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ことり みんなのレビュー

文庫 平成24年度芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門) 受賞作品

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みんなのレビュー265件

みんなの評価4.1

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/07/11 14:23

やさしい本です

投稿者:いくみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

心にすーっと清らかな風が吹き抜けていくような読後感です。優しい気持ちになれます。世間の常識の中でうまくやっていけずに苦しんでいる人、そんな人たちに関心を持てずにいる人に読んでほしい一冊です。

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低い評価の役に立ったレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/02/14 10:57

…すごい

投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

芸術選奨文部科学大臣賞に選ばれた本。 人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きている。
ことり、という、表紙、題名に、惹かれた。
読んでみるべき本

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265 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

やさしい本です

2016/07/11 14:23

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いくみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

心にすーっと清らかな風が吹き抜けていくような読後感です。優しい気持ちになれます。世間の常識の中でうまくやっていけずに苦しんでいる人、そんな人たちに関心を持てずにいる人に読んでほしい一冊です。

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紙の本

ひまわりまま

2017/01/15 17:30

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひまわりまま - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間の言葉をしゃべらないお兄さんに寄りそい、ひっそりと暮らしていた「小鳥のおじさん」の一生。小鳥のおじさんが大切にしていたものは一つずつ失われていく。しかしおじさんはおおげさに嘆くことなく、毎日を暮らし続ける・・・。解き放たれた小鳥が歌う声を、おじさんはどこできいているんだろう。世の中の価値観とは違った流れの中で生きていた小鳥のおじさんは、最後の時間を一羽の小鳥に出会うことで彩り豊かにきらめかせた。読了後はそっと抱きしめたくなるような一冊。

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紙の本

ことり

2016/03/29 19:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トオリちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

慎ましく生きる中で、小鳥のさえずり(言葉)が話せるか理解できるまで小鳥に愛情を注ぎ続ける兄弟の姿が、ほほえましくもあり、感傷的でもあり、心の安らぎを感じさせてもらえた。
折しも、この本を読み終えた直後に大学の研究グループが、ネイチャー誌にシジュウカラが文節を使って会話するとの論文投稿があったと新聞記事に載った。小鳥の小父さんのお兄さんの話も現実の事のように思えてしまう。
「博士が愛した方程式」を読んだ時も思ったが、作者の博識の広さとか深い洞察には、いつも感心させられてしまう。
他に類がない非常に印象的な作品であった。

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紙の本

タイトルが秀逸

2016/02/27 11:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

一見すると孤独な兄弟が小動物の世話をする、心温まるイメージが広がってくる。しかし表題に隠されたもう1つの残酷な意味が明かされた時、強く心を揺さぶられた。

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紙の本

読書の醍醐味

2016/01/31 13:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:R3ーD3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

音と言葉が奏でる、静かで、胸に染みる作品である。著者の小川洋子氏の作品の主人公は、いつも小さな世界に生きつつも、読者に不変の感動を与えてくれる。必要な言葉数だけの会話、ことりの囀り、それらが小川氏の紡ぎだす美しい日本語と相まって、いつもでも余韻が残る。主人公と兄のひっそりとした生涯の中から、これだけの物語を生み出された世界観を体験し、追想することは、まさに読書することによって与えられた至福の体験である。しばし携帯を手離し、一読をお奨めしたい。

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紙の本

整理整頓したような

2023/03/31 15:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はんぺん太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

久々に小川洋子さんの本を読んでるけどやはり面白いや。なんかお調子者丸出しで恥ずかしいですけど小川さん読むとしばらく影響されて気分にひたってしまいます。とっ散らかった人生の中からいるものいらないものを仕分けして、いるものは綿を詰めた箱に納めてラベルを貼ってそっと引き出しにしまう、そんな風に生きていこうと思わされました。それが他人から見てガラクタだとしても気にせずに。

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紙の本

小川ワールド全開

2022/11/25 08:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る

先にチェスの話を読んだので、すごくそちらに近いなと感じました。特殊な能力故に社会に適応できず、ごく一部の人にしか理解されない主人公。ステキな作品ですが、読後が物悲しいのがつらいかな。

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紙の本

静かな作品だが熱く読める

2020/12/24 22:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

小川洋子氏の名作には動物が話の重要な位置を占めるものが数多くある。例えば小さなカバが活躍する私が大好きな「ミーなの行進」、大きくなる過ぎてデパートから下せなくなった象が登場する「猫を抱いて象と泳ぐ」、謎の小動物が主役の「ブラフマンの埋葬」などもそうだ(と偉そうに書いたがこの作品は未読)、今回は小鳥が主役級で登場する「ことり」、どうして小鳥じゃなくて「ことり」なのかというと子供を誘拐する子取りが筋に関係してくるから。最後に主人公の小鳥の小父さんがメジロを籠から救出ところは溜飲が下がった。あいつらも悪いことをしているという後ろめたい気持ちがあるから報復でくなかったのだろう。静かな作品だが熱い思いで読ませてもらった

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紙の本

気持ちが洗われた

2020/07/14 18:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後小鳥のおじさんが横たわった・・・そのあとつい横たわったおじさんが発見された最初に戻って読み返してしまった。
初めは急に親が理解できない言葉を発するようになったお兄さんとかなんだ?なんだ?と思いながら読んでいたが、特にコロナコロナでざわついている世の中で、おちつかないがこの本を読んで爽やかというか新鮮な空気が注がれた気がした。

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紙の本

物語の世界に浸るように読みました。

2020/07/13 23:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰も知らない言語を自ら編み出し、その言葉しか離せない兄。その言語はいつしか「ポーポー語」と呼ばれ、あたかも小鳥の言葉であるかのように描かれる。その言葉を理解できるのは、ただひとり、その弟だけで、彼は、ボランティアで幼稚園の鳥小屋掃除をするようになって、後に彼は「小鳥の小父さん」と呼ばれるようになる。
物語は、その兄弟の穏やかで、ひそやかに淡々と続く生涯の話であり、執着の話でもある。
たとえば、「博士の愛した数式」の博士の数字に対する執着。「猫を抱いて象と泳ぐ」の主人公リトル・アリョーヒンのチェスに対する執着。
...そんな風に、何かへの強烈な執着は、この物語でも健在で、それを受け入れ見守る人でなりたつ物語のフレームみたいなモノも、いつもと同じ。
そして、そこがこの作家の作品が好きなところです。

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紙の本

深い

2017/10/16 07:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る

冒頭で、小父さんが亡くなった。

結末がわかっているのだが、後半にいくほど、

結末に辿り着かないで欲しいと思った。

読み進めるのが、怖かった。

名作です。是非、読んでください。

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紙の本

ことりの歌声が聞こえる

2019/07/19 23:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ことりの小父さん」の真面目なのに寂しく切ない人生。そこには不思議なポーポー語を話す「お兄さん」がいて図書館の司書さんがいて、かと言って小父さんを完全な優しさで包んでくれる人はいなかったのかもしれない。現実なんてそんなことばかり。

お伽話のようでいて、残酷な現実を淡々と描くところが好き。 ことりは愛を歌う。その歌声には疑いも計算も無い。ただ自分の気持ちを伝えるために。

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紙の本

哀しい物語、でも・ ・ ・

2016/10/16 11:58

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

喧騒な社会から離れて生きているような主人公の物語が書かれている。
最近では凶悪な事件を起こす人もいるが、この主人公はひたむきにまっすぐにひっそりと生きている。
社会から離れていると言っても幼稚園と関わりがあったり、恋愛をほのめかすようなこともある。
しかしうまくいかず、読んでいるともどかしく、かわいそうに思う。
全体的にかなしくかわいそうな物語と思うが、悲壮感や涙は出てこない。そこが筆者のすごさ
なのだと感じた。

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紙の本

静謐なことりの世界

2017/05/11 00:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

シンプルなタイトルの通り、この物語には「ことりの小父さん」とそのお兄さんと様々な小鳥を中心としたシンプルな物語です。

小鳥の言葉を操り人間の言葉を使わない兄と、兄の唯一の理解者である弟だけが構築する穏やかで静謐な世界観が小川洋子さんらしい雰囲気を醸し出しています。

歌うことしか知らないことりのように繊細で穏やかなお兄さんに感情移入して読むと、弟さんの最期も寂しいけれどどこか清々しい気持ちで読めるのではないかと思います。

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紙の本

内省的な君へ

2017/02/18 21:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mon oncle - この投稿者のレビュー一覧を見る

女友だちへのバースディギフトとして選びました。
世の中の片隅にひっそりと生きる人たちへむけた応援歌のような作品。
仄かな体温にひっそりと触れたような手触り、とくべつな才能がなくとも人にはだれも尊い日々の営みがある・・。

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