サイト内検索

詳細検索

送料無料(~12/31)

1,000円以上の注文で3%OFFクーポン(1202-06)

hontoレビュー

避難所

避難所 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー27件

みんなの評価4.0

評価内訳

27 件中 1 件~ 15 件を表示

2015/01/29 18:47

投稿元:ブクログ

+++
なして助がった? 流されちまえば良がったのに。3・11のあと、妻たちに突きつけられた現実に迫る長篇小説。乳飲み子を抱える遠乃は舅と義兄と、夫と離婚できずにいた福子は命を助けた少年と、そして出戻りで息子と母の三人暮らしだった渚はひとり避難所へむかった。段ボールの仕切りすらない体育館で、絆を押しつけられ、残された者と環境に押しつぶされる三人の妻。東日本大震災後で露わになった家族の問題と真の再生を描く問題作。
+++

椿原福子、漆山遠乃、山野渚、三人それぞれの事情が語り手を次々交代しながら描かれている。冒頭からいきなり地震とそれに続く津波の描写で、胸を塞がれる心地で読み始めたのだが、運良く命拾いした人たちのその日からの避難所暮らしの過酷さは、想像を絶するものだった。外側からではうかがい知れない避難所の現実や尋常ではない気持ちの動きや、本音などがつぶさに書かれていて、そのあまりのリアルさに、暗澹たる気持ちにさせられる。安全な場所にいて考える支援のなんと的外れなことかと、胸が痛くなる。なにが本当に必要で、どこまで我慢できるのか、物質的なことはもちろん、人間関係においても、核のところが露わにされていくように思える。誰を責めても、なにをどうしても、埋めることができないことがあるのだと思い知らされる一冊である。

2015/06/10 15:55

投稿元:ブクログ

【ネタバレ】3・11の悲劇のもうひとつの形として、非常に興味深く読みました。実際の避難所でもこういう問題はあちこちで起こっていたと予測されますが、それは決して報道されなかったに違いありません。結末には救われます。

2015/07/07 17:57

投稿元:ブクログ

震災の時、その後。
女たちは何を考えてどう過ごしたか。

3人の女性を通して、被災から避難所での生活を描いています。
いろいろな場面で共感したり憤りを感じたり。

読後の感想は・・・女性は強いな、、です。

考えさせられる1冊ですが、ユーモアもあって読みやすい本でした。

2016/04/26 19:36

投稿元:ブクログ

図書館で偶然見つけて、手に取りました。
ストーリーは311東日本大震災の日から始まります。
被災した3人の女性の避難所での暮らしと、その後の暮らしを選ぶまでの話。

著者の文章で、重苦しくなく描かれた災害の様子や、避難所での生活。
でも、悲惨さは伝わり、ずっしりと沁みました。

今まさに、熊本でも同じようなことが起こっているのだと思うと、胸が詰まります。

1日も早い復興と、日常の回復を祈らずにはいられません。

2016/03/19 08:35

投稿元:ブクログ

フィクションだけど、リアルが散りばめられていて、あー、そうだよなー、とか、そうかそんなことが・・・とか、それはちょっとないんじゃない?とか、げげぇ~!ありえないっっ!!!とか、いろいろ思いながら読む。
ストレス下におかれたことで、普段は目をつぶってやり過ごしてきたことが浮き彫りになってきて怖い。
それでいて狭い避難所にいるものだから、ストレスはどんどんたまって発散のしようがないのだ。考えただけで気が滅入る。この小説に出てくる男たちが、これまたクズ揃いだしw
悲惨な状況の中でも、しなやかに生きたいものだと思う。
新しい一歩を踏み出した女性たちが、幸せに生きられますように、と願う。

2016/10/11 08:42

投稿元:ブクログ

遠乃の祖母の教えが素晴らしい。
核家族の今となっては昔からの知恵が伝わりにくい。
その土地の歴史を知るからこそ、災害の恐ろしさ、対処方法が伝えられる。

処世術もそのひとつ
「好きでもない男に襲われないようにすること」
避難所でそういったことがありうること、とても悲しいことですが、本能でしか動けなくなるのでしょうか。
子供を守る母は強くならざるを得ない。

日本中が「絆」とか「がんばろう日本」とか言っていた時、人知れず「嘘くさいなあ、偽善っぽいなあ」と思ってたワタシ。
明日は我が身として、教訓のためにあえて震災後の暗部に目を向けることが必要かと思い、こういった書籍を手に取るようにしている。

2016/01/10 10:35

投稿元:ブクログ

暗い話かと思いきや、避難所の生々しさが伝わってきた。最終の明るく強く生きる女性に、読み終わり良かったと感じた(^_^) 人生は、未知が怖くてもトライ=挑戦ですね。 健康が一番じゃないと出来ないね

2016/01/25 21:28

投稿元:ブクログ

忘れないようにと言い続けつつも、だんだんと過去のものになりつつある東日本大震災。その罹災者たる女性たちがその震災の真っただ中、避難所で直面した現実とはなんだったのか。
立場の違う女性たちが意思を通わせ思い遣りつつ生きていくなかで、自分勝手な人たちやあまりに理不尽な現実と向き合い、戦っていく姿が痛ましくてたくましい。
けれどそれは生きるためのただひとつの術だったというだけあって、美化してはいけないし涙を流してもいけない。ただ、だれしも起こるかもしれない出来事だという覚悟をひそやかに持っておかなければならない、と思ったのでした。
そうして、どんな異常事態であっても、性格が良くなるわけでも、聖人君子にみななるわけでも、そして一致団結できるわけでもない。そんな当たり前であったはずのことを改めて知らしめられもしました。
題材が題材なだけに、けして軽く読める話ではありませんが、中心となる女性たちの素朴な力強さに引き立てられるようにすっと読み進めることができたので、多くの人に読んでほしいなあとも思いました。

2015/05/09 10:06

投稿元:ブクログ

身勝手な年寄たちの言動や
またそれに堪える女性たちに
とにかくイライラ、ムカムカ
ストレスの溜まること溜まること!
避難所生活の現実ということなんだけど
こんなに金銭や人間関係がドロドロ
渦巻いていたのかと驚いたし
そんな状態で「絆」とか綺麗ごと
言われてもなぁっていうのには納得。

2015/01/22 19:56

投稿元:ブクログ

東北大震災で被災し、避難所生活のなかで知り合った女たちが、東京で共同生活を送りながら自立していくまでの物語。震災をテーマにした写真集やドキュメンタリーなども多いが、この作品は小説ではあるが、前向きに生きていこうと決意する逞しい女たちと、彼女たちをとりまく駄目な人間の実態を容赦なく伝えている。

2016/02/18 23:13

投稿元:ブクログ

三陸の架空の街を舞台に、避難所で暮らすことになった50代、アラフォー、アラサーの3人の女性を中心とした物語。

2015/08/12 17:04

投稿元:ブクログ

テーマがテーマだけに、重い。

たくさんの人が避難している避難所。
中にはこの本の登場人物みたいな悩みを持つ人もいるんだろうなと思いながら読んだ。

自分には想像できない状況に置かれた人に接するとき、私ならどうするだろう。

2016/05/14 14:54

投稿元:ブクログ

いつ大きな地震がきてもおかしくないこのご時世、地震から津波から身を守れても避難所の生活になるかもしれないし。自分の身は自分で守らなくちゃね。日本の被災地でも若い女性は身の安全をって言われてるもんね。怖いな

2015/03/22 17:24

投稿元:ブクログ

地震や津波の被災者の避難所での話。
3人それぞれ境遇や立場の違う女性の様子が書かれている。

フィクションのようでノンフィクション、ノンフィクションのようでフィクション・・・のうような内容。テレビなどの報道では感じ取れなかった避難所や被災者の目線がショックでもあった。

避難所での自治やボランティア、盛んに使われる「絆」という言葉。美談のように思われがちだが、被災者の目線だと決して甘くはない。

3人それぞれ苦しむ中で、最悪の展開になるかと思いきや、最後は希望が(もちろんその後の話にもきっと苦労があるだろうが)見えたので読後感は悪くはない。

2015/03/17 20:22

投稿元:ブクログ

地名などは書き換えているが、東日本大震災を描いている。
女性目線から見た・感じた避難所生活をクローズアップしている。

仕切りという名のプライベートが無い状態は女性にはつらい。ましてや若くて美人で赤ちゃんがいる女性だったら、、。

男尊女卑の古いしきたりに取り囲まれたり、ボランティアの蔑む目、自治体のルールや嬉しい・楽しいと感じてはいけない雰囲気など彼女たちを苦しめるものが次々と向かってくる。
さもすれば折れそうになってしまいそうな境界線を越えた時に初めて前向きな気持ちになっていく。

フィクションだから多少の誇張はあるだろうが、自分の目で見て感じてきた震災とまた別な目線で感じてみる事はとても大事なことだと思う。

27 件中 1 件~ 15 件を表示