紙の本
死者が生者を奔走させる。
2017/01/07 21:53
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭でとうとう意次の死が伝えられる。
……長かったなぁ……。
先代の殉死の前あたりからと考えると十何巻ぶんくらいの因縁に、直接対決ではないけれど、ようやく決着がついた。
と、思ったら。
最後の恨みを晴らすために残された刺客が動き出す。
ラストの空也立ち会いには驚く。
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生きている間は清々しいほど徹底した悪役っぷりだった田沼意次も失脚後はなんだか微妙な老害扱い、松平定信は能力のない小心者という配役に。
勧善懲悪でないところはおもしろい。現代の政治情勢への作者の気持ちの表れか?とも思う。が、その分いわね達に成敗される正真正銘の敵達がどんどん小物になっていて残念。唯一残っている剣客・士子順圭への期待度がいや増すだけでは。大丈夫なんだろうか。
この巻で唐突に、空也は人間離れした活躍だったし、おこんまで超人的な悟りっぷりで、かえってつまらないキャラになっちゃったなぁ。若人達のカップルが増えて、そちらの人間関係の方がほほえましい。
何だかんだ言ってもあと2巻で完結。お待ちしてます。
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磐音シリーズ終盤。田沼意次死す。だが最後の一手が放たれる。探りを入れる磐音たちはやがて刺客柳生七人衆を見つける。白山の老いの話が終りの近さを感じさせます。さぁあと2冊。どういう終わりを迎えるのか。
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この長期シリーズも残り1巻となりましたが、ギクシャクした日常描写・使い捨ての悪役といういつも通りの内容は健在で、ここまで付き合ってきた人のよい読者たちも安心できます。
そしてあとがきでは体力の衰えを切に訴える作者により予定をのばし51巻で完結するという「泰英ノ妄」が語られます。
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最後に向かって、話が駆け足になってます。後、二冊かあ。最後は子供が大きくなってるところが見たいかも。
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え!田沼意次死んじゃったの!?と、いささかびっくり。てっきり、失脚させてトドメさすのが磐音だと思ってたのに。
物語は意次死後、意次から命を受けていた7人衆が動き出すってお話。あと二巻。ラストは大団円なんだろうな。そうあってほしい。
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九歳(数え年)の空也の身長が五尺三寸超……
突っ込んでもしようがないのはわかってるんですけど、それでもね。
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50冊で完結する物語
あああ49まで来てしまった
宿敵がなくなってからも大変ですね
松平定信がとんだ小物になってしまったな
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このところ沈滞気味だったが、ようやく動き出したか。田沼意次=悪、松平定信=善と図式的に割り切ったほうが爽快感は出るのだろうが、そこを抑えて距離を置くところは好もしい。空也の成長ぶりはご愛敬。
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2015年の45冊目です。
第一巻から読み続けている佐伯泰英の人気シリーズの一つです。テレビドラマ化されたこともありました。
このシリーズもいよいよ次号で最終巻と思いきや、
本書のあとがきに、あと2巻ないと終わらないという
著者の言葉があり、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
このシリーズのストーリーは、時代小説としては、
漫画チックなところがあると思いますが、
登場人物一人一人の個性が際立っており、思い入れが強くなっていきます。若い人が人気のマンガシリーズをよんでいるのと、同じなのかもしれない。娘の部屋にも「銀魂」とか「ブリーチ」というタイトルのコミック本が何十冊も並んでいます。一緒なんだろうな???
そうかな????
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L 居眠り磐音江戸双紙49
なんつーか、田沼意次死すという情報が走ってなんだかぽっかり穴があく面々。そして降って湧いた田沼意次に飼われた暗殺者の7人組。確かに意次の死で終わりじゃないのはわかるけど、この7人の存在はどーなのよ。そんでもって7人ともあっさり磐音他に始末されるという結末。酷くない?
9歳児に敗れた武芸者なんて悲しすぎる。空也デビューには良かったんだろうけどさ。まぁなんだってアリだわな…と納得したけど。いや、やっぱり7人必要だった??みんなの出番は増えたけどーふーえーたーけーどー。
そして、あと一冊かぁと思ったら、一冊増えたってさ。増やすだけの価値あるんだろうな?!登場メンバーみんなの出番を増やした結果収まらなかった、なんてことじゃないだそうな!?と思ってしまう。ま、読むけどね。
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シリーズ第49弾。
表題をパッと見で「意次の妾」だと思い込んで読み始めてしまったので、柳生七人衆の一人かなとも思ったり、いつになったら登場するんだ?・・・でした。
あとがきによれば、あと1冊の予定が、プラスワンだそうな。
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「妄」とは出鱈目のことだそうだ。居眠り磐音シリーズ49~速水左近が小梅村を訪ねてきて城中の噂として田沼意次が病死したという。密かに屋敷を抜け出した意次直属7人の剣客は,弥助が追って,寸又峡で山籠もり中。松平定信への復讐をなす積もりだろうが,騒動を起こさせてはならない。刃を坂崎道場に向けるべく,利次と霧子の夫婦が寸又峡を分け入っていく。田沼屋敷で働いていた糸女がやってきたが,馬はここまでと馬子に言われ,書状を預かることができた。寺の和尚に偽書を認めて貰い,様子を見る。里に下りてきた一味は服と髪を整えるが,酒好きは酒屋に出向いて只酒を飲もうとして,女房に咎められ刺殺するが,それを見ていた霧子が咄嗟に後ろから心臓を刺して一人始末した。宿を取ろうと先送りした一人は,田沼の使いの糸女と出会ったが,利次が彼らを気絶させ,髪をばっさり切り落として人前に出られない姿とした。沼津では道場破りで宿を得,箱根に向かったかに見せかけたが,船を奪って伊豆を大回りするつもりらしい。先に帰ってきた弥助・利次・霧子は事情を磐音に告げ,老中の警護に数名の門弟を送り出す傍ら,前田奈緒の商売が奢侈禁止令で左前になる前に,吉原への手蔓を使った。ある日,道場の稽古終わりに武芸者がやってくるが,磐音の娘・睦月と九つで一人稽古を続ける空也が人質になってしまった。空也は自分に刃を突きつけている卑怯者と立ち合いたいと願う。空也の木刀が示現流で振り下ろされ,磐音の太刀が柳生永為の首筋を捉えた~珍しく短いあとがきがあった読んでみると,50巻で完結のつもりだったが,来年の1月に50・51と一緒に出て,終わるというエクスキューズ
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意次が亡くなった。
が、磐音と意知の死に関わった松平定信への妄執は尽きていなかった。
意次の命を受けた刺客を尚武館が迎え撃つ。
続いてきた磐音シリーズもあともう少し……
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図書館で借り、やっと回ってきて読む。読みだすと、たちまち面々が懐かしく立ち回り初めるから不思議なものです。ほんわかして心地よい読み物もあと2巻で終わるそうな。空也も大きくなってきたし…どうなるのか?お正月が楽しみです。