紙の本
砂上の楼閣
2016/02/17 22:39
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
アベノミクスで見せかけだけの経済効果は見られたが、2016年に入り、日本経済は株価の急落、円高の進行、マイナス金利など明らかな通り、日本経済は復活していない。「株を購入するな」という筆者の言う通りになってしまった。
紙の本
来たる株価暴落に向けて
2015/11/23 09:20
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投稿者:個人投資家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本のマスメディアの大半は円安と株高高価でアベノミクスを礼賛しているが、本質は砂上の楼閣で米国に追従するだけの傀儡政権であることがよく分かる。
株高が継続しているとはいえ、15年8月後半からの大幅な相場の調整が待ち受けていることを本書は根拠を持って伝えてくれている。また著者がこのシリーズで毎回推奨している日本株は強い企業ばかりで、トヨタやコマツ、東レといった真のグローバル企業を応援する必要があると感じさせる。
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副島氏の最新本で、日本株も含めて世界中の株が下がるだろうと断言しています。それが収まったところで、実力のある企業の株は上昇すると予測していて巻末には副島氏の選んだ36社の紹介がなされています。
米欧日で「為替は動かさない(1ドル120円程度)」、その代りに通貨量、国債発行量を同じ割合で増やしていく秘密協定がある(p42)との指摘は印象的でした。
ゴールドはグラム4200円(小売価格4600円)になったら購入すべし等、具体的なアドバイスが盛り込まれていますが、この本で初めて、ダイヤモンドがその中に入ってきたことでした。ダイヤモンドは4C(カラット、クラリティ、カラー、カット)で評価されて価格形成がされていて、ゴールドよりも持ち運びやすいので面白いと思いました。
円の歴史が紹介されていて、1ドル2円あった昭和2年から戦前・戦後は3.3円、そして敗戦で360円になった事実、とくに戦争にまけたことで100倍通貨が弱くなったことを知りました。
以下は気になったポイントです。
・2016年に再度の大暴落が起きて、1万4千円くらいまで下がったら、日本のしっかりした大企業の株を、どん底値で拾うことをやるべし(p36)
・これから1ドル=120円前後で変わらない、動いても2円幅である。それはアメリカ、ヨーロッパ、日本の先進国3地域で、為替を動かさないという秘密協定があるから。その代り、通貨量や国家の借金(国債発行量)を同じ割合で増やす(p42)
・イギリスと中国で世界の金の現物値段を決めるという体制ができつつある。今はNYの商品先物市場で決められているがこれが無効になりつつある(p56)
・出光と昭和シェルの合併は、英資本(ロスチャイルド)のシェルが、日本では儲からないので、同じ三井系である出光石油に株を売り払って撤退すると決めたことを意味する(p69)
・ロックフェラー家の失墜と凋落によって、ふたたび金とダイヤモンドの時代が勃興してきた(p69)
・2016年には、株は1万4000円台まで下げるだろう(p78)
・NYの株を上げないと、アメリカの中級階級白人たちが、住宅ローンの担保(プレッジ)として銀行に差し出している株式の評価額が下がって、銀行から追証を要求されるから(p86)
・日本株式市場全体の動きは、トヨタ1社の動きと連動している。トヨタの株価が東証全体の5%を示している(p172)
・日本の法人所得税の10%弱(1兆円、法人税全体で11兆円)を2014年からトヨタが払うようになった、トヨタ系列全体で20%を占めているだろう(p174、183)
・シティグループの株価は現在は50ドル=18兆円の時価総額だが、実情は借金だらけの空っぽ企業である(p188)
・日本はますます貧乏になっているが、誰も書かない。メディアは政府に統制されている(p224)
・海水の真水化プラントは日本がトップ、東レが一番で、日立やクボタが追随する(p238)
・優良銘柄、トヨタ(底値:6��50円)、ソニー(2753)、東レ(951)、ユニ・チャーム(2045)、栗田工業(2382)等
2015年11月15日作成
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再発する世界連鎖
この方の本は本当にあくが強いですねー。。。
その通りだと思う点も随所にあるのですが、
読んでいてなんというか疲れる・・・
そして今回の本に関しては
見事に内容的には外していますね(笑)
来年以降、相場は大きく崩れると思いますが、
先を行き過ぎましたね。。
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いつもながら、副島隆彦の本は笑える。
エコノミストや政治学者は、科学者たろうと努力すべきであって、予言者ではない。
だが、この人は、自ら、予言者だと述べている。
ようするに、科学者ではなく、相場師なんだよね。
そこが面白いのかも。
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現状をバブルと捉え、その崩壊を予言する。トヨタ株が6000割れなら買うなど、大暴落は予想していなさそう。
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平成27年2015年初版です
まえがき
1章
世界連鎖暴落が再発する
2章
これからこうなる!個人資産を守り抜くための金融予測
これからの株の動き 急落と吊り上げを繰り返す
円・ドル相場はどうなるか
金(きん)さんのこれからの値段
次はダイヤモンドで資産保全せよ
3章
GPIF”年金博打”の大失敗
日本郵便という会社がある。日本全国にある郵便局と簡易郵便局のことである。合計で2万4000局ある。郵便局は日本国民にとって貴重な財産だ。今でも日本人は郵便局を信じている。月に1回はバスに乗って、郵便局まで年金を受け取りに行く老人たちがたくさんいる。だから、日本郵便こそは、実態のある本当に素晴らしい組織なのだ。
副島隆彦の特別インタビュー
現役ファンフォマネージャー2人が語る「リーマンショック直前と似てきた」
実体のない仮需を大量に売買していた報いなのでしょう。実需がなくなったときに、膨大な仮需など、一瞬のうちに「蒸発」してしまい
実需を食い物にして、仮需の世界が崩壊、爆発したら、どうしたらいいかわからなくなって、「すべての帳簿を燃やす」。そのために戦争を始める、ということになるのでしょうか。私は、それがとても不安で仕方がありません。
4章
新たなる恐慌前夜
トヨタの株価で日本経済の全体像が分かる
5章
貧困に沈む日本
あとがき
ユーラシア大陸で、日本の汚水処理技術と、海水から真水を作る技術がものすごく大事なのだ。海水の真水化プラントは日本のトップ技術である。
水さえあれば、都市が出来る。
シンガポールは、汚水の再淡水化を実現している。「海水を真水化した水はおいしくない。汚水を処理した淡水のほうがおいしい」そうである。これも、やはり日本の技術である。
もう日本人は東シナ海ばかりを見ている時代ではない。これからの世界は、ユーラシア大陸が世界の中心となる。”陸の時代”なのだ。水さえ十分作れれば、人類は生きてゆける。巨大な有効需要もつくることができる。そうすれば、大きな戦争=第3次世界大戦をしないで済むのである。
巻末付録
「どん底値」で買う!優良銘柄36