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紙の本
中上健次氏の世界全開の長編小説です!
2020/06/19 08:34
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数々の傑作を世に問い、また戦後生まれでは初の芥川賞作家となったことでも有名な中上健次氏の長編小説です。内容は、かつて和歌山県新宮市の「路地」で極道の三朋輩の一人として土地を取り仕切っていたヤクザ、トモノオジは、現在はアルコール中毒に冒され三輪崎の精神病院に収容されています。そこに若い衆が訪れ、トモノオジがかつて権勢を誇っていた頃に後見していたヤクザ、中本タイチが殺害されダムで簀巻きになって発見されたことを伝えてきます。悲嘆に暮れるトモノオジは、アルコール中毒の幻想の中で、「路地」に生きた全ての者の生き死にを記憶している、既に死んでいるはずの産婆オリュウノオバを幻視します。中毒の幻想から時折クエに変貌するトモノオジと、オリュウノオバが、タイチの極道の一生を回想していきます。戦後の新宮の繁華街や闇市は、シャモのトモキ(トモノオジ)、オオワシのヒデ、イバラの留の三朋輩が取り仕切っていたのですが、次の世代にあたるカドタのマサル、ヒガシのキーやんも事務所を構え勢力を増していくというストーリーです。その後、一体、どのように展開していくのでしょうか。続きは、ぜひ、同書をお読みください。
紙の本
美しくも呪われた血
2015/11/26 04:03
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
中本に生まれた男たちの破滅的な生きざまが描かれる。容姿に恵まれながらも、みな酒や刃傷沙汰などで短命に終わる。著者の代表作「千年の愉楽」に比べると、1人1人の描写がいまいち弱かった。
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