電子書籍
非常にトリッキーなミステリ!
2020/10/26 14:19
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
騙しの効いた面白いミステリでした。注意しながら読みましたが、作者の仕掛けた罠には気がつきませんでした。孤島の殺人というミステリらしい舞台設定でそれだけでもワクワクします。ただなぜ孤島を舞台にしたのか、という点にスポットを当てたミステリになっているので、異色な印象です。心理的にやや納得いかない部分もありますが、非常にトリッキーなミステリだと思います。
紙の本
アオリ文句が最大の嘘
2017/11/17 01:09
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物だいたい誠実。
読んでみれば、
おそらくこの本は壮大なプロローグ。
これから本編が始まる、はず。
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なんて吐き気のするストーリー、途中で読むのを止めようかと思ったが、何とか読了。
結果、⭐️3.5かな。
ストーリーテラーが2人居るいつものパターンだけど、気分の悪さが辛い。
新たな探偵の登場に立ち会ったということでよいのかな?
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この手の叙述トリックか〜この人が死んでしまうのか……という感じでなんとなく読了後のモヤモヤが残ってしまった。
作中でもっと登場人物達が嘘をついていてどれが真実なのかを探るシナリオだったら最後にタイトルの真意?が分かった時に嗚呼〜!となったかもしれないけれど特にそういうこともなかったので真相がわかって成る程だからこのタイトルか〜位で終わってしまったのが個人的に残念かも。
ただ、どうしても主人公や語り手目線になってしまうのでそういう意味ではアクロイド殺し路線とはまた違って、主人公自身も騙されているという構図は面白かった。
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この真相、絶対予想不可能――。
横溝正史ミステリ大賞を史上最年少で受賞した異端児が仕掛けた罠を見抜け。
廃島を舞台に「嘘つき」たちの騙し合い。
僕の彼女は「嘘つき」たちに殺された――。廃墟探索ツアーで訪れた無人島で死んだ最愛の人・美紀。好奇心旺盛で優しい彼女は事故に遭ったのだ。僕は生きる意味を喪い、自堕落な生活を送っていたが、美紀と一緒に島にいた女と偶然出会いある疑いを抱く。美紀は誰かに殺されてしまったのではないか。誰かが嘘をついている――。嘘と欺瞞に満ちた血染めの騙し合いの幕が開く。
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仕掛けを意識しながら読んだものの、最終盤まで見抜けなかった。仕掛けが判明した後の描写に凄みを感じました。
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何かあるだろうと思ってたからびっくりするほどの嘘ではなかったし、どちらのパートも魅力がなく入り込めなかった。ラストは次作への前ふりなのか。
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残念ながら嘘を見抜くことはできませんでした……。
まさかあの人が嘘つきだったとは……。
よくある構成って言えばよくある構成だけど、全く想定していなかったので、してやられた。
そして、してやられた、嘘に。
何人もの人生を狂わせた嘘。
何人もの人生を狂わせた人。
なんて罪な人間なんだ。やばい。
面白かった。
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恋人の事故死の真相を探る青年のエピソードと孤島の廃墟で起きた殺人事件の顛末が交互に描かれるのですが、メイントリックの新味と、帯に書かれている「嘘つきたちの騙しあい」という要素を感じられないのが残念なところです。
ただ、話の構成や仕掛けは凝っていて、ミステリーとしては充実した内容になっていると思います。
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これは評価が難しい。密室トリックは多分オリジナルだろうけど、他のトリックや仕掛けは前例があり、それにちょっとアレンジを加えただけ。だから幾つかは見破れたし、凝った作品の割には驚けなかった。
死ななくても良い人が死ぬのも、あまりいい気がしないなあ。こういうトリッキーな作品が好きな人もいるだろうが、私の性には合わなかった。
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今までにもよくあった展開で、途中からは筋がわかってしまった。ミスリードしようとするのがミエミエ。
罪もない人がどんどん死ぬのも面白くないし、最後まで何の新鮮味もなかった。
登場人物も探偵を含め、あまり魅力を感じなかった。
続編がありそうな終わり方だったけど、読まないだろうな。
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廃墟探索ツアーで訪れた無人島での最愛の恋人の事故死を不審に思う高辻と、ツアー中に起こった首吊り死体の謎を探るハンドルネーム「ノラニンジン」と彼女を手伝う「カントク」が交互に語られ、次第に真相に迫って行く様子にわくわくする。復讐の為に容易く殺人に手を染める高辻の一途な狂気と逸脱。トリックにも騙された。
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恋人が死んだ。
けれど本当に、それは事故だったのか?
恋人を廃屋ツアーで失ってしまった青年が主人公。
ツアーに行ったうちの二人が死んだらしいのだが
本当に事故だったのか、と1年経って、ようやく
生きる気力を得た…のはいいけれど。
今と、別の時が、交差して話は進んでいくのですが
完全に騙されたというか、そういう事か! と
ラストになるにしたがって、分かる真実。
こういう人間は、世の中楽しく渡っていくのだろうな、と
思うのですが…過信すると、こういう事にも。
そこまで信じていた、というべきか
そこまで騙されていた、というべきか。
しかし人間、見たいものしか見ないわけなので
こういう事にもなりやすいかと?
ある意味、こうなるよねな話が満載(?)でした。
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廃墟探索ツアーで事故死した男女。彼女の死を受け止められず、その原因を探ろうとする恋人は、共に島に行った人々に疑念を抱き、真相を探るために接触しようとする。スリリングな読み心地のミステリ。
徐々に常軌を逸していく恋人のパートにもはらはらさせられますが。島パートもこれぞ孤島ミステリ、といった感でわくわくさせられます。ある意味密室となった現場、そしてこの事件がどのように終末へと向かっていくのか……これは、騙されるかな?
しかしそれにしても、終盤で判明するあの最大級の「嘘」がつらいなあ。真相なんか追い求めようとしない方が幸せだったんだろうなあ、というのが何ともいえず切ないです。ずっと騙されていた方が良かったのに。
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エグいプロットにかかわらず(だからこそ?)、妙に人の良さを感じさせる作風の作家さん。このお話も身勝手で情けない主人公の、勘違い、八つ当たり殺人という、胸糞なものなのに、読後感は案外と爽やか。これは作風のおかげかな。
ミステリ的には、如何にも叙述トリックを仕掛けてる感がありありの展開なので、ちゃんと驚いてくれる読者はあまりいないと思う。一方、遺体を物として見ないと出てこない密室トリックは鮮やか。