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みんなのレビュー80件

みんなの評価3.8

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/11/25 04:24

さらに優れた小説

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書が発表された2015年1月17日に、シャルリー・エブドが襲撃されたのは運命的だ。優れた小説は今現在の空気を感じて描かれる。さらに優れた小説はこれからの出来事を鋭い予感で伝える。イスラムに心をとらわれた世界を映し出した本書が、後者に当てはまるのは間違いないだろう。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/12/14 16:40

まったくなぁ・・・

投稿者:ちょびちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある意味フランスらしいっちゃそうなんだけど、しかし主人公に全く共感が持てず、どうしたらいいのでしょうね。フランスでベストセラーになったとか。そのせいか日本では有識者が真面目に取り上げてますが、フランス人はちょっと鼻でフンと笑いながら読んでいるような気もします。売れたのは間違いなくテロのおかげですね。
主人公は裕福だけれど愛情薄い家庭で育った、パリしか知らないインテリ男、大学の教員。自分の教え子である女子学生を毎年抱いてはポイ捨て、ちょっとはまじめに付き合った15歳以上離れた恋人と別れ(捨てられ)、高級娼婦では満足できないと分かり、両親も続けて亡くなったので孤独であることに気がついた42歳。修道院にはいってみるけど3日でアウト、それで青春をかけた研究に終止符を打ち、同僚(上司)の家に招かれた時に偶然見た15歳の第二夫人に夢を見て、イスラムに改宗することを決める。
うーん、20年以上前なら「男女平等」を説く高校や大学の、男性の文科系教員にこんなタイプいたなぁと思いました。自分自身はお皿の一枚も洗ったことのないような家庭で育ったのに、「男女平等」を説き、現実を突き付けられるとアタフタ、そして女から女へ渡っていくような・・・・単なる無責任で男、「あかんたれ」じゃなのかねぇ。書いてないけれど、しかしきっと魅力的ないい男なんだとは想像するけれど。
しかし著者が理想?としている最後にでてくる社会は、1990年までの日本のようでもあり、イスラムというよりもあこがれているのは近代の封建制度ではないのかなぁという気もしました。現在のイスラム社会がなにも近代で止まっているわけではないし、女性の国会議員がいる国だってある。男女の力関係は法律や制度といった外から見える目以上に複雑なもの。それに一夫多妻は権力・富をもつ男だけに許されたることだから、今の大学の、しかも文学の先生ってそれに当てはまるのかしら?
フランス文学のことがちょっとわかるのは面白いけど、読む意味があるとしたらそれくらいかなぁ・・・。

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80 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

さらに優れた小説

2015/11/25 04:24

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書が発表された2015年1月17日に、シャルリー・エブドが襲撃されたのは運命的だ。優れた小説は今現在の空気を感じて描かれる。さらに優れた小説はこれからの出来事を鋭い予感で伝える。イスラムに心をとらわれた世界を映し出した本書が、後者に当てはまるのは間違いないだろう。

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紙の本

今、読む駅べき本。

2015/10/02 08:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る

近未来のフランスでイスラム政権が成立するという、ふだんエンターテイメントばかり読んでいる僕の様な人には敷居が高く感じる本であるし、序盤から中盤にかけては政治的な話や時事的な知識もそれなりに必要になってくるので難解に感じるのだけれど(ウェルベック独特のユーモアもわかりづらい)、後半になるとイスラーム政権の影響がじわじわと主人公に及び始め、とたんに感情移入して読み易くなるのでそこまでぜひ頑張って欲しい。圧倒的な説得力を持って語られるイスラームの席巻した世界は、フィクションと笑い飛ばすことのできない現実感を持って迫ってくるだろう。

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紙の本

人間みな欲望には服従してしまう

2016/03/28 14:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初ウェルベック。イスラム政権の誕生といったような「予言」は基本的には作品の背景であって、私には結局、人間存在そのものを問うた作品であるように読めた。
 主人公は友人(そもそもいない)、恋人、両親を、そして職も失い、社会や地域とのつながりのない人間となっていく。生きることにさえ意味をなくすがセックスや食などには固執する。すべてをなくした人間に残るのは本能的な欲望だけなのだ。改宗をはじめとする行為はイスラムへの服従ではなく、欲望に対する服従だった。

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電子書籍

読んでるときにパリのテロ

2015/11/21 00:24

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Snake - この投稿者のレビュー一覧を見る

フランスにイスラーム政権誕生!その中で、知識人達がそれぞれの生き方、考え方を展開していく、社会の変化に徐々に取り込まれていく様は、冷静な判断で自分を導きつつも、読後は絶望と激しい葛藤が残りました。

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紙の本

自由から服従へ

2016/01/06 12:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

難解です。はっきり言って小説としては面白くありません。フランスの政治、文学に関する蘊蓄や固有名詞が大量に出て来て、その合間に悪趣味な性描写が何度も出てきます。とはいえ、フランスの同時多発テロや極右政党の躍進の背景にある「空気」のようなものは感じられます。これは日本の新聞やテレビを見ていても決して分からないでしょう。「自由」を尊重する西欧が自壊し、「服従」こそが幸福だと信じるイスラームが支配する未来。舞台を日本に置き換えれば、どのような小説になるのでしょうか。

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紙の本

翻訳者の名前より解説者の名前が大きく出されちゃうってどうよ。

2016/04/30 07:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は<2022年、フランスにイスラーム政権誕生>、という設定でして、「来たるべき近未来の予言書!」という感じの宣伝文句で、ちょうど日本語版が刊行された当時(当日だったか?)“シャルリー・エブド事件”が起こったということもあり(その後もフランスではイスラム過激派によるテロも起こっていますが)、文芸書としては大変タームリーに売れた、という記憶が。 本屋さんでも平台に積まれていたもんなぁ。
遅ればせながら、今更読んでみました。

パリ第三大学で教員をし、ユイスマンスを研究テーマにしている“ぼく”・フランソワは日々を怠惰に送っている。 社会的接点は最小限に、しかし若くて美人の女性とお付き合いはしたいがそのことに情熱を傾けることもできず、漠然と「自分は何のために生きているのか」という虚無も抱えつつ、かといって自殺する勇気もない彼は当然政治などにも関心がなく、2022年の大統領選挙の結果を踏まえ、変わっていくフランス社会を前になす術なく佇み、そして流されていく、そんな話。

ウエルベック、あたしは全部の作品を読んでいないのですが(その昔に『素粒子』、最近のウエルベック文庫復刊ブームのおかげでちまちまと)、あたしの中ではSFと純文学の境目をうろうろしている、というイメージが。
だからこれも、「予言の書」というよりは「ウエルベックの悪ふざけ」という感じがしないでもない。 語り手“ぼく”の薄っぺらさときたら読んでて怒りを覚えるほどで、「あぁ、軽薄でのんきな、しかし自分に魅力があると思っているインテリほど役に立たないものはない」としみじみ感じさせてくれる(勿論、ウエルベックは意図して主人公をそう設定したのだろうけど。 自分の欲望のためにはなんでも自覚なしに売り飛ばす男として)。

なのでキャッチコピー的に期待されていることはほぼまったく書かれていない、と思ってもらって間違いない。 発売当時の熱狂ぶりも、思えば潮が引くようになくなっていったなぁ、と思い返せばそれも納得。 大真面目にフランスとイスラム原理主義について述べている解説が的外れというか、すごく温度差を感じてしまうほどだし。

結局、インテリを名乗っていても男ってダメなやつなんです、楽な方に流されていきます、という自白の書、という感じか。
だから彼の自信を更に喪失させるようなパワフルで魅力的な女性は出てこない(存在はするのだろうが、描写がない)。 イスラムはそのための装置だったのではないか?

とはいえ文は平易であり、翻訳小説特有の読みにくさはない。 なるほど、ウエルベックがフランス・ヨーロッパで人気ならば、村上春樹が人気があるのもわかるわ、と納得した。

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紙の本

まったくなぁ・・・

2015/12/14 16:40

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちょびちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある意味フランスらしいっちゃそうなんだけど、しかし主人公に全く共感が持てず、どうしたらいいのでしょうね。フランスでベストセラーになったとか。そのせいか日本では有識者が真面目に取り上げてますが、フランス人はちょっと鼻でフンと笑いながら読んでいるような気もします。売れたのは間違いなくテロのおかげですね。
主人公は裕福だけれど愛情薄い家庭で育った、パリしか知らないインテリ男、大学の教員。自分の教え子である女子学生を毎年抱いてはポイ捨て、ちょっとはまじめに付き合った15歳以上離れた恋人と別れ(捨てられ)、高級娼婦では満足できないと分かり、両親も続けて亡くなったので孤独であることに気がついた42歳。修道院にはいってみるけど3日でアウト、それで青春をかけた研究に終止符を打ち、同僚(上司)の家に招かれた時に偶然見た15歳の第二夫人に夢を見て、イスラムに改宗することを決める。
うーん、20年以上前なら「男女平等」を説く高校や大学の、男性の文科系教員にこんなタイプいたなぁと思いました。自分自身はお皿の一枚も洗ったことのないような家庭で育ったのに、「男女平等」を説き、現実を突き付けられるとアタフタ、そして女から女へ渡っていくような・・・・単なる無責任で男、「あかんたれ」じゃなのかねぇ。書いてないけれど、しかしきっと魅力的ないい男なんだとは想像するけれど。
しかし著者が理想?としている最後にでてくる社会は、1990年までの日本のようでもあり、イスラムというよりもあこがれているのは近代の封建制度ではないのかなぁという気もしました。現在のイスラム社会がなにも近代で止まっているわけではないし、女性の国会議員がいる国だってある。男女の力関係は法律や制度といった外から見える目以上に複雑なもの。それに一夫多妻は権力・富をもつ男だけに許されたることだから、今の大学の、しかも文学の先生ってそれに当てはまるのかしら?
フランス文学のことがちょっとわかるのは面白いけど、読む意味があるとしたらそれくらいかなぁ・・・。

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2015/09/14 18:24

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2015/09/25 18:48

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2015/09/23 12:40

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2015/10/18 16:22

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