紙の本
生活保護の実情は
2015/11/15 07:38
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
自治体での生活保護を扱う職員を主人公にしたもの。
ホームヘルパーの眼を通して介護の実態を描く「ヘルプマン」など、最近、この手の地味な仕事を扱った漫画がおもしろい。
今、日本ではワーキングプアといわれる年収200万円以下の人口が1100万人を越えたと報道されている。生活保護は身近な問題だ。介護もだが。しかし、その実態は、自らが当事者とならなければ分からない。ブラックジャックを探してやおたんこナースなどの漫画も同系列だが、違いは後者が職業そのものに焦点が当たっているが、ヘルプマンや健康で・・・は仕事よりも介護や生活保護の実態に迫っていることだ。こうした漫画が増えてほしいと思う。
電子書籍
健康で文化的な最低限度の生活 2
2015/09/29 15:05
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投稿者:buss - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護のリアルな現実が描かれている。
柏木ハルコの作品に共通するが、一般的にタブー視されるようなことをサラッと表現してしまうところが面白い。私には理解できなくて疑問に感じるところもあるが、逆に、女性の視点で見るとこうなのかな?と、いろいろ考えさせられて面白い。でもやっぱりこの作者、変わってると思う。
電子書籍
いろいろわかる
2018/08/08 21:06
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
がんばりすぎてウツになっちゃうこととか、ちゃんと説明書読んでいなくて、子供と意思疎通ができていないとか、ものすごくよくわかる。子供にしたって、「生活保護の家に生まれてきたくなかった」だよね。辛い、、、
紙の本
つづきが気になる
2017/06/10 18:53
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さて、作者にサインをしていただきながら、さらにお話をうかがい、第2巻も読みました。なるほど、作者自身が一番投影されているというえみるさん。簡単には成長させてもらえません。社会の現実にぶちあたる。命や生活がかかっているわけだから、登場人物たちも必死に生きている。この高校生、どうなっていくのでしょう。さらにつづきが気になりますね。
紙の本
勉強になる
2015/08/31 02:40
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投稿者:ちびた - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会福祉系に近い仕事をしています。
マンガなのにすごく勉強になる。いや、マンガだからか。
電子書籍
つらい
2022/03/10 19:51
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新人の義経さんの奮闘している姿に、エールを送りたくなります。生活保護を受給している家庭の子供も、いろいろと思うところがあるだろうから、接し方は難しそうですね。
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うっ……かなり重くなってきました。鬱病の受給者に次ぎ、不正受給者のお話へ。高校生のアルバイトも申告しなければならなかったと知らずにアルバイトをしてしまっていた家庭が、急に生活保護金の全額返金を求められる……。彼らの生活は泥沼へ。どうなる次巻。
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生活保護利用者数:216万1053人
生活保護費総額:3兆6028億円
うち、不正受給額:190億5372万円
割合にして、全体の0・5%
(平成24年度)
不正受給といっても、いろいろと背景がある。
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色々考えさせられます。不正受給が全生活保護費の中の0.5%に過ぎない、だがそればかり世間の注目を集まってしまうのは歪みを引き起こすと感じますね。
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「人間てのは、不幸にドップリ浸かっていると
気力がドンドン奪われて何もかも面倒くさくなって最後はそこから一歩も動けなくなっちゃうの。」
舞台となっているのは生活保護を扱う区立の福祉事務所の生活課。公務員であるケースワーカーと生活保護受給者のやり取りが描かれている漫画。
セリフは”不幸慣れ”を説明したものだが、そんな心理状態に陥りやすい受給者と真摯に向き合っている登場するケースワーカーの方々には正直頭が下がります。
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不正受給は数パーセントというが、母数が大きすぎるわけで。福祉ってなんだろうか。一番ショックだったのは、文字が読めないために就労機会ないケース。
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私はボランティアで労働相談の真似事をしている。そのためか、常識人や非常識人含めて、何かあるごとに私に「生活保護の人って働かないでベンツ乗れるってホント?」という種類のことを聞いてくる人がいる。「それより、不正受給はちゃんと取り締まってもらわないと」という不満を口にする。それは「俺たちは働きすぎるぐらい働らいて税金を納めているのに、彼らは働かないで税金を掠め取っている」という気持ちがあるからだろう。だからといって、「生活保護受給者は楽して食べている」とか、「パチンコはしてはいけないし、車も絶対乗れない」とか、誤解と偏見に満ちた意見を持ったままでいいということにはならない(どう誤解と偏見なのかは、ここでは述べない。読めばわかる)。
第14話冒頭にあるように、生活保護利用者数216万人1053人、生活保護総額3兆6028億円、うち不正受給額190億5372億円、割合にして全体の0.5%(平成24年度)なのである。しかも、この巻後半で描かれているように、「不正受給者」のほとんどは制度説明の不徹底によるもので、裁判になるほどの悪質なのは100件と少ししかない。それよりも国民としても直視しなくてはならないのは、収入が最低生活費を下回っている世帯のうち、現に生活保護を利用している世帯の割合(捕捉率)は15~18%に留まっているということだ。こちらの方が問題であり、このことの根本的な解決を外しては増え続ける生活保護問題は解決しない。いや、むしろ行政がそのことを直視し目を向けさせるために憲法は「健康で文化的な最低限度の生活」という言葉を入れたのだ。
と、いうようなことを(上から目線のごとく)つらつらと述べても、私の経験上、理解しない人は全く理解しない。その前に問題の「不正受給」の実態とはどういうものなのか、こういう作品を見ることの方がよっぽど理解の助けになるだろう。
2015年2月読了
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1,2巻購入。
借金の返済が自分の責任だと言ってますが生活保護を受けてそこから返すのって本当に自分で返済してるってことになるんだろうか?とか思ったり。まあいろいろな考え方があるでしょうけれども…。
高校生の彼は可哀想だなぁ。可哀想だけれども仕方ない、んだろうな。
それにしてもケースワーカーさんって研修受けてるんだろうにこんなんで良いんだろうか?というような主人公。せめて最初の何か月かぐらいは前任者と組んで行動とかじゃないのだろうか…。まあそれだけケースワーカーの人数も足りてないってことなのかな。
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1巻は鳴り物入りで始まった割には、重すぎるテーマを消化し切れていない印象でしたが、二巻になって、ネタ、背景を把握できたのか、テーマにしやすいネタを見つけれたのか、ずっと面白くなってました。
そーなのよ。悪い人なんて一握り。ハッピーエンドで終わるネタは少ないだろう。それでも連載が続くことを望みます。
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ということであっという間に2巻目も読んでしまった。漫画だからすぐに読めますね。2巻目のテーマは不正受給。重いテーマで続きは3巻。秋まで待たないといけません。