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電子書籍
天皇と和歌 国見と儀礼の一五〇〇年
著者 鈴木健一
1500年に及ぶ天皇と和歌の「多彩で強固な関係」を通観する。『万葉集』の巻頭、少女への恋心を歌う雄略天皇の作に読み取れる、敵対者との抗争。平安時代から編まれた21もの勅撰...
天皇と和歌 国見と儀礼の一五〇〇年
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天皇と和歌 国見と儀礼の一五〇〇年 (講談社選書メチエ)
商品説明
1500年に及ぶ天皇と和歌の「多彩で強固な関係」を通観する。『万葉集』の巻頭、少女への恋心を歌う雄略天皇の作に読み取れる、敵対者との抗争。平安時代から編まれた21もの勅撰集。戦国乱世の「古今伝授」。幕末の尊王運動への影響。明治天皇は、厖大な数の歌を詠むことで「国民国家の元首」となり、日米開戦を目前にした昭和天皇は御前会議で祖父の御製を読み上げた。「和歌」という視点から描く、異色の「天皇の歴史」。
目次
- 序 章 現代の皇室と和歌
- 第一章 〈愛〉という権力──『万葉集』の時代
- 第二章 血筋の権威と勅撰集──平安時代
- 第三章 武力と対決する和歌──鎌倉・室町時代
- 第四章 文化を体現する天皇──江戸時代
- 第五章 〈国民国家〉を詠む──明治時代以降
- 終 章 和歌文学の未来へ
- あとがき
- 注
- 主要参考文献
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紙の本
入門書
2017/01/14 21:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二十一代集などについて読んでいれば書かれているような内容で、勅撰集や御製集などの入門書といったところだ。元弘の変以前の勅撰集の記述でも「北朝」(持明院統でいいのでは?)や「南朝」(同じく大覚寺統)はないと思う。こういう本を読む読者が持明院統と大覚寺統といった用語を知らないとは思えないから。