し、腹を決める。★
数息観★
数を数えることで、呼吸に集中し、「無心」になっていく
背筋を伸ばす★
姿勢を正して口角を上げ、笑顔になると、なんとなく気分が晴れやかになるもの★
空を眺める★
五分でいい。心まで日光浴したような気分になり、何もしない、何も考えない時間の贅沢さに気づく
風の音に耳を傾ける
ひとりになる時間をつくる★
「市中の山居」の贅沢を味わう
当事者になってニュースを見る★
自分だったらどうするか?の訓練でで主体性を育てる。
動中の静(じょう)
歩行禅で感覚をつかむ★
一息禅★
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著者のこれまでの本と基本的なところは同じだと思いますが、忘れてしまっていたこともあり、今回も心に響きました。「他人との比較ではなく自分を持つ」というのも間があくとついつい忘れてしまっていました。
タイトルから坐禅の方法が詳しく書かれているかと期待しましたが、それは最期に少しだけでした。