紙の本
ハードボイルド・エッグ
2023/02/14 10:31
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原さんらしい、暖かい雰囲気。
ハードボイルドに憧れているが、ペットの捜索依頼ばかりの私立探偵と、愛すべき綾婆さん。
見かけによらず、超有能な綾婆さん、でないのが良かった。やや妖怪よりの、達者な、口の減らない綾婆さん。読み進めるうちに、可愛らしく思えてきた。
荻原さんのユーモアと、2人の掛け合いがぴったり。ハードボイルドには程遠いが、寂しくて、でもほっこりするラストだった。
電子書籍
ハードボイルドなお笑い
2022/03/17 21:40
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハードボイルド小説の傑作とか紹介されてるが、実際はペット探しの探偵と婆ちゃんアルバイトの掛け合いがおもろいユーモア小説である。一応殺人事件や解決編もあるが読むべきとこはそこじゃない。
電子書籍
ハードボイルドには程遠い
2020/10/04 14:21
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
フィリップ・マーロウに憧れながらも、迷子の犬猫探しに明け暮れる最上探偵に笑わされます。思わぬ殺人事件の解決と、掛け替えのない相棒との別れにホロリとさせられました。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
綾さんの登場からやられました。
ダイナマイトバディ?なおばあさん秘書って。
最後、ホロっとさせてくれます。
紙の本
理想の探偵には遠く・・・
2017/12/13 19:50
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
俊平は、フィリップ・マーロウを心から愛しハードボイルドですべてを進めるつもりの探偵。ただし、依頼は動物捜し専門か、というくらいの状態。せめて美人秘書でも雇いたいと募集するも、確実に年齢詐取とおぼしき綾がやって来る。相変わらずの動物捜しが、どうやらきな臭い殺人事件に発展しそうな予感が。ホームレスやバーのマスターやホンマもんのやーさんが絡んで・・・。
何とも俊平のマーロウかぶれと綾のちぐはぐぶりが、ちょっと大がかりなコントを見てるような気分。なかなかいい仕事をする綾、ナイスフォロー(?)か、と思えば無理して可哀そうと思ったり、いいコンビなのに、最後は予想通りの展開で納得。やっぱりな。
今後の活躍が気になります。
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なんちゅうこだわりのある変なおっさん探偵だ!と思っていたら、優しいというか優柔不断なところも有って、好きかも知れないこんな探偵さん。綾さんともっと一緒にいたかったね。
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新装版とのことで、即購入。
久しぶりの荻原小説。
彼の作風の魅力のひとつでもある登場人物たちの一癖も二癖もある独特な発言に、今回もたっぷり笑わせて頂きました。
彼らのお喋りに読んでいて思わず顔がニマッとしてしまうので、外出先で読む際には要注意かも。
荻原さんの描くお話は徐々に徐々にワクワク感が増してくるのだが、本作はその起伏もゆったり軽め。
私も、私の中のJのようなお店を探してみようかな。
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は、ハードボイルド・・・?
マーロウに憧れるもののハードボイルドとは対極にいるような私立探偵(動物専門)のお話。
いちいち癇に障る語り口に、他の登場人物同様イライラさせられていたのだが、だんだん善い奴ぶりが露呈されてくるとともに愛おしくなるから不思議なことである。
ただ事件までが長い。
事件が起こってからは面白くてずんずんと一気読み。
最後はちょっぴり悲しい。
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逃げ出した動物を探す依頼がなぜか多い、ハードボイルドな探偵と片桐綾の周辺で犬にかみ殺されるという殺人事件が発生した。中塚組に潜入するも意外な結末に。途中に出てくるバーのマスターJの登場が味になってる。
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ホンワカと心温まる小説だなあ、とか思いながら読んでいましたので、全然予想していない展開となり、結構びっくりしました。面白かったです。
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米澤穂信の「犬はどこだ」も犬を探す探偵だったし、あらすじも知らず手に取っているわりには、最近なんだか軽い探偵ものによく当たる気がする…。
殺人事件が起こるまでは、やや中弛みして、あまりページが進まなかった。
貧乏でよく変な露出をする探偵に、嘘ばかり言うが実は淋しい境遇だったおばあちゃん、探偵と知り合いの臭いの酷いホームレスの人、これまた探偵と知り合いで日々ぎりぎりで生活している動物保護施設を運営する夫婦、夜逃げ寸前の依頼主…、なんだか、お金に恵まれずどこか物寂しい登場人物ばっかりで、読んでいて気が滅入るというか、あんまりのめり込めなかった。
おばあちゃんが最期に楽しい毎日を送れたのだとしたら、それは良かったと思うが、いまいち心に残るものが少ない作品だった。
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最高に面白かった
まさか最後まで犬を探すとは思わなかったけど笑
荻原浩は二作目だけど、やっぱし面白いな~
最後はホロリときちゃった
二人とも似てたのね、本に影響されるの
読みかけとか、、あー愛を感じる
登場人物みんなの憎めないとことか、主人公の独白とかがだいすきでした
クスッと笑っちゃう感じがね
2018.06.04
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読む人を選ぶ小説かなと感じました。
私はあまり面白いとは感じませんでした。
登場人物(特に主人公)のクセが強すぎ、あまり共感できず物語の世界に没入できませんでした。
最後のシーンは最後まで読んでよかったなと思えたので、半分以上読んだ人は最後まで読了してほしい一冊です。
小説を読んだ後の解説も含めて一冊だと思っている私にとって、解説がないのは残念でした。
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評価は3.5ぐらいです。
面白いと言えば面白いのですが
内容がイマイチ入ってこず・・・。
最後は心温まる部分もあり、それは良かったです。
主人公の見た目とか、なんか想像しにくい感じで
そういうのもあって入り込めなかったのかな。
「ここは笑うところ」っていうツボは読んでて分かります。
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一般的に想像するいわゆる「探偵小説」とは、趣が異なる探偵小説。
ハードボイルドを志向する主人公の語り口調や行動と、現実とのギャップが微笑ましく展開される。
これまで「ハードボイルド」という単語を、その意味をもつ単体の単語として認識していたため、本書のタイトルの意味がいま一つ不明であったが、「ハードボイルド」の語源と最後のシーンで腑に落ちた。