紙の本
日本作家による本格的SF小説
2015/03/28 09:48
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投稿者:yasu - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF小説はどうしても海外の作家が多く、訳がおかしくて、言い回しに不自然さを感じるが本作は日本人の作家による本格SF小説で非常に読みやすい。
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やはり、「活躍!大躍進!でも敵が!?」の黄金パターンです。ええい続きが気になる。
戦場の方も気になりますが地球上の広報活動やら、めんどくさい族であるところのセルゲイさんとか、「その他の人々」のその先も気になるんだよなあ…。
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ついに粛清者との戦いに参戦。多少の失敗はあったものの戦果もあげて「少将心得」に昇進。他星系の軍も指揮する言々が与えられる。
粛清者を追い詰める者の反撃にあい指揮命令系統がズタズタにされる。さっそく与えられた権限を行使することになるが…
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思いきりクリフハンガーな終わり方。ここで引くか。引くのか。
実を言うと今回は比較的先を読みやすい展開だったと思う。異星人とのやりとりがあるといっても、はなから、メンタリティがほぼ同じ(差異は地球上での民族の違い程度)とわかっているので、そこらへんの目新しさが一切ないし、今までの流れからいえば、ある程度地球人がぬきんでた働きをしないわけがなく。
更に、なんらかのトラブルにより、主人公が指揮権を握るというのは帆船小説の定石。
そこで最後の「ここでひくのか!?」につながるわけだが、全体として、お約束を踏んでおり、ある意味で「水戸黄門」のように、先の展開はわかるだけにわくわくして読めるものになっているのだ。
また、今回の素敵人間関係は、やはり、あのリーが良い感じのキャラになって戻って来たことだろうな~。そして、恵一とバーツのコンビはますます熟成されてきている。あ、そういえばこういうコンビでの活躍も帆船小説的か?
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有坂恵一率いる地球軍はケイローンの試練に優秀過ぎる成績で合格する。早速、ケイローン軍に組み込まれ粛清者達と戦う事になる。そこで任されたのは輸送艦隊の護衛任務だった。
アイロスの保護下を離れて独り立ちしてからも戦功を上げていく中、日本人が書くSFらしく出る杭の対処まで描かれているのは流石。ちょっと上手く行き過ぎる感はあり展開がマンネリ化しつつあるが面白さも相変わらず。
次巻への引きも興味をそそる。
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最後の印象ばっかり強くなっちゃうなあ
しかしケイイチどこまでも進んで行くなぁー
人間相手じゃない、というのがほんと辛いなあ
予習復習発展をするものだけが勝てる世界であるな
ぎりぎりを積み重ねて積み重ねて生き延び続けている
地球はまだまだ自分にとらわれているのだな、と冒頭の広報で再認識する
めんどくさい自分を否定しないで生きよう
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トントン拍子のサクセスストーリーがいつまでも続くわけがない。ほらきた。デグル大将の「なんてこったぁ!」のセリフが聞こえてくるようだった。
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粛清者たちとの実戦に投入される恵一たち800隻の地球軍。さらに遠く地球でも粛清者たちの侵攻に備えて徴兵が進んでいく。破壊と戦いに、疑い思考する地球人たちがどう生き抜いていくのか。大ピンチで終わったので、次が楽しみです。
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粛清者の侵攻を受けているモルダー星系へと、援軍に向かうこととなった恵一率いる地球軍。ケイローンの試練を完璧に突破し、格別の援助を受けることを約束された地球軍ですが、それは対粛清者戦争で「使える」ということを証明したことでもあります。
初めての粛清者軍との戦場。
「使える」という評価を得たとはいえ、それは今後の可能性も含めてであり、いきなり最前線へ、ということではありません。初めての任務は、補給部隊の警護。派手ではないが、補給がなくては戦闘に勝つことはできないので、大事な任務です。戦場を経験させることで、新兵の習熟を兼ねるという目的もあるのでしょうね。それと、実務で本当に「使える」のか、の確認。
ゲームで新キャラが加入した時の、お試し期間かな。
そのお試し期間で、戦術的成功を収めてしまう恵一。6巻の試練といい、今回の奇襲の成功といい、なんだか無双しそうな気がしてならない。
そんな勝利に浮かれるこちらの気分を見透かすように、戦死者の描写を入れてきます。恵一同様に、冷や水を浴びせられました。
作者の思惑通りに、いいように感情を動かされている。
補給部隊でありながら奇襲を成功させ、粛清者へ打撃を与えたことで、戦時階級とはいえ、少将と同様の権限を持つことになった恵一。これはやはり無双のフラグか。