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スクラップ・アンド・ビルド みんなのレビュー

153(2015上半期)芥川賞 受賞作品

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みんなのレビュー462件

みんなの評価3.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/10/05 06:04

又吉より良い

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞は「火花」ばかりに注目が集まってしまったが、文章の上手さ、ち密さは、この人の方がはるかに優れている。「火花」がなければもっと…と思っていたら、段々、注目されてきた。楽しみな作家だと思っている。

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/10/16 18:53

介護

投稿者:みみー - この投稿者のレビュー一覧を見る

~しねばよか~がもはや口癖の祖父。
若い孫が,祖父が医療や介護によって,不本意に生かされていと思うのも仕方がない。
しかし,祖父の真意は?

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462 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

又吉より良い

2015/10/05 06:04

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

芥川賞は「火花」ばかりに注目が集まってしまったが、文章の上手さ、ち密さは、この人の方がはるかに優れている。「火花」がなければもっと…と思っていたら、段々、注目されてきた。楽しみな作家だと思っている。

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紙の本

芥川賞の2作受賞は妥当だったか

2015/09/05 07:00

7人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第153回芥川賞受賞作。
 この回の芥川賞は久しぶりにニュース性を持った内容となったから、2作品のW受賞ということは多くの人が知っているだろう。
 新人賞という賞の性格からすれば、できるだけ多くの人に与えることは悪いことではないが、今までの受賞作あるいは芥川賞という社会性から見て、評価は一定の水準を維持しなければならない。
 そういうことを思えば、果たして今回の受賞はW受賞とすべきほどの水準を2作とも持ち得たのだろうか。結論からいえば、又吉直樹氏の『火花』一作でよかったのではないか。

 総合誌「文藝春秋」に掲載された芥川賞選評を読むと、同じ回の直木賞選考の高揚感がないのが残念である。そのせいか、選評そのものも面白くないのだが。
 羽田圭介氏のこの作品は「介護問題」を扱った作品で、「死にたい」が口癖の祖父とならば楽に死なせてあげるのが孫の務めと日々自身の肉体改造に励む青年の物語。
 そうい青年もいないわけではないが、「介護問題」を扱うにしては、漫画的だ。その一方で、口では死にたいと言いつつも、こそこそと生きようとする老人はあまりに類型化されている。
 選考委員の一人高樹のぶ子氏はこの作品の「祖父と孫の接点は、煮詰まった鍋の底のように切実」と書いているが、私には何が「切実」なのか少しもわからない。
 奥泉光委員のいう「素朴に心を揺さぶるような展開や描写がもっと欲しい」という意見に与するものだ。

 しかし、このことにも注意しなければならないのは、「介護問題」を扱った小説だから「心が揺さぶられる」ことが必要だということではないことだ。
 物語の構成として、この作品にはそれが欠落しているということだ。そういう重要な欠点を持ちながら、奥泉委員は「受賞作に、との声には反対しなかった」のは、どういうことだろう。
 もう一度最初の問いに戻るのだが、果たして今回の芥川賞は2作品受賞の水準まで達していたのだろうか。
 こういう時に石原慎太郎氏が委員であれば、どう作品を評価しただろう。そのことが気になって仕方がない。

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紙の本

綺麗事でない現実のなかで、一気に読まされた。

2022/07/04 10:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

介護、老い、第二新卒・・・様々なキーワードが、日常のなかで覆い被さってくる。

綺麗事でない現実のなかで、一気に読まされた。

バラエティの出演などで「又吉じゃない方受賞者」として?

個性的な一面のみ取り上げられることも多い筆者だが、現実を書き出し、えぐられる感じがした。

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紙の本

おじいちゃん

2015/10/05 02:43

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

『火花』よりお話としては、こちらの作品の方がずっと面白かった!!おじいさんの願いを叶えるべく必死な主人公。その願いってのがね、、そのためにおじいにある意味でスパルタで接するってのがね。愛なのか鞭なのか、ごっちゃごっちゃ。でもさ、結局、おじいのあるヒトコトで、真実が見えてね。頑張った主人公はむなしいが。。人間ってそうよ、生にしがみついて、死ぬまで生きるのよ。最後はなんだかんだで清々しく。気に入りました。

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紙の本

介護の話だけど人間の尊厳を面白く読ませてくれる

2017/12/27 18:23

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

文藝春秋2015年9月号で読んだ。
もう一作が火花だったうえ、選評や受賞者の声が読めたから
至れり尽くせりだ。大増刷で話題になったが、
間違いなくこれはお得だよ。

芥川賞は、以前も二作受賞ということがあり、甲乙つけがたい
タイプの異なる組み合わせであった。
オーソドックスと前衛的の二本である。
ところが今回は、珍しく両方ともオーソドックス。
素直に楽しめる組み合わせに驚いた。

この作品のテーマは介護だ。健斗と母とじいちゃんの三人暮らし。
健斗は五年間勤めた会社を辞め、アルバイトと資格取得の
勉強と中途採用面接を繰り返す日々。

彼女との日々もぎくしゃしし始め、家の中でもじいちゃんと母が
ぎくしゃくし、そんな心を乱されてばかりの毎日である。
母が限界を超えそうになると、健斗はしぶしぶじいちゃんを
外に連れ出している。

早く死にたい、お迎えはまだかなが、口ぐせのじいちゃん。
なんだか情けなくて、かまって欲しくてしょうがなさそうだ。
健斗はじいちゃんの半面を生きるように筋トレに精を出し、
なんとかステロンとかエストロなんとかを
体中にいき渡らせようともがいている。

死にたい人と生きたい人。ふと健斗は気づく。
死にたいなら、そうさせてやろう。生きる力を奪ってやろう。
リハビリなんかやめさせ、薬漬けの病院に送り、おいしいものを
食べさせて体に負担をかけてやる。
優しい介護のように見えて、弱らせようと画策した結果なのである。

人間の気力と体力は、尊厳に支えられていることを実感した作品。
ラストがとても印象的で、すがすがしい気持ちになった。

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紙の本

スクラップアンドビルド

2016/07/20 13:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る

2016年一冊めは昨年の芥川賞受賞作品、羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルドでした!

介護やら尊厳死やら、重たい単語が踊るのにやや怖気付いていましたが、読んでみれば意外とそんなこともなく!最後にはちょっと生きる希望を感じるような作品でした。

スクラップ・アンド・ビルドは、主人公・健斗と、健斗と同居する祖父の介護が中心となった物語です。

健斗はある日、それまで聞き流してきた祖父の「死にたか」という口癖について彼なりに真剣に考えはじめます。

ー良くなりはしない身体とともに耐え続けた先にも死が待っているだけなのなら、早めに死にたくもなるのではないか。

ー死にたい、というぼやきを、言葉どおりに理解する真摯な態度が欠けていた。

そしてそんな「死にたい」祖父が、苦しむことなく死を迎えられる方法を彼なりに実践して行くのです。

ー苦痛や恐怖心さえない穏やかな死。そんな究極の自発的尊厳死を追い求める老人の手助けが、素人の自分にできるだろうか。
ーしかし八七年も生きてきた祖父の終末期の切実な挑戦に協力できるのは自分くらいしかいないだろうと健斗は思った。

こうしてあらすじをかたるととても重いストーリーに聞こえますが、実際に読んでみるとそうでもなくて、むしろ笑えるところさえある作品です。
死にたい死にたいといいつつ生に執着する人間の可笑しさや、尊厳死を手伝おうとする健斗がそんな生への執着を目の当たりにした場面など…
健斗の視点は普段テレビで拝見している羽田圭介さんのお人柄に重なるようで面白かったです。かわってますよね、彼。笑

ページ数も少なくて読みやすい作品ですので、気になってる方は是非!

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紙の本

若者の死生観と感情の変化を表現

2020/08/30 12:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぷーちろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今の若者から見た日本の社会・死生観がよく表現された本であると感じた。祖父を弱い存在であると見下していた主人公であったが、自らが旅立つ際には自分の弱さを感じてしまう。人間は弱い存在で,思い通りにならないことも多い世界で,それぞれの方法で戦い続けるしかないのである。社会を生き抜く不安と若者の感情を的確に表現している。

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電子書籍

羽田さん

2016/06/18 21:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Wa - この投稿者のレビュー一覧を見る

バラエティ番組で羽田さんのことが気になって読みました。
文章から情景が思い浮かんで、一気に読みました。おもしろかった。

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電子書籍

きっかけに

2015/12/20 00:16

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろか - この投稿者のレビュー一覧を見る

とっても久しぶりに、コミック以外のものを電子書籍とはいえお金を出して買ったのが、火花。
正直あんなに短いのにまだ読み終わらないのかと思うような気持ちで読んで、読み比べようと思ってスクラップアンドビルドを購入。
感情移入したり、反発したりしながらあっという間に読み終えました。
爽やかな読了感、腑に落ちない今後。
きっかけを与えてくれた火花。
本を読むっていいなと思わせてくれたスクラップアンドビルド。
商売に乗ってしまいましたが、読まなければ批評もできない。
読んだからこそ、優しい、でも複雑な気持ちになりました。

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紙の本

スクラップアンドビルドについて

2015/11/18 19:25

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマツ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず最初に一言、良かったです。
表紙、帯、その他色々な要素が相まって購入に至りました。
最後に一言、良かったです。

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紙の本

高校生の息子に

2015/09/28 20:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の息子に夏休みの課題の感想文のため購入。芥川賞受賞作ということもあり、これに決めたようです。普段、あまり読書しないのですが、読み易かったようで、あっと言う間に読み終えてました。内容はそれなりに面白かったようです。

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紙の本

こちらも芥川賞受賞作です。

2015/09/12 08:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アーチャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

介護する側される側にとって、本作の描写は身につまされるのではないでしょうか?ですが、ほんの少しだけユーモラスにも感じましたし、最後もすがすがしささえ感じます。

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紙の本

主人公が、空回りしてる。

2019/01/10 19:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

自宅で面倒をみることになった祖父と、その孫の青年の話。
取りあえず、運動しなきゃなぁと思わせる。
使わない筋肉は衰えるんだね。
孫は28才で、無職なんだけど、たまにバイトをしながら、就職活動中。
だから、祖父との交流も必然と増えて、いつも早く死にたいと言っている、祖父の言葉に向き合おうとする。
その考えが、滑稽で面白い。
バカだなぁ、本気なわけ無いじゃん、優しい言葉を、かけてもらいたいだけだよ。
そう思ったけど、主人公は、中々気付かない。でも、祖父のやらしい性欲には、敏感に気付いたりする。ちょっと矛盾にも感じる。
でも、よく考えたら、矛盾だらけなんだけどね、この孫は。
本人の中での解釈では、矛盾してないらしい。その解釈の仕方というか、説明が可笑しくて、変わってるなぁと思った。
作者も変わってるなぁと思わせる人だよね。
最後のほうで、祖父が本気で死にたいわけじゃないと解って、一見、無駄なことをしてた、と思うけど最後は、無駄じゃ無いと思い、終わる。
読点が少なくて、ちょっとどこで切るんだって、場面が何回かあって、個人的には、もうちょっと、区切って欲しかった。
介護問題について主人公が、独自の見解を述べているが、重たい感じにならずに書かれてた。その分、深刻さが無く、主張が弱いけど、フィクションは、それくらいで丁度良いと思う。

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電子書籍

うーん??

2016/01/03 00:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

火花よりは文章が上手いとは思うし、最後までいっきに読めるという意味では面白いけど、ここで終わり?
主人公の思い込みの激しさというか、自分好き過ぎというか、作者はこの主人公をバカだと思ってるのか、本気で主人公たる悩める人物だと思っているのか。
ある意味、主人公の彼女の途中からの態度が正解だと思う。

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紙の本

スクラップアンドビルド

2016/10/30 10:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナリッキ~ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今現在、私自身が親の介護に携わっていることと、羽田さんのテレビでのキャラが気になって読んでみました。主人公が羽田さんとかぶり、最後までその感覚で読みました。介護される側と介護する側の気持ちが「そうだよね」と共感することや、それぞれの本音の部分も理解できるところがありました。ただ、結末が以外にも静かに終わった気がして、チョッと物足りなさを感じました。最初から最後まで淡々として、意外性が無かったです。

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