電子書籍
日本はどうなる?
2016/08/28 05:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性は男性よりも平均寿命が長い。なので、結婚していていも女性の最期をみとるのは配偶者である可能性はとても低い。そこで、子供?となるわけですが、少子化の昨今。安心して死ねないのですね。今、介護企業が増えてるけど、このあと見取り企業が増えるのだろうか?沖縄の風習は非常い印象的でありました。
紙の本
子アリ既婚がベスト?
2016/07/29 13:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の時代、子供がいるか、いないかが、人生を左右するらしい。近い将来「子ナシ高齢者は社会の含み損といわれるかもしれず、それゆえ、少子化が大きな課題となるわけである。結婚しないと子供を産めないと考える日本の社会では、子供を持つのは何となく憂鬱と考える男性がいたり、子供はほしいけれど適切な男性がいないと嘆く女性が、少なからずいるとすれば、経済的誘導で少子化問題が片付くとは思えない。先細りのファミリーツリーを多く見る現状、いろいろと考えるきっかけを作ってくれるエッセイに出会ったのである。
紙の本
確かに…
2016/11/24 22:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル的には「負け犬の遠吠え」のインパクトには及びませんが、内容はさらに深いものがあります。実は子供を欲しがらないのは男性の方じゃないかという視点には納得です。
投稿元:
レビューを見る
負け犬の遠吠えの続編⁈
思ったより真面目な内容だった。
なんだかんだで、酒井さん、よく勉強されてる。きっと、1人で死ぬ時代は来るのだろうな。
20年後くらいにまた、続編が読みたい。
投稿元:
レビューを見る
既婚子ナシは負け犬に入る?
今回は子なし族に(ネーミングが面白い)焦点をあててます。
子どもは看取り要員として必要とか生涯独身女性は実家のお墓に入れない…など著者自身の切実?な思いいで書いたエッセイ。
投稿元:
レビューを見る
著者のナナメから目線によって、改めて、日本の女性たちが「子どもを産んで当たり前」プレッシャーにさらされているか、肌で感じられた。 有名人が40を過ぎて不妊治療に取り組んでいる様子を報告したり、テレビでもママタレ枠の壮絶な奪い合いがあったり。「こういう家族が理想だよね」押しつけがスゴいもんなー。一般人もSNSでこれでもかと見せつけてくるし。今や当たり前になっていることに、なんかヘンだなと気がつかせてくれた。
投稿元:
レビューを見る
『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公のキャリー・ブラッドショーという人の職業がコラムニストだったから、こういう感じのコラム(エッセイ?)を読むと、キャリーのことをたまに思い出すんだけど、酒井順子本人も自らをキャリーに重ねて心強く思っていたんだなあ。
“戦中・戦後は、今とは比べものにならないほど、皆が貧しかった。それでも人々は結婚していたのであり、我々が今結婚しないのは、経済的理由だけではない。決して、「結婚できないのは社会が悪いから」と、責任転嫁はできない状況です。”(p.122)と書いてあったけど、今は「皆が」貧しくないから経済的理由になったりするんだと思う。
皆が貧しかったらそれを理由に忌避されたり自信喪失につながらなさそうだけど(貧しいのが「普通」だから。)、正規・非正規とか分かりやすい身分格差になるとけっこうそれが効いてる人も多いと思う。
投稿元:
レビューを見る
子なしの私にとって、まさにスポンジに水がしみとおるように、言葉が心に浸透していった。なるほど、その通りってなんど膝を叩いたことか。そしてさらに残酷なことに少子化を食い止めることが非常に難しい時代であることを痛感した。待機児童や児童虐待。子どもがいるからこその問題。じゃあ子ども産まない方が幸せだねって結論になる。かく言う私も「お子さんいないの?いいわねー」って周囲から羨ましがられるのだ。少子化には色んな問題を含んでいて、考え出すと夜も眠れない。そんな問題定義をしてくれた一冊。政治家にぜひ読んでもらいたいものだ。
投稿元:
レビューを見る
もう自分は子どもを産むことはないなと自覚してからは、どうやって死ぬんだろうというのは常に心に引っ掛かっている重いテーマだったわけです。それを真摯に真っ向から語ってくれてホッとしたというか。言いにくいこともさらりと書いてくれていて、同じ気持ちの人がいてくれた、良かった、という気分。なにも解決にはならないのだけど。
決して傷をなめ合う内容ではなく、今後起こりうる子ナシ高齢者の問題を社会問題として提起してくれているのはありがたい。
いろいろ考えますね。望んで子ナシ人生を歩んできたわけでもないけど、いざ「人はひとりで死ねるのか」問題を突きつけられると、自分の過去を省みざるをえません。女性が自活する術を得て、男も女も未婚子ナシの人が増えている現状をふまえ、著者がおっしゃるように、国には子ナシ族がひとりで死ねる安心感を与えてほしいなぁと思う。
投稿元:
レビューを見る
「負け犬の遠吠え」を発表後の著者のその後を著しながら、今日本でいわれる少子化問題について取材をし、著者の私見を述べている。
最初のほうは結婚し子供を持った友人との関係が疎遠になっていく、話題があわない、時間がないといった結婚した人、子供を持った人、そして結婚せずシングルでいる人誰もが感じたこともある事実を著しており、共感はするが新鮮味はなかった。
しかし、日本の少子化問題について言及しているあたりから、なかなか面白い内容になっている。日本の「家」「家族」に対する歴史的意識の変化は誰もが認識していると思うが、沖縄におけるそれは未だ古い家族制度と独特の文化があるということに驚かされた。
日本の女性の高学歴化、男女の雇用が未だ不完全であるが均等になってきている現実、文化の変化等はなかなか一朝一夕には出生率アップにつながらないだろう。
著者は結婚しないこと、子を持たないことで日本が少子化になっていることがそれほどいけないことなのかとも問うている。自分の老後を自分でまた国の援助制度が確立できれば何とかできる世の中になれば、それも「あり」なのかもしれない。
また著者が引用した1981年に発表された田中康夫の「なんとなく、クリスタル」は当時は都会のある一部の特異な若者の姿ととらえられたが、その後の日本を見ているとまさに誰もが「なんクリ」なバブル期を過ごし、今に至っているように感じる。この作品の最後に既に日本の少子高齢化のことがほのめかされているのに、今更ながら驚かされた。2014年に田中康夫が発表した「33年後のなんとなく、クリスタル」は発表時話題になったが、私は読んでいなかった。酒井順子のこの本を読んで興味を持ち読んでみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
高齢になり体力経済がたちゆかなくなっても、社会によりかかるんじゃねーよ?てことだ。うん、わかってるよ。好きなことしか選んでこなかった、好き勝手やってきた。突然、弱者や被害者ぶるロウガイにはなりたくないと思っているよ、今はね。
投稿元:
レビューを見る
エッセイですが社会問題に触れている部分が大きいかと、ジャンルは「社会」。
確かに親を3人見送ってみたら、子供は看取り(後始末)要因だなというのはつくづく感じます。
子なき自分は死ぬのはいいけど誰が諸手続きや片付けなどしてくれるのか、放置して置く訳には行かぬ遺体の始末は誰の手に委ねられるのか…何一つ自分でどうにもできないのはもどかしい。
お金で解決と言ってもお金のない人はどうするのか、金で頼んだ人間が自分亡き後本当にきちんとしてくれる信用に足る人間なのか…結局、悩みは根本的には解決しようがありませんね。
でも一つ言えるのは、ここにも書かれているように「老後のために」「自分の成長のために」子供を「創った」と豪語して憚らない人が私の回りにもいますが、そういう風な人間じゃなくて自分は良かったということです。
サカジュンさんは、子供を持たなかった人生を何だか申し訳なく思っておられるようです。世の中は大人になれば子があるのが当たり前、子を持たぬ・持てなかった人でも欲しかった・持ちたかったという人の方が多いのかもしれません。
でも今の世は、子を持つということについて、きちんと考えたことのない人が出来たからといって子を産み、きちんと育てられず虐待したり放置したりしているというのがたくさんあるように自分は感じます(確かに虐待してしまった全ての大人が浅はかだったり愛情が欠落しているわけではないですが)
子がない暮らしをしていると「気楽でいいよね」的なことを良く言われます。心から腹が立ちます。時々見下されている感じも如実に受けます。
どれ程悩み尽くしてコナシ人生を選んだのか、そう言う人にはわかるものかと思います。ま、語れるものでもないので仕方ないですが。
コナシ人生を生きている自分ですので興味を持って手に取りましたが、サカジュンさんの本書のスタンスには共感できないところもかなり多かった。よくこのテーマに切り込んだな、と感嘆しますが、ずーっとモヤモヤしっぱなしでした。
今後の著作にも注目して行きます。
投稿元:
レビューを見る
ああ、なるほど、よく言い当ててるなと、思っていてもうまく言葉にできないことや、ああそうかという見方を発見できた。
使う表現がところどころ面白いところがあったり。
”年賀状”のところで「私は子供がいない人のこと憐れんでいる」というトークを子なし族の前でするのはいかがなものかという指摘。
下腹部では「蛍の光」が響いてこようという年齢という表現。
”孫・姪”では子なし族の最後はやはりお金なのかということ。
”土井たか子さん死去”の話。今の世の中では、仕事も家庭も子育てもちゃんとこなして、はじめてできる女性といわれること。
それこそ土井さんは、仕事と結婚したと言っておられたが、今はそんな風に言っている人ほど、若手から煙たがられる。
しかし、全部こなすのも並大抵のことではないし、女性にとって良くなっている社会なのか、そうでないのか・・・。
そもそも、仕事も家庭も子育てもというロールモデルが日本に育ってこなかったのが少子化の一旦のような気もするのだが・・・。
子なし族やシングルはお墓のことも考えておかないと。
”二極化する子沢山家族”、”宗教と子産み”もまさに言い得て。
「できていない婚」も報道の仕方があってもいいのに。
結婚するかしないか、子供を持つか持たないか(養子や里子などふくめ)最後は決めるのは自分自身、どう生きたいかということであると思うが、身近なロールモデル、結婚し子供をもつということを若いうちから家族で話すなど身近にしておかないといつまでたっても先延ばしになるのではないかなと。
結婚し、家族をもち子供も育て充実した日々を送っている女性が増えると、それを見た若者も反面教師ではなくそうなっていき少子化も改善されていくのではとも思ったが、甘いかな。
投稿元:
レビューを見る
子どもの写真の年賀状と普通の年賀状、2種類作ってるのをもれ聞いてモヤモヤする…。
「子の無い人生」自体が男性から提供されないテーマだと思うと、女性だけが背負うモヤモヤかも。
投稿元:
レビューを見る
こういうこと語り合える人は本当にいないんだよね。だから、この本に出会えて良かった。同じような気持ちを抱える子ナシが世の中にたくさんいるんだろう。そして、子ナシハラスメントを受けている。何が正解かなんてわからない人生。それでも、結局はこの社会の状況を受けてふわふわっと生きているんだなぁ。これが自分の意思じゃないと気付いたら悲しいけど、その場その場で考えてきたつもり、と自分を納得させよう。