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好きだ、これ。ジローさんの漫画はしみじみと沁みるよねぇ…。ルーブル美術館の作品たちと、明治・大戦中・現在といういろんな時代と、日本でのできごとが淡く混ざり合って、ふしぎな感傷を呼び起こす作品です。
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うーむ、ちょっと期待値が高過ぎたか。
画家との対話に緊迫感がなく、のっぺりした印象が否めない。まぁこちらの勝手な思い込みなんだろうけど、例えばゴッホなんかまともなコミュニケーションが出来たとは思えないから、もっと痺れる空気を出して欲しかったですわ、
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やはり豪華版で買った方が良かったかもなと後悔をしつつも楽しめました。ルーヴルの事もよく分かりましたしとても勉強になったなと感じました。
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主人公が旅先のパリのホテルで風邪をひいて熱と悪寒にうなされる。薬を飲んで一晩ぐっすり寝たおかげで熱もひき、お腹が空いたので外に出てお食事を。うん、うまい!孤独のグルメが始まる…と、見せかけて(?)そうではなく、彼が向かったのはルーヴル美術館。人混みと昨晩の熱のせいか目眩がし、座り込む彼の元にある婦人が声をかけてくる。夢と現の間をさまよいつつ、時空を超えてルーヴル美術館にまつわる巨匠たちに巡り会っていくお話しでした。戦時中、ナチスの手から美術品を守るため命懸けで作品を移送するエピソードがとても良かったです。勉強になりましたが、もう少したくさんエピソードがあればもっと良かったかも。5日の旅の滞在中の出来事という設定なので仕方ないのかもしれませんが。続きがあるといいですね。
物には魂が籠るとはよく言われることですが、芸術家たちが自らの想いの限りを尽くし、情熱の全てを注ぎ込んだ作品にはほんとうに魂がこもっているのでしょう。そしてそれを守ろうとする魂もしかり。絵画や彫刻などの作品の前に立ち作者の魂に触れる時、過去の作者と対話することは不可能ではないのかもしれません…。
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世田谷世田谷文学館の谷口ジロー展で購入。
展示で原画を見たんだよ。勿論、原画はカラーだから、それを見た後に読むと、残念至極。豪華版を買うべきだった。
サン=テグジュベリの登場にドキッとする。最近、佐藤賢一「最終飛行」を読んだばかり。
ナチス侵攻に対し、美術品の避難をしたジャック・ジョジャールなどルーブルを守った人々の功績を読む。
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感冒薬 夢とうつつ現のあわい間にあります 見るものを郷愁の世界へ誘い込む 詩的情緒を湛えた風景 貴方の無意識の潮流の中 浅井忠の遺作洋画の展覧会 殆ど一気呵成に仕上げた趣き カミーユ・コローその人です エッフェル塔にナチスの鉤十字が翻るようになった 仏蘭西の参謀幕僚には問題意識がなかったんだ 其れは現の中の識閾が覚醒させたものです 夢現_僕はまだルーヴルの迷宮を彷徨っている
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ルーブル美術館の歴史を描いた大人向け漫画。やはり谷口ジローさんの風景画がなりより素晴らしい。束の間の滞在だったパリのセーヌ川の橋を思い出させてくれた。一瞬だがパリを旅したような、そして夢を見てたような、そんな気持ちにしてくれる作品だった。そういえば中学生の頃、浅井忠の作品を模写したなと思い出し、一瞬過去へもタイムトリップした。