紙の本
今回もスカッとした!
2015/08/28 11:15
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投稿者:パパママ香港 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長い間待っていましたよ、シリーズ第4作。結城中佐とその部下の活躍。いつもどおりのハラハラドキドキ、期待通りの水戸黄門の印籠のようなドンデン返し。スカッとした読後感!いう事ありません。
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ジョーカー・ゲームシリーズの4作目。
2015/03/25 17:04
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投稿者:なつきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
3話の中編が収録されています。
「アジア・エクスプレス」
まさか1作目の、あんな些細な文章が伏線になっていたとは…!
読み返したら、ちゃんと書いてありました(^▽^;)
ずっとアイディアを温めていたのでしょうか、ついでに言うなら彼等手品師にテクニックを習ったりもしていましたもんね。
いやはや脱帽。
「舞踏会の夜」
表紙の意味が分かって、萌え転がる。ごろごろ。
ほんと、美味しいところ攫っていきますよね中佐ぁぁ…。
「ワルキューレ」
シリーズ4作目だからこそ使えた叙述トリック。
「柩」もそうでしたけど、やっぱりこの時期のドイツって怖いわ…。
歴史資料を相当読み込んでるであろう著者ですから、いつかナチスドイツを題材にしたミステリィも書いてくれそうですよね。
うぅん読みたい…!
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構成が巧みに練られている作品。
2015/08/25 18:14
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ジョーカー・ゲーム」シリーズ4作目。結城がほとんど出てこなかったのは残念だったけど、内容は充実していて楽しめた。個人的には、列車の中で暗殺者を陥れる「アジア・エクスプレス」が特によかったが、ドイツでの映画づくりを舞台とした「ワルキューレ」の仕上がりも相当よい。ランゲ、ゲッベルスなど実在の人間を取り入れた大胆な構成もおもしろいが、スパイが映画監督を使ってひと芝居うつところが見ものだし、種明かしも意外。
全体的に流れがよく考えられたストーリーが多く、いい一冊だった。
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んー 今回は。。。
2015/06/19 21:31
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投稿者:タッカー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジョーカーゲームから読んでますが、今回はイマイチかな
アジア・エクスプレスと舞踏会の夜はまぁまぁ
ワルキューレはチョット外した感あり。
次回作に期待してます
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静かな戦い
2017/04/30 22:37
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投稿者:ずんのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
スパイ組織D機関シリーズの最新作。初期の鮮烈なスリル感や駆け引きは少し薄れていますが、それでも戦争とは一味違うスパイの静かな戦いにはドキドキさせられます。できれば発刊順に読んでいく方が面白いと思います。
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これまでほどの興奮は覚えず
2015/03/26 10:32
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
何だろう、慣れてきたのかこれまでほどの興奮を覚えなかった。D機関のスパイといえども結城中佐の域に達する輩は当分出てこないんだろうな。男は掌の上で踊らされていた戦慄を味わい、女性はつかの間の羨望のまなざしを抱く。緊張感と疾走感を次の新刊ではぜひとも。
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2つの短編と1つの中編からなる「ジョーカーゲーム」シリーズ。
本著のタイトルを3篇の中から選ぶのではなく、2話目の「舞踏会の夜」から採られたと思われるところがお洒落。
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時代が進んで戦争行為そのものが始まってしまうとスパイの存在意義が少なくなっていくだろう。しかも大戦時の軍国主義に染まった日本においてはスパイによってもたらされた情報が正しく評価されずらくなっていくだろうという中で、本シリーズを更に続けていくのは設定として辛くなっていくのが自明ではある。流石に一定のクオリティを保っているが戦争末期まではいかなさそう。
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現在、実写映画公開中のジョーカー・ゲームシリーズ最新作「ラスト・ワルツ」。
表紙に描かれたスーツ姿の結城中佐の背中が、なんとも渋い。
そういえば実写映画の方は結城中佐を伊勢谷友介が好演していて、この表紙はともかく、文中で登場する結城中佐はもうすっかり彼の姿で変換されるようになった(笑)
さて、ラスト・ワルツである。
ある意味、シリーズの「起承転結」の「転」に当たるだろうシリーズ4冊目となる今作は、収録話数が3つと、これまでのものに比べたら2話分少なくなっている。
つまり、一話一話の話がちょっと長め。そういうことだ。
本のタイトルであるラスト・ワルツは、その真ん中、二番目にドーンと登場してくれる。
恐らく、表紙も相まって、このラストワルツを踊るのが誰なのかは、シリーズをずっと読んできた人はすぐに分かることだろう。
作中、一度たりともその名は登場しないものの、あたかも作戦中のD機関のスパイがかき集めるような断片的な情報から、それが彼の人であることは疑いようがない。
そしてこうも思う。
「やっぱりこの人、超かっこいい!」
ダブルジョーカーの「柩」を読んだときも大層震えたものだが、やはりこのシリーズは彼の存在あってのものだと痛感させられた。
やることなすこと、やってきたことなしてきたこと、全部かっこいいってんだからホントに憎い!
要するに、この話は、読者にもなかなか語られない彼の人の過去をまた少しだけ知ることができる貴重な一話だったということだ。
実は前作「パラダイス・ロスト」がちょっとつまらなかったわたし。
1作目ではがっつりD機関側を、
2作目ではD機関に嵌められる側を、
3作目では第三者からを、
それぞれ描いているようで、これまでの3作は全て視点が異なる。
当然なのだけど、やはり、D機関をがっつり描いてくれた方がD機関好きのイチ読者としては嬉しいわけで、必然、1作目(ジョーカー・ゲーム)が今のところ一番面白かったという評価になる。
そして4作目、これは視点が全てミックスされていた。
つまり今までの3作で3つの視点を描き、今回はその3つの視点でそれぞれの話を書いた=3話収録、そういうことなんじゃないだろうか。
結論からして、正直面白かった。
3点と4点の狭間で、でも1作目には及ばないという意味で3点を付けたけれど、気持ち的には4点でもいい。
ラスト・ワルツの次に収録されている「ワルキューレ」という話がある。
この話を最後まで読むと、どうしてこの本のタイトルがラスト・ワルツなのか気付かされると思う。
ラスト・ワルツは何も、二番目の話だけを意味しているわけではなかったのだ。
これまでD機関は破竹の勢いで陸軍内部での地位を築いてきた。
けれどそれは、あくまで日本国家という国が主体性を持って存在して初めて成り立つこと。
ワルキューレの主人公は最後にこう独りごちる。
――少し遅い。
――日本は、もはや手の施しようがないところまできている。
ゆえに、「D機関の連中がいくら優秀なスパイだとしても」日���という国の落としどころはもはや見つけられない、と。
この言葉は、シリーズが舞台としている時代背景を鑑みるに、なるほど的を射ていると言わざるを得ない。
いよいよきたか、と思った。
さてそろそろ、このシリーズのクライマックスが来るか、と。
何事も、終わる前が一番盛り上がるものだ。
何故なら、盛り上がったからこそ落ちる(=終わる)ことになるのだから。
パラダイス・ロストで描かれたミクロ視点でのD機関の危機なんかじゃない。
もっとマクロの、如何ともしがたい時代の趨勢によって訪れる危機……それによって、どうやらD機関は終わりを迎えることになりそうだな――。
それが、今作を読み終えたわたしの率直な感想だった。
最初に、「ある意味、シリーズの「起承転結」の「転」に当たるだろう今作」と言ったのは、まさにこれが理由だ。
そういう意味で、今作は是非シリーズ好きな方に読んでもらいたい一冊。
余談だけど、映画公開に併せて「ジョーカー・ゲームの謎」という本が出版されている。
これが非常に面白い!!!
スパイの歴史を(偏った思想で・笑)解説してくれていて、日本のスパイの発端が江戸御庭番に遡るだとか、幕末の御庭番が果たした役目だとか、ちょっと幕末好きにもたまらない内容がてんこ盛り。
(ついでに言えば黒田藩校の母校の名前まで出てきてビックリ!)
より深くシリーズを楽しめると思うので、暇な方は是非一読をお勧めしたい^^
それにしても結城中佐、ホントに格好いいね(*´Д`*)
実写の伊勢谷さん演じる結城もめっちゃ格好いいし、是非実写の方も続編「ダブル・ジョーカー」お願いします!
あ、「柩」は是非とも、入れてくださいね(笑)
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読みやすくて、サクサク読めました。
結城中佐を匂わせた部分が今回はちょっと少なめかなと感じました。
結城中佐は改めてすごいと思えるエピソードもあり、そしてかっこよかったです。
どの話も最後の真の目的の部分は、予想をいつも裏切られました。
このシリーズはもっと読んでみたいですね。
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ジョーカーゲームシリーズ最新作。安定感のある作品ではありました。ですが、今までの作品並(あるいはそれ以上)の出来を期待してしまうと、ちょっと物足りなさも。
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相変わらずの面白さ。文句なしの質の高さ。もっと続きが読みたいが、泥沼の戦争に巻き込まれてしまう姿は見たくないかも。
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D機関と呼ばれるスパイ組織が旧日本軍に存在し暗躍していた。ある者はロシアを、ある者はドイツを相手に任務を遂行していた。そこで起こる暗殺事件や情報漏洩。D機関のスパイは目立たぬよう事件を処理していく。
描かれる時代が太平洋戦争突入に近づきスパイの活躍出来る時期の終わりが近い。そのためか前作以前に比べると雰囲気が暗い。それでもスパイが暗躍する様は格好良い。007のような派手さは無いが楽しめる。
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「ジョーカーゲーム」シリーズ最新刊。二つ短編と一つの中編。今までと趣の違うエピソードで全く飽きさせず一気読み。このシリーズが秀逸なスパイミステリーだと改めて。映画化でスパイを亀梨が演じてるらしいがちょっとイメージが違う。
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「ワルキューレ」の、ちょっと芝居がかった感じが楽しい。三谷幸喜の『マジックアワー』思い出しちゃった。笑