“有志舎”の紙の本一覧
“有志舎”に関連する紙の本を175件掲載しています。1 ~ 30 件目をご紹介します。
「敗け方」の問題 戦後文学・戦後思想の原風景
- 五味渕 典嗣 (著)
- 税込価格:3,300円
- 発売日:2023/12/11
- 発送可能日:要確認
- なぜ日本国民は敗戦によっても変わらなかったのか。文学者や思想家のテクストを手がかりに、帝国の記憶を選択的に忘却しつつ、今も旧宗主国民としての自意識をあからさまに保持し続けている現代日本の原点を見つめ直す。【「TRC MARC」の商品解説】
「1945年8月15日」は長きにわたって帝国日本の〈終わり〉の日、戦後日本の〈始まり〉の日と意識されてきた。しかし、この終わりと始まりは、...
植民地「公娼制」に帝国の性政治をみる 釜山から上海まで
- 宋 連玉 (著)
- 税込価格:3,960円
- 発売日:2023/11/06
- 発送可能日:要確認
- 「売春する帝国」の構造とは。開港後の釜山から15年戦争下の上海まで、これまでの「慰安婦」問題が主に戦時下の問題として捉えられてきたことを転換し、近代日本の植民地支配全体に関わる性政治の在り様として問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】
日本の公娼制度は近代軍隊に無くてはならないものとしてつくられ、また近代家族を補完するものとして、帝国日本を支える重要な柱となっていった。...
明治維新と世界認識体系 幕末の徳川政権 信義と征夷のあいだ
- 奈良 勝司 (著)
- 税込価格:7,040円
- 発行年月:2010.9
- 発送可能日:要確認
- 西洋列強と出会い、それまでのコスモロジーが崩壊した幕末の社会は、自己意識を肥大化させることで「日本」を新たに創り出していった。世界認識の軋轢の結節点にあった徳川政権の姿を分析し、新たな明治維新史像を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
第一次世界大戦への道とドイツ帝国
- 伊藤 定良 (著)
- 税込価格:3,740円
- 発売日:2023/10/09
- 発送可能日:要確認
- 帝国主義の時代の世界史を押さえつつ、第一次世界大戦に向かうドイツの政治をさまざまな政治勢力のせめぎあいをとおして考察。近代社会が抱えた問題や深刻な矛盾が噴き出して巨大な戦争へと向かっていく構造を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
世界史上初の世界戦争・総力戦であった第一次世界大戦はなぜ起きたのか。帝国主義の時代の世界史を押さえつつ、第一次世界大戦に向かうドイツの...
近代日本の宗教概念 宗教者の言葉と近代
- 星野 靖二 (著)
- 税込価格:7,040円
- 発行年月:2012.2
- 発送可能日:要確認
- 「宗教」とは歴史的に変わらないものなのか? 翻訳語として近代日本に新たに登場した「宗教」という概念が組み上げられていく過程を、宗教者たちの言葉を追うことで系譜学的に考察する。
外征と公議 国際環境のなかの明治六年政変
- 大島 明子 (著)
- 税込価格:3,740円
- 発売日:2024/02/13
- 発送可能日:要確認
- 征韓・征台の主導を画策する薩土肥勢力と、薩長出身者のうちの「開化」勢力が激突した明治六年政変(征韓論政変)。その実相を、当時の国際環境と国内情勢の両面から明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
明治六年政変(征韓論政変)は、国内政局から論じられることが多く、その国際環境との関わりについては良くわかっていない。アメリカが新たな東アジア政策を模索するなかで、慶応三年、徳...
原水禁署名運動の誕生 東京・杉並の住民パワーと水脈 新装版
- 丸浜 江里子 (著)
- 税込価格:3,300円
- 発売日:2021/04/28
- 発送可能日:1~3日
- 東京・杉並は「原水爆禁止署名運動発祥の地」とされている。数多くの資料や、当時を知る区民への聞き書き証言を通じて、原水爆禁止署名運動が誕生した背景や歴史を詳述し、住民運動・平和運動の大切さを訴える。〔初版:凱風社 2011年刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
1954年3月1日、米国がマーシャル諸島・ビキニ環礁で実施した水爆実験によって生じた「死の灰」で、その近海で操業して...
戦争・革命の東アジアと日本のコミュニスト 1920−1970年
- 黒川 伊織 (著)
- 税込価格:3,080円
- 発売日:2020/09/19
- 発送可能日:1~3日
- 東アジアのコミュニストは、戦争と革命の20世紀をいかに生き、いかに出会い、そして別れていったのか。有名無名の活動家たちの営みを辿り直し、革命の夢が潰えたのちもなお色褪せない彼らの〈生きられた経験〉の意味を問う。【「TRC MARC」の商品解説】
第一次大戦後、ロシア革命のインパクトとコミンテルンの働きかけのもと、東アジアの各地には共産党が成立した。現に存在するのとは異なる世界...
朝鮮の近代思想 日本との比較
- 趙 景達 (著)
- 税込価格:8,800円
- 発売日:2019/03/08
- 発送可能日:1~3日
- 近代思想に関する論文を集成し、合わせて比較軸を示す意味から日本の近代思想や対外認識・国家認識に関する論文も収録した、著者の思想史研究の集大成。朝鮮独自の近代思想史を描き出す試み。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は朝鮮の近代思想に関する論文を集成し、合わせて比較軸を示す意味から日本の近代思想や対外認識・国家認識に関する論文も収録した、著者による思想史研究の集大成である。...
英雄になった母親戦士 ベトナム戦争と戦後顕彰
- 京樂 真帆子 (著)
- 税込価格:3,080円
- 取扱開始日:2014/10/16
- 発送可能日:1~3日
- ベトナム戦争において、女性は自ら銃を持って戦うと共に、子ども達を戦場に送り出した。この「英雄の母」たちへのインタビュー調査によって、戦後ベトナム社会での「英雄としての母親」顕彰の問題を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
近代租税史論集 2 近代日本の租税と行財政
- 近代租税史研究会 (編)
- 税込価格:6,820円
- 取扱開始日:2014/06/20
- 発送可能日:1~3日
- 近代日本における租税の問題を幅広く考察する論文集。2は、近代日本の行財政システムや実態から租税を見直し、多様で新しい近代租税史を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
21世紀歴史学の創造 5 人びとの社会主義
- 研究会「戦後派第一世代の歴史研究者は21世紀に何をなすべきか」 (編集)
- 税込価格:2,640円
- 取扱開始日:2013/05/30
- 発送可能日:1~3日
- グローバリゼーションと新自由主義の広がりの中で語られる社会主義とは、いかなる意味を持つ体制なのか。ロシア、ハンガリー、ベトナム、中国における社会主義の体制と、そのもとで暮らす人びとの生活を歴史的に見直す。【「TRC MARC」の商品解説】
皇国日本のデモクラシー 個人創造の思想史
- 住友 陽文 (著)
- 税込価格:5,940円
- 発売日:2011/07/26
- 発送可能日:要確認
- 戦前日本のデモクラシーが、天皇を中心とする「皇国」を求める思想に帰結したのはなぜか? ナショナリズムに潜む私欲を乗り超え、社会を担う「個人」を求める思想の分析から、そのモメントをあきらかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
大正・昭和期日本陸軍のメディア戦略 国民の支持獲得と武器としての宣伝 新刊
- 石原 豪 (著)
- 税込価格:7,040円
- 発売日:2024/05/10
- 発送可能日:要確認
- 大正・昭和初期、国民の支持獲得のために宣伝を実施した日本陸軍。弾圧と抵抗といった枠に収まりきらない軍隊と国民、それらを媒介するメディアの関係に注目し、陸軍による宣伝をメディア戦略として描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
1930年代に政治的な影響力を拡大させた日本陸軍。「政治に関与しない」とされていた陸軍はいかにしてそれを可能にしたのか。限定的ながら民主化が進んだ大...
評伝丸山眞男 その思想と生涯 新刊
- 黒川 みどり (著)
- 税込価格:3,520円
- 発売日:2024/03/11
- 発送可能日:要確認
- 戦後日本における最大の思想家とされる丸山眞男。彼の思想は正しく理解されてきたのか。〈不断の精神革命〉〈永久革命としての民主主義〉の実現のために闘い、「少数者のノーと言う勇気」に賭けた、その思想と生涯を読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
丸山眞男――戦後日本における最大の思想家とされながら、果たして彼の思想は正しく理解されてきたのだろうか。近代主義者とされる丸山は、実...
植民地朝鮮の愛国婦人会 在朝日本人女性と植民地支配
- 広瀬 玲子 (著)
- 税込価格:7,700円
- 発売日:2024/01/15
- 発送可能日:要確認
- 植民地朝鮮において組織された官製婦人団体・愛国婦人会。その1906年の誕生から1942年に大日本婦人会に統合・解消されるまでの足跡を辿り、愛国婦人会が果たした役割を植民地支配そのものとのかかわりの中で解明する。【「TRC MARC」の商品解説】
植民地朝鮮において組織された官製婦人団体・愛国婦人会。本書はその誕生(1906年)から1942年に大日本婦人会に統合・解消されるまで...
「日本的なるもの」の思想史 戦争の時代における個人
- 松村 寛之 (著)
- 税込価格:5,940円
- 発売日:2023/06/06
- 発送可能日:要確認
- 日本とは何か。かつて、この命題を身もだえしながら思索した人たちがいた。萩原朔太郎・保田與重郎・古屋芳雄・辻潤・石川三四郎。5人の知性が求めた「日本的なるもの」というものを読みとき、思想史の新しい地平を拓く。【「TRC MARC」の商品解説】
日本とは何か。かつて、この命題を身もだえしながら思索した人たちがいた。「日本的などというものは虚妄だ」という言説に、詩人・萩原朔太郎は、...
「スキャンダル」の時代の知識人と民衆 新人会・白蓮事件・アジア主義
- 雨宮 史樹 (著)
- 税込価格:6,600円
- 発売日:2023/05/12
- 発送可能日:1~3日
- 白蓮事件などの「スキャンダル」がセンセーショナルに報道され、現代化・大衆社会化が進行したと言われる1920〜30年代。しかし、それは本当だったのか。知識人と民衆の深い亀裂から、戦前日本社会の実像を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
1918年、東京帝大では宮崎龍介などを中心に、虐げられた民衆の権利獲得を謳う学生団体・新人会が結成された。1920~30年代を大衆社会状...
関東軍と満洲駐兵問題 現地軍「独断的行動」のメカニズム
- 後藤 啓倫 (著)
- 税込価格:6,820円
- 発売日:2023/02/09
- 発送可能日:1~3日
- 現地軍は機械的な政策の執行機関ではなく、統帥権独立に基づく裁量によって独自の判断・活動が可能な特殊な機関だった−。関東軍の「独断的行動」のメカニズムを描き出し、その外交政策へのインパクトを検討する。【「TRC MARC」の商品解説】
1931年に満洲事変を引き起こした関東軍は、政府の不拡大方針をことごとく突破し、その独断的行動によって満洲国を承認させ、満洲における駐兵権と軍事...
近代朝鮮の甲午改革と王権・警察・民衆
- 伊藤 俊介 (著)
- 税込価格:5,280円
- 発売日:2022/11/07
- 発送可能日:1~3日
- 朝鮮が制度改革を通して自国の近代化を目指す契機となった「甲午改革」とは何だったのか? 甲午改革の持つ本質的性格を追究し、政治史のみならず民衆史の視点から朝鮮社会にとっての近代の意味を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
甲午改革――それは日清戦争期から1896年2月に朝鮮国王・高宗がロシア公使館に逃避するまで、朝鮮政府によって行われた一連の近代化推進運動である。朝鮮が制...
近代日本海軍の政治経済史 「軍備拡張計画」の展開とその影響
- 池田 憲隆 (著)
- 税込価格:6,600円
- 発売日:2022/10/03
- 発送可能日:1~3日
- 近代日本海軍の軍備拡張はなぜ始まったのか? 1883年に実施が始まる軍備拡張計画に焦点を当て、成立経緯と実施経過およびその影響について日清戦争期までを分析し、海軍軍拡の政治経済的意義を考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
近代日本の海軍軍備拡張は当時の政治経済に大きな影響を与えた。この実施にあたっては一定の軍備構想に基づいた計画が策定される必要があり、それは国内政治や...
近代中国の国家と商人 税政と同業秩序のダイナミクス
- 金子 肇 (著)
- 税込価格:8,580円
- 発売日:2022/07/31
- 発送可能日:1~3日
- 改革開放政策下の中国で同業団体が復活し、中国経済に大きな影響を与えつつある。近代中国の歴史を、税政に視点をすえて国家と同業団体がおりなす対立と共棲のダイナミクスから描き直す。【「TRC MARC」の商品解説】
中国では、改革開放以来、企業家を会員として同業で協力し合う同業組合=「行業協会」が復活し、中国経済に大きな影響を与えつつある。中国の同業組合は、清朝末期から中華民国期・...
「地球社会」時代の日米関係 「友好的競争」から「同盟」へ1970−1980年
- 長 史隆 (著)
- 税込価格:8,800円
- 発売日:2022/06/03
- 発送可能日:1~3日
- 【大平正芳記念賞(第39回)】1970年代、西側先進国では「地球」を1つの単位と捉える世界認識が広がった。そのなかで日米関係はいかなる変化を遂げたのか。グローバルな視野とともに社会・文化的な側面を重視し、新たな国際関係史のあり方を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
1970年代、多極化とグローバル化の進展により世界は多元的様相を強めた。東西対立の緩和とともに、西側陣...
「都市の農村化」と協同主義 近代都市像の再構築
- 斎藤 義則 (著)
- 税込価格:3,960円
- 発売日:2022/04/28
- 発送可能日:1~3日
- かつて、日本の都市は一貫して農村との相互補完関係をもっていた。都市の歴史をふまえながら、地域社会における市民・団体・行政などによる様々な協業と協同主義の実践から、都市と農村との親密な関係を再生する道を構想する。【「TRC MARC」の商品解説】
かつて、日本の都市は歴史的に一貫して緊密な農村との相互補完関係をもっており、都市の土地も緑地を多く含む「庭園都市」であった。しかし、...
「下から」歴史像を再考する 全体性構築のための東アジア近現代史
- 伊藤 俊介 (編)
- 税込価格:9,460円
- 発売日:2022/03/31
- 発送可能日:1~3日
- 「下から」の視線で描かれた日本史・朝鮮史・中国史の論考から東アジア近現代史への再提起を行い、国家権力や支配層、知識人など「上から」の視点で描く歴史像とは違う、民衆の主体的契機を重視する歴史を描出する。【「TRC MARC」の商品解説】
今まさに世界中で、「下から」の告発・実践が立ち現れる時代を私たちは生きている。その告発こそが、支配・被支配関係のなかの暴力や、社会内の矛盾と格...
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