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雑誌『メフィスト』に掲載されたままだった短編が漸く講談社ノベルズで本になった。最初に発表された『ドラゴンフライの空』は2000年……16年経っているw
主題となっているのは『あの事件があった時、裏側ではこういうことが起きていた』という『裏側』の事情。他シリーズとのリンクなど、ニヤリとするところも多いのだが、『「戦地調停士シリーズ」以外にも、著者の作品を読んでいる(特に「ブギーポップ」)』読者に向けて書かれたものではないか、とも感じる。つまり『最初の1冊』には向いてないってことだ。
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事件シリーズや、ブギポシリーズ、短編で重要だったのになかなか描写されないキャラクターが魅力的に出てきます。
ストーリーも面白くて、既刊の話にまさかの裏側が・・・!という、今まで上遠野さんの本を読んできた方ほど楽しめるいい本だと思います。
これを読むなら事件シリーズは無傷姫まで読んでから読むのがおすすめです。ブギポは5巻目くらいまで読んでいればOKです。
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面白かった。ただ、本書はいわばB面集で、A面(今まで発表されたシリーズ作品)の内容を私があまり覚えていないので、半分くらいしか楽しめてない気がする。残念。
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ううっ……。読み直さなくては…「事件」シリーズを読み直さなくては……!
まさかシリーズの1冊ずつに丁寧に対応した短編集だなんて……ボーナストラックではないか……こんな大サービスある???
ああ、それなのに……このサービスを前にして……「事件」シリーズが現在手元になく記憶が朧気になってしまっているという痛恨…!なぜせめて無傷姫読んだ直後に読まなかったのか…!
言わばおいしいガトーショコラにシェフがサービスでアイスクリーム添えてくれたのに、うっかりガトーショコラだけ先に食べちゃってたみたいな……。ガトーショコラの味思い出しながらアイス食べてああこれ一緒に食べたら絶対美味しいやつなのになぜ、なぜ私は……。
とりあえず「事件」シリーズ再読します。
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「竜」とあったし、帯に「無傷姫が~~」ってあったし、帯も巻末の広告も「~~事件」のシリーズだったし……
と、思って買ってみたのでした。
読んでイキナリ、フツーの日本人の名前。しかもOLちゃん。
……おや?
どうやら作者のあれこれシリーズに関わって来る短編集だったようなのです。
この作者の本は、「事件シリーズ」しか読んでないのですが、どうやらあちこちのシリーズで世界観が重なってたり、関係したり、だそうなのですよね。
所謂「界面干渉学」のあっちの世界とこっちの世界。とか、そう言う関係じゃないのでしょうか?
そう思って読んで行くと出てくる出てくる。
あっちの世界の単語がぽろぽろぽろぽろ。
リ・カーズだったりお城だったり竜の委任状だったり……!!1
ニヤニヤが止まらなかったのですが、やっぱり全部のシリーズ読まないと面白さは半分以下なのでしょうね。
世界が関わって居そうでなかなか本編では関わらないのがシリーズ。
だから、こう言うお楽しみ的な短編集はどのシリーズもちゃんと読んでる人には120パー美味しかったと思うのです。
今のところ、ブギーポップ?は読む予定はないのですが、次の戦地調停シリーズはまた読みたいな……と。
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別のシリーズの裏面的な話であったが、正直、A面側の話をそこまで覚えていないので、なかなかのめり込めず、正直、訳が分からなかった。
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君が人間の真実に辿り着けるかどうか見守ることにするよ。竜が、城が、無傷の姫が――「事件」が生み出したもうひとつの物語。
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あれ、ドラゴンフライにブギーって出てきてたっけなあ?
と、かすかな記憶とともに読み始めた。
上遠野浩平作品を追っかけてるものには大変楽しめる1作。
失礼ながら、表紙イラストでちょっと損してるかなぁとは感じました。上遠野作品って知らなければおそらく手に取ることもなかったと思います……
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メフィスト等に掲載されながら、書籍に未収録な短編を集めたもの。上遠野氏の作品をくまなく読んでる方向け。
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図書館にて。
相変わらずの上遠野ブーム中。
短編集。
いやあ面白いなあ。
夢中で読んでしまったが、やはり内容は刻一刻と記憶から消えていく。
ドラゴンフライとギニョールアイは先日読んだばかりだったが他は未読。
戦車のような・・・のスピンオフは邦夫側からの視点で書いてあってなかなか良かった。
他もたぶん出てきたキャラは何かの作品で登場したキャラたちなんだろうけど、なにぶん記憶が消えているのでほぼわからない。
何度目の再読でも初めての感覚で読めるのは素晴らしいが、キャラが他の何に出ていたかがわからなくなるのだけは難点だな。
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ブギーポップシリーズの世界でのお話であり、無傷姫事件の向こう側のお話。物語では竜の委任状が出てきますので、明らかにEDが葬り去った委任状が流れ着いたのであろうということ。そして、ロッカーの彼は……と、無傷姫事件を読んでいると「なるほど」と頷ける作品になっておりました。
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作者の本、昔いくつか読んだなぁ。懐かしい。この方の作品は繋がっているらしいけど、これはタイトル的にシリーズ物ではなさそうだし大丈夫かな?と、何となく手に取ったのだが、登場人物達の意味深な言い回しに混乱するばかりで、サッパリ意味が分からなかった。
私が年を取って、登場人物達の若々しさについて行けなくなったのかな。と思ったけれど、調べてみると理由はそれだけではないようだ。
どうやら別のシリーズの外伝的な物らしい。「最低でも事件シリーズは読んでおくべき」「上遠野ファンへのボーナストラックのようなもの」
なるほど。そりゃあ人物や出来事を暗喩する物言いばかりのこの本は理解できないよなぁ。。。
「ジャックポットの匙」だけは、これ単体でも面白かった。元ネタを知っていればきっともっと面白いのだろうけれど。
色々な出版社から出ている、色々なシリーズ全てを読んでいないとついていけないようだ。書籍化していない話もあるようだし、もう私が彼の作品を楽しむ事は出来ないのだろうな。
初期の頃の本が絶版になった場合は、新規のファンはどうするのだろう?といういらん心配と、少しの寂しさを感じた一冊。
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戦地調停士シリーズはかなり前に読んだのでほとんど覚えてませんでしたが上遠野ワールドが好きなら問題ないでしょう。連作としてうまくまとまってると思いました。ブギーポップシリーズは未読なので手を付けようかな。
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何シリーズっていうのかわからんけど、海賊シリーズ?の無傷姫に連ねるスピンオフ。もはや上遠野さんのは全部理解は諦めたけど、なんかこれは妙に良かったなー。無傷姫読んだ直後やから?
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ブギーポップと事件シリーズのクロスオーバー。
両方読んでいないと理解が厳しそう。両シリーズの脇役が活躍してくれる作品なのでファンには良いのだろう。私自身は一通り上遠野浩平作品を追ってきたが、正直もう追うのに疲れてきていたので、ぼちぼち、といった所。