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お笑いのツッコミの技術はビジネスシーンでも活かせるよ、というような趣旨の新書である。
ツッコミの技術を整理している内容については楽しませていただいたが、個人的な感想を述べると、この本を参考にコミュニケーションを行おうとすると大火傷しそうで怖いところだ。
明らかに著者の方もそうしたリスクを理解しておいでだろうに(第六章辺りを読んでいると、起こりそうなトラブルを予見していることがわかる)、その上でこの内容を書くのはどうなのかと思う。
端的に言えば、上司との会話で「コラー!」なんてツッコミを入れるのは、さすがに(一般論としては)ありえないよなあ、という話である。
中で扱われている例文も個人的には疑問の残るものが少なくなかったし(正直、笑いとしてはだいぶお寒い)、星三つと評価したい。
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ツッコミ術と書いているが、コミュニケーションのノウハウの本。
お笑いのボケとツッコミの要素を日常会話ならどのように出すか、それによってコミュニケーション力をあげていく方法が書かれている。
自分が使えるなと思ったのは、上司との会話によく困る場面が多いと思ったときがあったが、上司が自分をいじってきたり、ボケてきたりなどした時に、どう対処すればいいのかなど、載っていてわりと日常会話でも役に立つ知識が多いと思った。
あと、単純に会話の端々に、ツッコミすることで会話を引き延ばしたり、会話の方向性を決めたりなどにも重要な要素なので、会話する上でも知っていると会話の引き出しが増えると思う。
コミュニケーション苦手の人なら、絶対に読んでみたほうが良いと思います。
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やまもといちろうさんのブログでオススメされているのを見て、購入。確かに会話術で、ツッコミというと少し読者の範囲を狭めちゃってるんちゃうかと思う。
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あなた『社長、どうぞ上座へ!』
社長『すまないね。では、お言葉に甘えて奥に座らせてもらおうか。よっこいしょういち(横井正一)、と』
あなた『◯◯◯◯◯!』
さあ、どうする?そう、即答出来ない私がそこにいた。悔しい、かなり悔しい、泣きたい、ツッコミはそれなり自身があったが、完敗だ…
ここでベストなアンサーは.…
『いきなり、いいのが来ましたね!』
そう、これだ、これが言える人間になりたい、ビジネスではボケの上手さよりツッコミの上手さの方が評価は高い、確かにツッコミの上手さは知性を感じる、空気を読める、相手を不快にしない、これだ、自分にはまだまだツッコミ力が乏しい!
社長『最近のノートパソコンはどんどん薄くなっていくね』
あなた『そうですね』
社長『まるで、俺の頭みたいだわ』
さあ、どうする?
こうだ『じゃ、最新ですね!』
これをためらいなく言いたい、言いまくりたい。
ツッコミの技術論が書かれていて、確かにここに書かれたような意識は自分としては自然に持っていた。改めて書かれると納得いき過ぎでビビったのも事実。
でも、まあ結局これは経験値というけどセンスなのかなあと思うけどなあ。
よし、どんどんツッコミ力をつけるぞ!
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ツッコミを文字通り見える化した本。コミニュケーション上達法として役立つ。
私は東北出発で関東で仕事をしているが、入社当時は関西出身の先輩に囲まれて仕事を覚えた。その時に苦労したのがこのノリ・ツッコミである。よく「先輩の俺がボケているのに何でツッコミを入れないのか」(実際には関西弁)と言われたがトンと検討も付かず手取り足取り教えて貰った。
コミニュケーションが苦手な人が困るのは、教科書がないこと。特に目に見えるものが足りないのである。あっても表面的なことであり応用が難しかったり、相手を傷つけるのではないかという点が払拭出来ないと。ツッコミとは、笑いを生んでナンボであるから、その点はそもそも制約であり、その点の言及もあり分かりやすい。
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よく分かるツッコミの授業。
雑談やお笑いが苦手な私にとって、齋藤孝先生の雑談術の本は目から鱗でしたが、それに匹敵する分かりやすさ。
ということは、村瀬健は、お笑い界の齋藤孝なのだ。
お笑いが否定されたお堅い家に育った私は、当然、お笑いに適性はありません。
お笑いがダメだから一人なのか、一人だから会話ができないのか、とにかく理論は分かっても、実践の機会を見つけなければ。
それは外国語会話と同じことですね。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150706/p1
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お笑いのツッコミから対人スキルを学ぶということか。
言いたいことはわかるのだけど、何でもかんでも突っ込んで、それで救われる人と救われない人がいることも事実。変に思考を巡らしてあらぬ方向に事態が向かうと「イジメ」みたいなことにも繋がるかな。
諸手を挙げて同意という内容ではなかった。
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2021/11/6 改めて読み返した。面白い。今後はツッコミを意識してツッコミもできるようになっていきたい。
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【文章】
読み易い
【気付き】
★★・・・
【ハマり】
★★★・・
【共感度】
★★★★・
ツッコミは会話の潤滑油
テレビでの芸人のツッコミを例に、
ツッコミのテクニックを紹介
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読み始めは浅くて読むのをやめようかなと思ったけど、読み進めていくと結構おもしろかった。笑いの仕組みを現場の知識を活用して教えてくれる。芸人の分析らしいものもあるからそれも楽しめた。
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【概略】
ツッコミ=「なんでやねん!」「もうええわ」「欧米か!」=芸人さんだけの特権技術、なんて思ってませんか?実はツッコミは、聞き上手になるために必須の話術だったりします。ツッコミは、スベってもスベってる感じがなく、またスベったことに対して新たなツッコミを入れることでリカバリが可能な技術です。聞き上手からはじまり、見る→観る→診ることでコミュニケーション能力を up !これであなたもツッコミ上手。
2018年12月30日 読了
【書評】
まず、概略でも書いたけど、ホント自分にとってツッコミ=狭義の定義してた。どちらかというと指摘する・リアクションする、という感覚でいたのだけど、実はもっと広く、拾った違和感に対しての広がりであったり、そこから広げたり、みたいな、受け答えという点を考えたら、応答全てをツッコミと定義してもいいくらいに感じた。
なんだろう、個人的には、日常のコミュニケーションで「笑い」を取りにいく必要はないと思っていて、むしろ、ユーモアのセンスを磨く意識をもっていた方がいいと思っているんだよね。そういう点では、ボケを意識するよりも、ツッコミを意識することの方が、実用性・汎用性が高いと思う。
ちょっと前に読んだ本と、この本を合わせて、なんとなくツッコミの能力を up する訓練、というか、ゲームというか、そういったもの、ちょっと思いついた。そのゲームも、やっぱり抽象度と具象度を行き来するマインドを育てるもの。凄いなぁ、ユーモアも、抽象・具体で整理がついてしまうという。
この訓練が、これまた英語でできるようになると、ホント英語力、上がるなぁ。
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ツッコミは努力で磨けるって言う事がわかった。ボケの強さにツッコミの強さを合わせると良いってのもナルホドなぁと思った。しかしやっぱり目上の人にツッコむのは難しいなぁと思う。
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ノリツッコミは一旦相手の意見に合わせて、指摘すること。かなり使い勝手がいいが、釣りすぎることは厳禁。
リアクションツッコミは相手のボケに対して言葉で表現しようがないために簡単なアクションでつっこむこと。愛のあるツッコミ。
すかしツッコミは前者に比べ、相手がダメすぎる時、ボケすぎの時に使う。ボケすぎている時あえてすかす、すなわち、流すことで自然と笑いが生まれる。
セルフツッコミは、相手との壁を取り壊す時かなり役立つ。あえて自分につっこむことで庶民的、親近感が湧く。なんやねんこの変な空気。など
倒置ツッコミは、現在お笑い会ではやっており、印象的な言葉を先に持っていき、後からなんでやねんなどと付け加える。非常識部分指摘and補足説明。その2つをパッと思いつくれんしゅうから。その後、余裕が出たらこの順序を入れ替えればいいだけ。
広げるツッコミは、指摘ツッコミの進行形で、能動的なツッコミ。話を広げるために能動的につっこむことで笑いを取り相手を拾うことができる。
たとえツッコミは笑いを最大限に取ることが可能な王道。誰かの立場に立ったり、他の場所から客観的に人の共感を得ることで笑いを得られる。高低差激しい→激しすぎて頭キーンってするわなど。
ーでいったらーだわ
ーくらいーだわ
ーすぎてーするわ
この三パターンで作れる。
ただしここで大切なのは、指摘ツッコミからのそのツッコミに対して広げるような比喩を使うこと。急に比喩から持っていくと面白さが半減してしまう。そこで指摘ツッコミから行く時は、キーワードを絞ることが大切。何で笑いを取るかを事前に決めておく。自分は野球と食べ物で勝負できる気がする。
日焼けの例で考えると、黒い=カレーと考える、この時、カレー自体を想像して本格的なカレーなどとするか、カレーを変革してビーフシチューとしたりすることで、ユーモアがさらに加わる。
頭の回転早ければいいんだが、そんな事はない時、引き伸ばす裏技を使う。なんとか言葉を連呼することで、時間をかけて考えられる。少し遅くなるが、発言可能。
まずはツッコミのかたを覚えて普段から使っていくことが大切。そのためにも普段から経験を踏んで、自己向上を掲げよう。
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<要約>
漫才のツッコミは才能ではなく、スキル。日常のコミュニケーションでも利用できるのだ。
<アンダーライン>
★★「少なくとも本人は面白いと思ってしゃべっているんです。ということは、どっか面白いんでしょう100人いたら100通りの面白いツボがありますから、それを共感できたほうが嬉しいし、楽しいじゃないですか」
★★★「トークに意見する人」は、相手の発言を受けてのもの。意見をするだけですから、発言のクオリティよりも「着眼点」がものを言います。
★★★★★
ツッコミの本質は「違和感」を指摘すること
★★★★★
「非常識な部分はどこか」を意識すると、違和感を見つけやすいです。
★★★★ツッコミの対象は「発言」「行動」「見た目」「物」「環境」
★★★★★
ツッコミは「見て」「観て」「診る」
★★★★空気を読むとは、多数派の心理を知ることです。
★★★★ツッコミ脳になると、場の空気を正確に読めるようになります。見て、観て、診ることで、何が常識で何が非常識なのかを見抜きます。
★★★★★
多数派の心理=常識
★★★★説明の上手い人は相手ではなく、自分にツッコみます。
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入院中に読んだ本その3。
お笑い芸人は頭の回転が速いだな、と思った。
あとツッコミはたぶん空気読む力が秀でた人が向いてる。
・違和感に気付き、見て情報を感知し、観て情報を精査し、診てどう対応するか判断する。この、論理力が問われるのがツッコミ。
・親父ギャグには、いきなりいいのが来ましたねー。
・うちの嫁よりいいのが来るのか?には、互角ですねー。
・宴会やってもええんかい?には、ええんですー。
これだけバラエティに富んだツッコミが出来たらすごい。
あと、くりぃむしちゅーの上田さんがらどこまでぶっ込んでいいか、ゲストの楽屋にいってその日の気分を伺う、相手が傷付かないように突っ込んでから爆笑入れる、ていうのを知って人とのコミュニケーションってこうあるべきだよなーと思った。