紙の本
中学生の青春小説
2016/12/18 11:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
地理歴史部に入った中学3年の健吾が部長となり、ジオラマで渋谷の百年後の街を描くなかで、今の自分について見つめていく物語。
紙の本
ジオラマ作り
2016/09/19 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
百年前の渋谷をジオラマで作ることになった地理歴史部。
顧問は熱いけれど、部員はそう熱くない感じだったのがだんだん…。
我々から百年後の時代、どうなっているのか興味あります。
投稿元:
レビューを見る
地理歴史部の中学生が学園祭に向けてジオラマで100年前の渋谷を作るストーリー。熱血部活動って感じではなく、いまどきの中学生らしく脱力系だけど興味深く読みました。若い先生が顧問になってやる気のない部員たちがやる気を出すストーリーはありがちだけど、先生も肩に力が入りすぎてなく、子供たちを見守るスタンスのいい先生で素敵でした。
私も興味がわいてきて、自分の住んでる街の昔を調べてみました!
投稿元:
レビューを見る
中学生。部活動。地理歴史。模型。ジオラマ。渋谷。友達。失恋。上下関係も活動内容もユルいチレキに入ったけど、今年はジオラマを作ることになった。そして言いだしっぺの部長・太陽は転校してしまう。どうやって作る?テーマは何にする?部員たちと掘り下げていくうち、自分の中の傷や悩みに触れることになる。彼らの葛藤はとてもストレートだ。ジオラマの作り方を学ぶ部分はあっさりとしているのにすごいものが出来ていくのがちょっと不思議。2014年ごろの渋谷駅周辺の様子が描かれていて、これも少しすると、そんなこともあったんだ~っていう過去になるんだろうなぁ。
投稿元:
レビューを見る
部員の減少で存続が危ぶまれている地理歴史部。部をアピールするために学習発表会で一畳大の百年前の渋谷駅前のジオラマを作ることになった。
言い出したのにさっさと転校していってしまった太陽に代わり、部をまとめることになった健吾。部員たちと百年前を調べつつ、ジオラマに必要なものをお金をかけずに作る方法も考える。
健吾は、自分たちの町・渋谷を調べる中で、自分自身の初恋の思い出や、町の人々とのふれあい、突然転校してしまった太陽への思いなどが絡み合っていく。
渋谷駅近くの中学校を舞台にした2か月の青春。
投稿元:
レビューを見る
石田健吾は地理歴史部の部長。もともと、活動らしい活動もない楽な部活だからと、草野太陽(くさのたいひ)と一緒に入った。けれど、このまま新入部員が入らなかったら存続の危機にあるらしい。部長だった太陽は、今年の学習発表会で「地元の渋谷を調べる。ジオラマ製作」と決めて、2メートルの土台作りだけして転校していった。
代わりに部長になった健吾は、ジオラマを作る気もないし(トラウマになる想い出もあるし)、後輩をまとめるもの面倒だと思ってる。三年なのに
なぜ自分がこんな役回りをする事になったのか、と。
けれど、もともと鉄道好きでジオラマ作りをやったこともあった健吾。渋谷を歩き、調べ、地図を見て考えるうちに、出来るかもという気持ちになってきた。作業を進めていくうちに、部員達の意外な才能を知ったり、それぞれの事情を知ったり。
百年後前の渋谷は、今の渋谷とはちがう生活が息づいていた。
そして、百年後、今とは違う、渋谷がある。
特に、東京オリンピックに伴う開発で消えてしまう商店街などもある。
そんな生活の一瞬を切り取ったかのようなジオラマ製作作りを通して成長してゆく、青春物語。
投稿元:
レビューを見る
中学3年の健吾が副部長を務める地理歴史部は、ゆるーい部活だった。ところが部員が足りず、このままでは廃部の危機に陥るという状況の中、顧問がやる気満々の教師に代わった。健吾が周りの変化に追いつかない間に、研究発表にジオラマを作ることになり、部長の太陽は大きな土台だけ残して転校してしまった。受験を控えた健吾は、それでもみんなをまとめて期間内にジオラマを作り上げなくてはならない立場になる。
100年前の渋谷を再現していきながら、かつてそこに生活していた人たちの想いに気づき、仲間や協力してくれる周囲の人たちに励まされ、製作は進んでいく。
ジオラマづくりを通して成長していく思春期の姿を描く。
ジオラマ制作の場面が非常に詳細で、著者の強いこだわりを感じる。ジオラマに詳しくなれるかも。
困難に出会いつつも、葛藤しつつも何とかがんばる少年たちの姿を描く教科書的な物語。
そんな物語に変化を与えているのは健吾の元彼女の希の存在だが、それも、ちょっと取って付けた的に感じる。
投稿元:
レビューを見る
中学のチレキ部ー地理歴史部が、学習発表会に向けて、100年前の渋谷駅周辺のジオラマを造るお話。
うーん。なんかなあ。
ちょっとお話がペラって、感じだった。
2018/11/3読了。
投稿元:
レビューを見る
長いタイトルってあまり惹かれないのだけど、これはなんだか気になっていた。
期待ほどではなかったけれど、面白かった。
しかし、これが中学生?私の頭の中では高校生だった。
東京はやっぱり大人だなあ。
投稿元:
レビューを見る
ジオラマ作りの2ヶ月半のなかで部員たちの細やかな心の変化を感じとれる物語だった。
その場面や情景がありありと想像でき、登場人物一人ひとりが私の中で生きていた。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれて、図書館で借りる。
そこまで期待していなかったのだが、面白かった!
東京渋谷区の公立中学校の地理歴史部が舞台。
「楽そうだから」で入部した地歴だったが、健吾が3年になってやる気満々の顧問に代わり、文化祭でジオラマを作成して発表することになる。それに乗っかる部長の太陽は留学してしまい、横滑り的に健吾が部長になることに。
失恋の痛い思い出と結びつくジオラマ作成に、反発する健吾と部員との間に溝が生まれるが…
100年前の渋谷をテーマにジオラマ作りに精を出す中学生たちの姿が、ああ、この時期に打ち込めたものがあるっていいよね~…とじんわり。
近くに住んでいても、お互いのことをよく知らなかった部員たちが、作業を通してそれぞれにある屈託を知る。
ジオラマって完成品を見るより、完成させるまでの作業の方が絶対楽しいだろうな。
知られざる渋谷トリビアも面白い。
2021.3.31
投稿元:
レビューを見る
最初に友達転校しちゃったので驚いた。
転校したことに意味があったか?
そこは今ひとつよく分からなかった。
でも、話としては、
ジオラマ作りってこうやるのかぁと
新たな発見があり、面白い。
投稿元:
レビューを見る
主人公は中3。
「渋谷の中学校が舞台。廃部寸前の地理歴史(チレキ)ブが、学習発表会に向けて「100年前の渋谷のジオラマ」を作る」・・・という、なんだか地味なストーリー・・かと思いきや、後半胸アツ、読後感爽やかで、面白かった!
主人公がジオラマ作りの為に渋谷をあちこち歩いていたら、初めて彼女が出来てフラれた過去と、あの頃のイタイ自分を思い出して「うじゃぁぁ!」ってなるシーンがある。
・・その場所に立つと思い出す記憶って、あるよなぁ。
私もフラれた場所が大阪駅のあそこに・・う、うじゃぁぁ!!
投稿元:
レビューを見る
なんだか中途半端な印象。
ジオラマ完成のその先にもっとなにかあるのかと思っていたら、それだけで終わってしまった。
ジオラマ作りや歴史を知っていく過程は楽しかった。