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大ヒットアニメーション映画『鹿子の夏』の舞台となった島でイベントを企画するため訪れた男女5人が事件に巻き込まれる。
面白かったが、この作者にしては普通のミステリー。
主人公の女性が抱えてきた思いも活かされていなかった。
アニメオタクたちの気持ちや言動はよくわかるし面白かった。
(図書館)
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らしくない話だけど、飽きずに読めた。ただ、マニアックな思考が必要なのか、動機があまり理解出来なかったのも事実。
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人気アニメの舞台になった島でイベントを開こうとする人達。打ち合わせのために訪れたその島で事件は起きる。言い伝えは島を縛っているのか?
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景観豊かな鳥羽湾に浮かぶ本郷島が舞台となった大ヒットアニメーション映画『鹿子の夏』のイベント開催を実現させるため、木内圭子ら発起人5名は島を訪れる。しかし打ち合わせをはじめた矢先、メンバーの辺見鈴香が変わり果てた姿で発見される…。
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アニメ映画のイベント開催に絡む敵対関係、映画監督と何か曰くがありそうな語り手・圭子の心の裡、映画の主人公が生きて現れたような民宿の娘・彩音、コアな鹿子オタク、などなど、意味ありげな要素があちこちに散らばっている中で起こる殺人事件である。密室でもなく特殊な状況でもない、普通の人々が登場する珍しい石持作品である。そのなかにあって、映画に興味もなく、ただ魚釣りを愉しみに来ている鳴川が、ひとり異質と言えば言えるかもしれない。そしてその鳴川が探偵役として、事件の謎を解き明かすのである。限られた状況から繰り出される推理は素晴らしいのだが、彼の素性がいまひとつよく判らず、圭子との関係も、どうなることやら、な印象なのが、いささか物足りない気もしなくはない。鳴川シリーズにして、鳴川のことをもっと知ることができたら、きっともっと入り込めるのではないかと思う。鳴川シリーズ、ぜひ読みたいと思わされる一冊である。
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石持浅海の新作( ̄▽ ̄)。この作者が孤島モノを書くとこうなるのか。石持作品には、いつもキレキレの推理をする探偵役が登場するけど、今回の鳴川くんは釣り好きで丸顔の、わりと平凡なホームズ。続編があってもいいな。
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石持浅海で孤島ものでというわけで期待しすぎたかもしれません。
テーマがいまいちというのもありますが、折角登場人物が単にコマという以上に描かれていているのにチグハグする印象を受けます。
ロジックはよいのですが。。。何だろうこの満足感の足りない感じ。
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主人公が訪れた島でおこる殺人事件ということでミステリーとしては如何にもな展開ですが、クローズド・サークルというわけではないですし、戦争エピソードや見立て殺人が空振りに終わっています。たとえそれが意図的だったとしても、ミスリードとしても機能していなかったので、しつこいくらい散見させて擦り込ませるべきだと思いました。
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アニメーション映画「鹿子の夏」の舞台となったとある島。そこでイベントを計画する一行が島を訪れ、やがて起こる殺人事件。孤島ものではあるけれど、特に閉ざされたわけではなく、格別変わった感じはしないかなあ、と思ったものの。
タイトルの通り、「身代わり」伝説のある島での殺人が「身代わり」に基づいたものなのかどうなのか。そもそも被害者はその人自身として殺されたのか、それとも身代わりだったのか。「身代わり」というキーワードに振り回されっぱなしで、案外と見抜けない真相。スリリングな終盤の展開も読みごたえがありました。
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石持さんにしてはシンプルな謎解きものと言った感じか。それでも事件の真相がわかると雰囲気ががらりと変わり、なんとなくやるせなさを感じてしまう。
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ドキドキする序章の始まりだったけど、事件の解決には絡まずあっさり終了。
どんな言葉で飾っても、子どもを商業的に使おうとする大人たちは好きになれなかったな。
鳴川さんがあり得ない万能ぶりでも許せてしまうほど唯一好印象。正体不明なので気になってしょうがない。また別の作品でお会いしたいものです。
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石持浅海の独特な感じが、舞台設定とホワイダニットには効果的に発揮されていたと思う。
他、例えば感情描写や会話は、物語上の必然性というか相性が、そこまでマッチしてたということはない。
著者のファンとして、文庫化で購入したことに後悔はなく、読んでよかったが、特別人に薦めようとは思わないくらいの、普通、な出来。
3-
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石持浅海の作品としては、ロジックが足りていない。アニメや戦争や身代わりの話が今一つミステリに絡んでこないし、全体的に話がボンヤリしている印象。
ミステリとしても何故警察が見抜けないのか解らないくらいに意外性が無い。
読みやすい軽いミステリ。
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アニメ映画の舞台となった島で起こった殺人事件。この設定がよかった。謎解きの過程もなかなか。
ただ、石持氏の小説にありがちな動機の希薄さを感じた。幼女趣味がばれたからと言って殺すか?
でも、まぁ楽しく読めたのだからよしとする。
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ちょっと肩すかし。
色々ともっと組み合わさって真相にたどり着くのかと思っていたけど、そうでもなかった。
動機も、うーん、衝動的ということでいいのかな?
映画の話とか、過去の戦争体験とか、それが思いのほか絡んでこなかったから、ちょっと消化不良です。
それなりには面白いんですけどね。