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サナキの森

サナキの森 みんなのレビュー

第1回新潮ミステリー大賞 受賞作品

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みんなのレビュー21件

みんなの評価3.0

評価内訳

21 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

怪奇趣味を取り入れたミステリー

2015/08/22 10:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

祖父の書いた怪奇小説と、祖父の遺言で訪れた村で過去に起きた事件がオーバーラップしながら話が展開していく。旧仮名で書かれた怪奇小説が作品の特徴のひとつにちがいはないだろうが、私はあまり好きになれなかった。それよりも、主人公が訪れた村で出会った少女と意気投合してどんどん昔の事件にのめり込んでいく展開が、できすぎとは思うものの読みやすいテンポで楽しめる。絵の予備校の先生への恋心ネタなど、いまひとつかなと思われる要素もあったが、全体の雰囲気としては悪くなかった。ミステリーとしてはまとまっている。

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2015/02/19 03:55

投稿元:ブクログ

小説家の祖父が遺した手紙に従って遠野を訪れた私は、旧家の屋敷で起きた難事件の解決に乗り出す。旧字体を駆使した昭和怪奇譚的テイストとラノベ的文体を併せもった新鮮な表現力に、選考委員の伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介も脱帽。第一回新潮ミステリー大賞を受賞した、25歳の新鋭登場!
帯留めを探して欲しい―売れない小説家だった祖父が遺した手紙に従い、仕事を辞めてひきこもっていた私は、遠野を訪れる。この地の旧家で起こった80年前の不可解な殺人事件。それは祖父の怪奇小説『サナキの森』に描かれていた「呪いによる殺人」に酷似していた…。これは偶然の一致か?祖父は何を知っていたのか?時空を超えた謎解きが始まる

紅の祖父(売れない作家)の本を整理。封筒を発見。遠野の祠に隠した帯留めを探して欲しい。祠を探すと女子中学生と知り合いになる。祖父の作品の読者。祖母と祖父が文通をしたいた。死んだ男と結婚する女の話。近親者の葬式以外は外出できない。

密室の謎は鍵の入れ替え。姑の食事への異物混入は自作自演。娘と祖父の友人小野の駆け落ちをじゃましたのが祖父。
祖父が書いたラブレターが利用された。

高校時代の美術予備校先生が謎をとく。
中学教師をやめた27才の紅は告白するが失恋。

2015/06/19 13:28

投稿元:ブクログ

おじいちゃんが遺した手紙に導かれたヒッキーの孫娘が密室殺人の謎に挑むってなストーリーなんですけど、本編に挿入される小説内小説が旧仮名遣いなのにルビがなくって読み難いことこの上ない。第1回新潮ミステリー大賞受賞作だそうですけど、次はどうするかなぁ。

2015/03/06 10:36

投稿元:ブクログ

旧仮名遣いと、ラノベ的というかケータイ小説風(?)語り口の使い分け&書体の変化に戸惑うも、なかなか面白かった。
ただやっぱり現代と過去の部分が水と油、交じり合わない感は否めず、これは大人の意見ということになるのかなあ。
次の作品も読んでみたいと思う。

2015/03/30 23:04

投稿元:ブクログ

新潮ミステリー大賞受賞作。一見ライトな文体で、さくさくと読み進める印象なのですが。作中作「サナキの森」の古めかしくおどろおどろした雰囲気の文章がいい意味で異質です。
ホラー的な要素が絡んではくるけれど、ミステリとしてはしごくまっとう。あくまでも雰囲気のためのホラーだなあ。「サナキの森」に隠された、事件の真相に至るあの言葉は、あまりにあからさまなのに気づかなかった~。あれが一番驚愕だったかも。

2016/03/11 11:22

投稿元:ブクログ

作家だった祖父の著書に挟まっていた自分宛の手紙。その願いを叶えるために主人公は遠野市の山村へ行く。
そこで知り合った少女泪子の家が、小説に出てきた家のモデルと分かり一緒に80年前の事件を調べることに。
冥婚をモチーフとしたミステリー。

主人公の恋愛というか、陣野さんとのあれこれはなくても良いんじゃ。陣野さん自体は謎解きに必要かもしれないが。

可能性は低いけどもし映像化されるなら、泪子は清原果耶ちゃんで。

2015/03/28 15:33

投稿元:ブクログ

祖父が可愛がっていた女孫に自分の死後のことを託す、というのだから、おどろおどろしい話の筈がない。ということで安心して読めはする。でも、真相がわかってみると、それって孫に託すことか? とも。微笑ましい話ではないし。
自意識過剰のニートヒロインがややうっとうしく、彼女のヒーロー?の思わせぶりな存在感がわざとらしい。女子高生のほうはいいキャラだけど、無防備すぎる。日常から逸脱しないからいいのか。曾祖母のことだけど。
ミステリとしては平易。恋愛もどきとの二本立てと読める。読んだ感触は、森 晶麿さんの「黒猫」シリーズに似ている。

2015/02/23 23:01

投稿元:ブクログ

祖父が遺した怪奇小説『サナキの森』に挟まれていた手紙に導かれ遠野を訪れた27歳の荊庭紅は、旧家でかつて実際に起こった密室殺人事件の真相を、その家に住む中学生の東条泪子と一緒に探ることになる。遠野を舞台に「冥婚」という風習を絡めながら、事件の謎を解決していく。

2015/08/23 17:21

投稿元:ブクログ

荊庭紅(いばらばこう)が祖父 存庭冷奴(あらばれいど)のペンネームで書いた小説を発見し、その内容を確かめるため遠野市に出かけて、東条家の秘密を解明する話だが、死んだ弟に「瞑婚」という形で嫁を迎えるという風習が出てくる.嫁となった龍子は姑の勢と仲違いし、勢が密室で殺される.死体は頭と左腕部分とそれ以外に切断されており、住人たちはサナキと称する.龍子の孫娘 るい子と紅が真相を、陣野先生のサジェッションで解明するが、紅と陣野の関係が微妙で、オドロオドロしいストーリーの中でほっとする感じだった.

2015/05/22 21:13

投稿元:ブクログ

最初は主人公の一人称語りに何じゃこりゃと思ったんだけど、中盤くらいから面白くも感じるレベルに。
祖父や祖母の世代を語るにしてはライトすぎるなあと思うんだけど、泪子のラストの勘違いが象徴的なのかも。
たとえどんな物事であれ、他者の目から見ればライトで安易な決着に見えるものなのかもしれない。

2015/09/19 00:41

投稿元:ブクログ

祖父の残した小説と
実際に起きた事件を追うことになる主人公。

読むのに時間がかかってしまったけれど、
大変面白かった。

怖いわぁと言いながらしっかり読んでしまった

亡くなった人と結婚する冥婚。
冥婚した女性は外に出られない、とか。

絡む現代の密室の殺人。

昔の言い伝えとか冥婚とか、怖いけど、魅かれる材料。

不気味で快活な不思議な展開だった。なるほどねぇ。

でも、謎を明かせば、結構単純な話なような気が
しないでもない。

主人公の紅ちゃんに好感をもった。
引きこもりの元先生。

子どもなんて大嫌いとか、妄想してニヤニヤするから
人前がイヤとか。。。。

あ、ちょっと似てるかも、私に。

2015/04/11 18:07

投稿元:ブクログ

作中作がすんごく良かった。
実際にあった猟奇密室殺人事件をなぞった怪奇小説とそれを書いた作家のひきこもり孫による謎解き、とみせかけて実は孫の長い長い片思いからの脱却成長小説。
「怪奇小説」にそそられ惹かれ面白く読んでしまったけど、ちょっとそれはどうよ、ってところも無きにしも非ず、かな。

2015/02/12 23:30

投稿元:ブクログ

最初は読みにくかったけど段々と引き込まれた。ドロッとした内容なのに読後感はとても良かった。デビュー作としてはすごく良いと思います。次回作にも期待。

2016/01/29 16:58

投稿元:ブクログ

文体がずいぶん違う。
冒頭では戸惑いました。
→http://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12016222087.html

2015/03/15 10:57

投稿元:ブクログ

伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介という大人気作家三人を選考委員として新しく生まれたミステリー作品の新人賞
新潮ミステリー大賞第一回受賞作品であります

名もないミステリー作家であった祖父の遺品から80年前の殺人事件の解明に携わることになるひきこもり系女子のお話

祖父によって創作された怪奇譚的物語とそれとリンクするように80年前に実際に起こった密室殺人事件
この事件の謎解きに挑む現在進行系の物語が平行して進みます

祖父が創作した怪奇譚的物語は旧字体で書かれたとても雰囲気のある作品
それに対して謎解きに挑む女子は中学教師を退職後に実家に引きこもるオタク系でライトノベ系文体で描かれてます
雰囲気のギップに一人の作家さんが描いたものとは思えない感覚があって、感心もしたけど個人的にはこれがマイナス点
80年前に起こった密室殺人事件と被害者の子孫である女の子との係わりが軽いイメージで描かれてしまって緊迫感がそがれちゃった・・・・・
特に祖父の想いがね・・・・・・・・
密室のトリックも「まぁーこんなか・・・」って感じで
ならば80年という長い時間をもっと感傷的にまとめた作品になっていた方が好みではあったかな

題名からもっと「ブルッ」とくる怖ーい話を期待してしまった・・・・ちょっと心残り

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