若冲への招待 みんなのレビュー

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投稿者：ひろけん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

若冲の絵にめぐりあい何年になるのでしょうか？
この書籍で改めて再確認することが出来て幸せなひと時でした。私の折々の時期に若冲の絵があったと思っております。
今年の東京都美術館に行くことは適いませんでしたが、「釈迦三尊像」「動植綵絵」をゆっくりしみじみ味あわさせていただきました。また、この書籍の出色は信行寺「花弁図天井画」です。初めて見させていただきました。是非実際に鑑賞したいと思っております。

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投稿者：nekodanshaku　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

１０代の頃読んだ「嵯峨野明月記」に始まり、近世の書画や茶器を創る文化人の歴史時代小説を読むことが好きだ。澤田瞳子著『若冲』を読んだとき、こんな図版集が手元にあり、それを見ながら読むことができればいいと思っていた。当時の絵画は、模写に始まり模写に終わるという観がありましたが、若冲は終には自分の絵をものする独創性があった。描きたい物をつぶさに観察して描き、背筋を伸ばして自らの道を貫く生き方に感銘を受ける。「果蔬涅槃図」が、特にお気に入り。