読割 50
電子書籍
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱
著者 オキシタケヒコ
「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせ...
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱 (講談社タイガ)
商品説明
「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが"せかい"を変容させる――。
目次
- 零 ふたり
- 一 繰り返しの十年
- 二 新聞販売店
- 三 うまれおちたるかうけうのひとつめざめたること
- 四 余所者
- 五 失せ物探し
- 六 脅威の捏造
- 七 旦那様
- 八 凪の終わり
- 九 おのれをさだめたるかうけうかすがみをわたること
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
ホラーと思えば実はSF
2018/04/19 02:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初オキシタケヒコ。ホラーとして始まり、ミステリの道をたどってSFに着地した。思えば『リング』もそうだった。SFは理屈を作り出しすのが快感。ミステリは理屈にぴったり合うのが気持ちよく、ホラーは理屈が無いのが怖い。冒頭の不穏な空気から、まさかこんな爽やかなトコにたどり着くとは思わなかった。良作。弱いとすれば、恋に落ちるのが唐突かな。
電子書籍
様々な縁によって紡がれていくボーイ・ミーツ・ガール
2017/02/23 15:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:阿都美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲームライター時代より丁寧で質の高い物語を提供している事からコアなファンも多いオキシタケヒコ氏。
そんな氏のタイガ初作品となる本書はホラーSFであると同時に少し変則的な王道ボーイ・ミーツ・ガール物となります。
またストーリーの方も個人的にゲームライターの頃から氏が好きなテーマなのかな?とも思ってる家族の繋がりを始めとする様々な縁から織り成されていく物となっており、読後には恐怖でなく爽やかさが残りました。
ただ残念な所として何と読むのかが判らなくてルビを振ってほしかったなという文字があったのですが、不満があるとすればそれ位で個人的には続編が出たのなら是非読んでみたい作品です。
電子書籍
怪談をSFする話
2017/04/17 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りー - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF畑の作者がどう怪談を料理するのか楽しみに読む。なるほどそういう調理法で来たかとそれなりに唸らされる出来にはなっていると思う。しかし僕らの中二心をくすぐるには理論がややワクワク感に欠けるのが玉にきずか。続編も出そうな終わり方だけどもこれより他の作品を描いて欲しいというのが個人的な感想。
紙の本
意外に。
2017/04/06 09:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮大な話だった。
「どんな話なのか」が見えるまで時間がかかるし、
見えてもストンと納得できるほど美しいレトリックではないような。