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本当に首を長くして待っていたミレニアム4。発売を知った時は大興奮だった。
そして読み終えて正直な感想は「物足りない」だ。
前作者が亡くなり途絶えてしまったミレニアム。作者が違えば諸々変わってしまうのは当然だと思う。言葉の選び方や書き方に癖が出るものだと思うので別物になり、物語が物足りなく感じるのは当たり前だと思うけど、ミレニアム4の「物足りなさ」はそーゆーことではないのだ。
翻訳もののせいかもしれないけど、別な書き手が書いたとは思えないし、違和感は確かにない。むしろ「これ違う人だよね?書いたの」と思うほど。
だけど、やっぱり物足りないのだ。
過去のミレニアム作品と比べ、スケールが小さいというかあっという間に読み終え、これから盛り上がるのよね?というところで終わってしまうから長い序章を読んだ気分になってしまう。
別な書き手が書き、ミレニアムの世界観を損なわず読者に違和感を与えない筆力は素晴らしいと思うので、★は4つだけど、もっともっと読ませて欲しい。シリーズはまだ続くようなので、期待!
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201512/上下あわせて。別作家による続編ってことで期待と不安半々で買ったけど、とてもよかった!またこのキャラ達に会えた喜びで点が甘くなってしまうけど…。多少の違和感・エンタメ寄りの結末に、旧作からのファンは好嫌わかれるかもだけど、一気読み必至。
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色々感じることはあったが、「あり」だと思った。まだまだ書いて欲しい。素直に続編が読めて良かったと思う。
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上巻で物足りなさを感じましたが
下巻でも、残念ながらやっぱり物足りない。。
リスベットはもっと凶暴で、
難解な人間だったと思うんだけどな。
リスベットやカミラの過去について話す
ふたりについてもすごく説明めいていて
なんか白けてしまった。
あと、別荘での戦闘も、
大きな見せ場だと思うんだけど
尻切れで終わってしまった感じ。
なんでだろう、前3作はもっとぶっきらぼうで、
でも切れ味がある文章だった気がするんだけどなー。
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やはり一番の関心は、故スティーグ・ラーソンの『ミレニアム』をどこまで再現できているかということだろう。六年半ぶりの読書は前作を思い出すことから始まったが、大きな違和感もなく読めたので、キャラクターや雰囲気の再現率は高いと思う。
国家間にまたがった事件はスピード感もあり読み応えがあったが、奥行きにやや欠けるような気がした。どこかで読んだストーリーはダン・ブラウンを連想させる。微妙に明るくて微妙に軽い。シリーズ特有の陰惨さが感じられない。そう思うとリスベットも少し丸くなったような。まあでも、シリーズ再開第一作なので、暗さや重さに偏るよりは、サスペンス色を前面に出した万人受けするストーリーでバランスよくキレイにまとめる方が正解なのかもね。
とは言っても、前作の伏線をきっちり拾って展開させているところは流石だと思う。「あの続きはどうなった?」と気になってる多くの読者に対してはっきり方向性を示したのは素直に嬉しかった。予定では第六弾までの刊行が決定してるのだとか。そしてハリウッドは二作目三作目をすっ飛ばして四作目を映画化するらしい。確かにハリウッド向きの話ではありますね。
多大なプレッシャーの中、シリーズを引き継いだ作者もすごいと思うけど、同様に訳者さんにも感謝します。続編も楽しみ。
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リスペット・サランデルのシリーズ
物語は面白いし、登場人物たちもこれまでとほぼ変わらない。
けれども登場人物たちの判断・行動に違和感があり、どこか地に足が着かない感じがあった。
読み終わってから作者が違うことに気づいた。
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内容(「BOOK」データベースより)
NSAのネットワークに侵入したのはリスベットだった。彼女はある目的のため、この犯罪組織を追っていたのだ。犯罪組織のリーダーはサノスと呼ばれていた。一方ミカエルは、セルネル社が『ミレニアム』編集部から彼を追い出そうとしていることを知るが、さらに衝撃の事件が発生する。万全の警備システムを設置し、自閉症の息子と暮らすバルデルの家が襲撃されたのだ。警察の捜査が開始され、リスベットと連絡を取ることに成功していたミカエルも独自に調査に乗り出す。だが、今度はバルデルの息子に魔の手が伸びてきた。全力で息子を護るミカエルとリスベット。やがて一連の事件の背後に、リスベットの知られざる過去が大きく関わっていることが明らかになる。そして、リスベットに犯罪組織の暗殺者たちが、さらにはNSAの追っ手が迫る!
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結局のところ、作者が変わった影響をほとんど感じさせず、ミレニアムに求める魅力が満載の作品でした。過去3作品の内容をほとんど忘れているので、そこを思い出しながら読めたら伏線も含めもう少し楽しめたと思うと残念。
一点個人的に気になる点を挙げるとするなら、キャラ設定と言動が少しあっていない印象がある。
例えるなら、仕事が遂行できない必殺仕事人みたいな。
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これは!
ハリウッドでも大丈夫な出来上がり。
ラーソンさんのこれまでの「ミレニアム」が大好きだったため、きっとこの4の上下はなんだかなぁ~という思いするんだと予想していましたが、どうしてどうして!期待した以上の内容で。
続きもどうぞお願いいたします
m(__)m
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例のごとく、最後は急展開で終わってそれを回想で説明するというスタイルである。これも映画になるであろう。
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面白かったけど、やっぱり重みに欠けるかなあ。グロ、ドロドロたっぷりだった前作が深すぎた、ということもあるけれど。スピーディではありますが、リスベットの凄さがちょっと薄まったし、ミカエルはかなり軽めの雰囲気です。
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著者が急逝したので続編はあきらめていたところに別の著者を起用するという荒技で復活したシリーズ。多少心配しながら読み始めたのですが、その心配は杞憂に終わりました。ミカエルもリスベットも以前のまんま。これから先も楽しみです。
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ミステリーというには少し乱暴すぎる内容だと思う。
解決方法も、一個一個つきつめるというよりも、天才ハッカーがシステムを見てわかったという感じで。
第一作目の「ドラゴンタトゥーの女」ではあまり感じなかったが、段々内容が粗くなってきたと思う。
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オリジナル3部作を読んですでに5年くらい?何度も思い出すほど面白かった作品。
作者急逝で続編はなしと思っていたところ、違う作者が設定を引き継ぐというウルトラC。期待値をあげずに読んでみたら。。世界的ベストセラーの名に恥じぬ仕上り。
多少、ストーリー展開が"天才の力"頼み、かつ、社会派色が薄れ、エンタメ寄りになっていたけども。
とはいえ、文学の世界で非英語圏の作品、即ち翻訳作品が世間を席巻するって本当にすごいこと。
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違う作者の物語の続きをそのまま書くなんてすごいと思う。あまり違和感はなかった。でも4作目なので少々物足りなさをあった。