投稿元:
レビューを見る
タイトルにとても惹かれて手に取った小説。
まさか自分の妻の結婚相手を探そうとするなんて!
そんな発想どこにもなかった。
主人公の三村修治は放送作家ということで、
テレビ番組の裏側や想いも知ることができた。
いまの世の中にはたくさんのテレビ番組があるけれど、
それらひとつひとつに意図があり、想いがあり、
たくさんの人たちの努力の結晶であると感じた。
三村さんの楽しいことはもっと楽しく、
苦しいことも楽しく、難しいことも楽しく、
諦めずに楽しく生きようとする姿にとても感銘を受けた。
わたしも就活とかこれから色々大変だが、
何事も楽しんで、変換して頑張ろうと励まされた。
また三村さんの生きる姿だけではなく、
登場人物のみなさんが三村さんから受けた影響の一つ一つは
わたしの心にも突き刺さる言葉であった。
きちんとメモに残し、心に残しこれからの人生の糧にしたい。
最後のオチは、心が温まり思わず涙しそうになるくらい、
素敵な家族小説であった。
一緒にいる時間は少なくても、お互い強い絆で結ばれている。
素敵な家族とここで出会えて、わたしもこんな家庭をもってみたいと憧れを抱いた。
グングングングン三村さんに引き込まれてあっという間に読了。
三村さんの人生を一緒に体験した気持ち。
ありがとう三村さん。そして素敵な家族、仲間のみなさん。
投稿元:
レビューを見る
ラストに感動。ただ、病人の描写はリアルさがなくって途中まで気持ちが盛り上がらなかった。でも末期患者を描きたかったわけじゃないってことを最後で理解できました。読んでよかった!理想の家族!
投稿元:
レビューを見る
ドラマとちょっと違うんですね。
余命宣告された主人公の職業が放送作家ということもあって、シリアスな場面はほぼなく、常に妻を楽しくさせようと考えてばかり。こういう余命もあるのか。
最後のどっきりには泣かされました。すごくいい夫婦だったんだな。
投稿元:
レビューを見る
余命を宣告された放送作家が、妻の婚活を始めるお話ですが、基本、ギャグ的なノリで話は進んでいきます。
ところどころ、しんみりするところがあるかと思えば、思わずくすっと笑ってしまうところもあって、バランスが取れてて読みやすく、面白かったです。
主人公を自分に置き換えて、「自分だったらどうするだろう・・?」と考えながら読んでいました。余命を宣告された訳でもなければ、重大な病、という訳でもないので、自分だったら、が、結局想像出来ませんでしたが、病に冒されても、常に人の事を思いやれるその姿勢は、真似したいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
【今日の一冊10
『ボクの妻と結婚してください。』
余命6カ月。
死を前に思うのは、最愛の家族。
みんなを笑顔にしたくて、
22年間バラエティ番組を
作ってきた放送作家、45歳。
妻と息子にも、
ずっと笑顔でいてほしい。
人生最後の企画を考え抜き、決めた。
妻に、最高の結婚相手を遺そうー。
「妻になんて言おう」
「妻のための企画を思いつく」
「妻の代わりに婚活しよう」
「妻に相応しい相手とは」
「妻のお見合い相手が見つかった」
「妻と別れよう」
「僕の妻と結婚してください」
この主人公の心の流れを
追うだけで、胸がつぶれる思いだ。
僕の友人も、若くして、
妻と子を遺し、亡くなった。
彼は、最後まで、生きようとした。
彼には彼の選択があり、
彼の行動にこっちが勇気づけられた。
http://s.ameblo.jp/battling-cancer/entry-11458191322.html
逝くにも、残されるにも、
準備がいる。
がんばらなきゃと、
思い出せる一冊でした。
……
#communication
#resource
#viewpoint
#死ぬ準備
#生きる気構え
#ボクの妻と結婚してください
#ゼロ
#樋口卓治
投稿元:
レビューを見る
癌になった放送作家が、番組の企画を考えるノリで今後を思ったところ、妻にふさわしい新しい結婚相手を探すお話し
読む人によって受け取り方はまったく異なるだろうなぁ
コメディとして読める
夫婦愛の物語としても読める
水野敬也の「夢をかなえるゾウ」みたいに、ビジネスの指南書としても読める
ただ、奥さんの立場になって考えると、とんでもない行動なんだよなぁ
ま、結局は奥さんのほうが一枚上手だったわけだけれども・・・
死笑説(私小説の誤変換ではない)として読むのがいいんだろうけど、どうしても感情移入できなかった
もし僕が余命宣告されたらどうするだろう?
とりあえず、うちの妻は僕がそんな事しなくても強く生きていけるから、まいっかと思えた(笑)
自分のしたいこととしては、とりあえずSNSに投稿して皆に知らせて、数少ない友達たちに挨拶回りしたいな
あとは借りっぱなしになってる本をかえしたりとか
などと考えてしまった
実際にそんな状況になったらどうなるかわかんないけどね
投稿元:
レビューを見る
育児中に本なんて読めないと思ってたけど合間を見つけてちょくちょく読んだ
いーところで娘泣き出したりしたけど最後まで読めてよかったー
特にエピローグがたまらなくよかった
妻と息子に感動
こんな息子に育ってほしーわー!私も頑張ってる姿を娘に見せてあげたいなー
こんなにもみんなに尊敬されている旦那さんていーなーでも変わってる
投稿元:
レビューを見る
▪︎あらすじ▪︎
余命6ヵ月を宣告された放送作家の三村修治。
みんなを笑顔にしたくて、20年間、夢中でバラエティ番組を作ってきた。
今、死を前に思うのは最愛の家族のこと。遺される妻と息子にも、ずっと笑顔でいてほしい。
修治は人生最後の企画を考え抜き、決めた。妻に、最高の結婚相手を遺そう。
笑い泣きが止まらない家族小説。
舞台化に続き、連続ドラマ化も。
投稿元:
レビューを見る
「あのね、トムとジェリーの喧嘩はほとんどいつも家の中で起きているんだ。毎日、自分たちでテンション上げて、工夫して、人生を楽しんでいる。決してどっちも飽きたりしない。それって凄くない?」
ー三村修治
余命6ヶ月を宣告された放送作家の三村修治は残された時間を愛する家族の為に使おうと思い、最期の企画を考える。
それは妻に最高の結婚相手を遺すこと。
再読。
タイトルに衝撃を受けました!!
三村の結婚観や家族愛が素敵でした。
投稿元:
レビューを見る
序盤から始終涙が止まりませんでした!
もし自分が彩子の立場だったら、あんなにもたくましく夫の最後を見送れただろうか……。
夫と妻の強い絆を描いた、素敵なラブストーリー。
投稿元:
レビューを見る
すごく悲しいお話のはずなのに、なぜだか涙が出ない不思議な小説。
人生をとことん笑に変えられる哲学がたくさん詰まっていて、感動よりも幸せな気持ちにさせてもらいました。
どうしようもなく落ち込んだ時に、もう一度読み返したい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに釣られ購入。最後まで違和感を拭えなかった。それが作家という人種特有のものなら、一生、理解できないだろう。
あらすじ(背表紙より)
余命6ヵ月を宣告された放送作家の修治。死を前に思うのは最愛の家族のこと。みんなを笑顔にしたくて22年間バラエティ番組を作ってきた。妻と息子にも、ずっと笑顔でいてほしい。修治は人生最後の企画を考え抜き、決めた。妻に、最高の結婚相手を遺そう。笑い泣きが止まらない家族小説。
投稿元:
レビューを見る
お涙ちょうだいものかと思ったら、、、全然違う!彩子のどでーんと構えた、奥様奥様していな性格のおかげで、うれしい裏切り!
押しつけなく、家族ができるっていいな、と思える。しめっぽくなく、ありきたりの言葉ですが、
心があたたまりました。
投稿元:
レビューを見る
ただ辛く暗い話なのかと思っていた。確かに切ないのだけれども、その中に明るさが散りばめられていた。そしてどんどん読み進める事が出来た。強いなー、修治さん。そして素敵な奥さんだ彩子さん。まあ、このような結末かな?とはちょっと予想できた。
投稿元:
レビューを見る
作品★★★★★
心理★★★★★
僕の妻と結婚してください。
愛がテーマ。
しかしそれは、
タイトルが示す独善的な愛のことではない。
ストーリーとしては、余命宣告された夫が、
妻と子供のために別の男性を探すという話。
すべてを「楽しい」に変換する。
夫である修治は、自分の楽しいと思うこと、
やりたいことを追求する男であり、
それをやり遂げられる男である。
「自分が描いたビジョンは、実現されるのを待っている」
と、自信があるからだ。
だって、(新しい夫との幸せが)見えちゃったんだもの。
のシーンは、切ないほどにぐっときた。
しかし彼は、最後まで、
相手の気持ちを考えることはできなかった。
現実や闇の部分と向き合うこともしなかった。
最後まで、一人で生きてしまった。
男によくあることだと思うが、
何かを生み出すことができなくなると、
生きる意味を見出せなくなる。
そんな自分のことを認めたくないし、見たくない。
相手に「そのままのあなたでいいのよ」とか言われても、
その愛情まで否定して、
女性の前から逃げ去りたい気持ちにさえなる。
何もできない無力で小さいオトコであることを、
決して認めたくないからだ。
最後まで、人前でカッコよくいたいのだ。
まったく男は弱い生き物だ。。
それなのに、この彼の人生の物語が、
余命宣告ものにありがちな重く悲しいストーリーではなく、
微笑ましい感動を呼ぶ映画となったのは、
彼の妻、彩子さんの神対応あってのものなのだと思う。
「夢を実現させて、楽しさを演出する」。
それが夫の人生だと考え直した彩子さん。
3人で残された大切な時間を、というのが本音だろう。
ところが彩子さんは、なんと、
自分の意に反しても、
それが家族にとっての幸せではないことをわかっていても、
愛する人の思い通りに生きることを、選んだのである。
そして彩子さんのすごいところは、
自己犠牲的ではなくて、
決して無理もしていない。
どこまでも、自然なのである。
それは、ひとりで成し遂げられる愛ではない。
相手をあるがまま受け入れ、そのうえで共同作業で描く、
Yes, andな愛なのだ。
愛するひとのパートナーを探すという独善的な愛情より
もっともっと壮大な愛が、
この映画の真のテーマだったのである。
それにしても、ぼくはこの映画で、
3人でデートする場面が、とても好きでした。
妻がどんなに素晴らしいかを語る修治。
ダブルデートではなく、3人デートというのは、
もしかすると愛が深まる構造なのかもしれない。
とにかく、結婚っていいな、と素直に思える映画でした。