紙の本
軽さがポイント
2015/04/22 23:02
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投稿者:Gavotte - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫化を待ち期待していたのです。
読み進むうち予想していなかった、軽さを確信しました。
同作者の「仏果を得ず」にも感じた軽さ。
余韻や奥行きはあると思いますが、
私はもっと行間を読ませる作品が好きです。
評価は3点をつけますが2点に近い3点です。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて知った辞書作りのイチから完成までの一部始終……。真面目な人たちが、一生懸命に丁寧に取り組んでいる姿に、辞典ってこんなに、努力のたまものだったのかと思って、なんだか、感動しました
電子書籍
ライトノベルにしては読みごたえがある
2016/04/22 14:43
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投稿者:トモモモモ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽くて甘い小説。辞書編纂に人生をかける人たちという設定で、邪心のない真面目な登場人物たちに癒されました。
ただ、随所に見られる少女マンガ的な言いまわしが鼻につきました。こういうノリが好きな人、平気な人にはたまらない作品だと思います。こういうノリが好きじゃない私も一気に読めました。
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辞書作りに取り組む人たちの熱いお話。 今まで考えてみたこともなかったけど、何気ない顔して本棚に収まってる私の辞書だって、誰かが途方もない時間と労力をかけて紡いだものなんだよなぁ。 西岡さんが西行の話で言ったような、その言葉をひいて心強く感じる、そんな辞書なら素敵だ。 言葉を研究するって楽しそう。 登場人物たちの四苦八苦を見ているのに、そんなことを感じた。
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「神去・・・」でだいたい満足したのでもういいかなアと思っていたんだけど、聞けばハハが、「三浦しをんさんはほとんど読んだ。舟を編むなんか、感動した」と言うではありませんか。
へえ・・・。と思って、ナニゲに読んでみることにしました。
うーん、これはイイですねえ。
途中までは、キャラクターの配置や恋愛プロセスの物足りなさとかが「神去・・・」と似ていたので、もう一丁のめり込めない感もあったんですが、特段大きな仕掛けがあるわけでもなく、言葉へのセンシティビティーや辞書づくりのプロセスだけで(と言ってしまってはナンだが)これだけのお話にしちゃうというのは凄い。
読後の爽やかさが快感でした。サスガは本屋大賞受賞作。
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辞書に興味はないけれど~、読みたくて読みたくて文庫版はまだかまだかと待って待ちまくってやっと購入したのになかなか読めてなかったやつ。やっとのんびりペースで読み終えましたよう。面白かった!
情景が目に浮かぶって言ってる方よく見かけるけど確かに!って思いました。
辞書ができるまでの大変さも知ることができてまさに一石二鳥。
それにしても三浦しをんさんの本はなんだか読んでてあたたかい気持ちになるというか大事に大事にゆっくり読みたくなるのは何故だろう…。
あ、まじめくんいいです!好きです。あんなラブレターわたしも貰いたい(かも)?
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初三浦しをん作品。
辞書作りの話。着眼点が面白い。
言葉って不思議。特に日本語って面白い。1つの単語でも使い方によって意味が変わってくる。いかに端的にわかりやすく文字数少なく説明するかが辞書作りの鍵。言葉のプロなんだな。辞書の重さは編んだ時間の長さと作った人の思い。最近辞書なんて使わずネットで調べちゃうけど、やっぱり紙の本っていいよね。
本を読んでいて始終思っていたこと。あたし、辞書作りに向いてると思うんだけど笑。
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どんなに楽しい作品でも、
作家さんが、言葉や本や辞書について書いたものは
真摯で、厳粛で、こちらが思わず頭をたれるようなものを宿してる。
この作品も然り。
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新しく辞書を作る話。
堅苦しいテーマだけど、ユーモアを交えながらも、一つ一つは短い文章で書かれているので、あっと言うまに完読。
日常で使っている言葉をまとめたものが辞書であって、辞書に書かれていない言葉使いをしても、それは間違いでは無いかもしれない、って所で言葉の難しさや奥深さを感じた。
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じんわりと良かった。
人は言葉っていう手段をもって幸せだね。
言葉は傷つけるためのものではない。
だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうためにある。
なんかあったかい気持ちになった〜
そして辞書編集部。
目指すところが同じだと人ってこんなにひとつになれるんだと思った!素敵!!
まじめさんの話す日本語が好きだった(^^)
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ゆっくり物語が進んでいったり、一人一人がとても大切に描かれていたり、読んでいて心が温かなる文章。
それぞれの成長がとても励みになる。特に西岡さんが仕事に打ち込めずに悩む姿などとても共感できる。壁を打ち破り、辞書に寄り添う西岡さん、かっこよかった。
H27.6.22~6.26読了。
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辞書作りというコアな世界に浸れる一冊。
辞書作りの長い時間と主人公を中心に人生ドラマの展開が面白い。物事を深く追求することの大切さ面白さが感じられた。
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2015年10月17日〜2015年12月10日
時間かかりました。分からない単語や名文などが多くたくさん調べ、この本で知ったことはとても多いです。
馬締と香具矢、西岡と麗美、岸辺と宮本
このペアの雰囲気が最高である。
ようするに、お似合いということだ。
このようなお互いの雰囲気が合う人とわたしも付き合ってみたい。
『大渡海』
辞書というものがこんなにもたくさんの時間、労力を使うものだとは知らなかった。
映画を先に見ていたのだが、やはり映画よりも本の方が雰囲気などが全て伝わってくる。
玄武書房の辞書編集室の壁の色、匂い、これらのものが全て努力を表しているのも想像できる。
辞書の紙質の表現が本物を確かめたくなるような文であったため、実際に触ってみた。
ぬめり感、透け感全て納得した。
辞書の紙が薬の紙に使われていることも驚きだった。
わたしのお気に入りのシーンがある。
それは、岸辺を宮本がエレベーターで初デートに誘う部分である。あの、恋が始まりそうな感覚がこっちにも伝わってきたからだ。
思わず読みながら微笑んでしまった。
わたしも香具矢のような女性になりたい。
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言葉を大切にする。どれだけの人が実践できているだろうか。言葉は人と人との間で交わされる気持ちのぶつけ合いだ。意味を理解し大切に付き合っていきたいと感じた。
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やっと、、やっと読み終わった、、、
途中で積読にしてしまい、もう何年越しか、、、
辞書作りの本初めて読んだなあ。
三浦さんは高校生の頃から好きな作家さん。
読んでいる最中は「風が強く吹いている」とかの方が好きかなって思ったりもしたけど、
結局またしても最後は泣かされたし、
読み終わったあと、もうこの世界のみんなに会えないのかあと寂しくなりました。