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言説の領界(河出文庫)

言説の領界 みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.5

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

2014/12/31 21:37

投稿元:ブクログ

非常に短い本だが、コレージュ・ド・フランス講義シリーズのしょっぱなに行われた講演の記録らしい。時期は『知の考古学』から権力をめぐる考察へと重心が移っていく時期で、「管理される言説」という、興味深いテーマで話が進められてゆく。
フーコーによると、少なくとも西欧社会においては、人間たちの<言説>は常に社会によって制限され、抑制されている。こうした権力下の<言説>の背後にあるものは何か。言説結社とか教説のグループという面白い概念を、フーコーは持ってくる。
その後の「権力」の分析は、あとの著作や講義録で展開されることになる。
個人的には、社会的に(共同的に)「管理された言説」というこのテーマを、社会的に「管理された音楽」という方向に敷衍して想像してみると、面白そうな気がした。もちろん芸術「作品」とディスクールは違うのだが、少なくとも表徴的には、「芸術作品」もまた、その場その場の「体制」(国家のではなく、諸階級、グループ、派閥等のそれ)によってコントロールされ、選別され、統制されている面もあるように思えるのだ。

2015/02/19 03:20

投稿元:ブクログ

学生のときに中村雄二郎訳で読んだが、あいまいな表現に煙に巻かれた読後感が印象に残っている。正直、内容を理解できたとは言えなかった。
この新訳はずいぶん印象が異なる。明晰でやさしい。以前よくわからなかったことについて腑に落ちたところがいくらかあった。半分近くを占める解説も助けになる。

2014/12/12 18:01

投稿元:ブクログ

フーコーが1970年におこなった講義録。『言語表現の秩序』を没後30年を期して40年ぶりに新訳。言説分析から権力分析への転換をつげてフーコーのみならず現代思想の歴史を変えた重要な書。

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