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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.5
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:19cm/520,23p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-00-080206-2
- 国内送料無料
紙の本
岩波日本語使い方考え方辞典
著者 北原 保雄 (監修)
日本語に関して日頃抱く疑問の中から、漢字や仮名の表記、記号の使い方、語形や字形の微妙な違いなどの迷いやすい点を整理した実用辞典。豊富な例を挙げた説明で、言葉の捉え方が誰に...
岩波日本語使い方考え方辞典
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商品説明
日本語に関して日頃抱く疑問の中から、漢字や仮名の表記、記号の使い方、語形や字形の微妙な違いなどの迷いやすい点を整理した実用辞典。豊富な例を挙げた説明で、言葉の捉え方が誰にでもわかります。小・中・高の先生も必携。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
“フローレンス”を“フィレンツェ”とい(ゆ)う理由とか、「『行う』と『行なう』の<違い>」とか、「行う。」とカギカッコ内にマルを付けてよ(い)いのかなどが解(か)る本。
2003/12/09 14:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
じぶんだけが読む「日記」ならともかく、他人が読むことを前提にした文章を書いていると、些細なことでいちいち引っかかってしまう。それは僕だけじゃないと思う。会社などで書く公用文書ならもちろんのこと、友達に書くメールだって「この表記って間違ってるんじゃないか?」なんて疑問を残したまま送信すると、なんだか後味が悪い。
たとえば、
●「手」は「上げる」なのか「挙げる」なのか?
●「解る」と「解かる」は、どう使い分けるか?
などという初歩的な知識もおぼつかないし、
●会話文などのカギカッコの中に「行なう。」みたいにマルをつけていいのか悪いのか?
●ヒゲカッコとも呼ばれるダブルクォーテーション(“”)とクォーテーション(‘’)の使い分けは?
●ヤマカッコ(<>)の使用方法は?
みたいな普段、無自覚にいい加減に使用しているものへの疑問とか、
●「見れる」は間違いで、やはり「見られる」じゃないといけないのか?
●「触れる」というのが良くて「見れる」が間違いというのは可笑しいんじゃないか?
のような一時期騒がれた問題に対しての解答も定かでないし、
●「コンピューター」はどうして最近「コンピュータ」と表記されるようになったか?
●「ウオッチ」と「ウォッチ」はどちらが正しいのか?
なんて外来語の問題についても、まるで解っていないじぶんがそこにいる。
本書は以上のような問題を片っ端から取り上げて、懇切丁寧に回答へ導こうとする。しかし、ほとんどの場合正しい「答え」なんてものはなく、明治以降(もっと遡る場合もある)の口語文が一般化してきた時代の変遷により日本語も変化してきたという事実が提示され、けっきょくのところ「使う人しだい」であると結論づけてあるように読めました。
たとえば作家の村上龍は「ナマ」と発音する「生」を小説内では「生ま」なんて表記したりするけど、それは作家のワガママな使い方なんじゃないかと僕は思っていたけど、明治の小説家なんて、ほとんど「じぶんが日本語を作っているんだ」という気概のようなものを持っていたようで、使い方に「統一感」さえあればかなり自由に日本語を操っていたようだ。そうやって日本語が形成されてきたらしいのだ。
つまり「常用漢字表」とか「現代仮名遣い」などという国が決めた使い方にも、それほど束縛されなくてもよいらしくて、本書を読んでいて僕はなんだか気持ちがラクになった。
もちろん妙としかいいようのない使い方や誤用というのも厳然としてあるわけで、ある一定のルールぐらいは知っていないと恥をかくこともあるから、そういう知識は本書でバッチリ身につけて、今後は日本語の自由度を楽しみながら書いていこうと思いました。
紙の本
内容紹介
2003/05/15 12:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
知りたいことから“正しい日本語”の姿が見えてくる!
「階段をのぼる」は「昇る」か「上る」か?
「糸」の字は8画に見えるが,手で書くときは6画でよいのか?
「大地震」は「だいじしん」と「おおじしん」とどちらで読むのか?
横書きのときの句読点は,「。 、」か「. ,」か,どちらにすべきか?
同じ10でも,「一〇」と「十」はどう使い分けるのか?
「固執」は「こしゅう」なのか「こしつ」なのか?
「冤罪」をなぜ「えん罪」と仮名を交ぜて書くのか?
「間違う」と「間違える」はどちらが正しいのか?
ローマ字の「オー」は「(oの上に山型の記号の付いたもの)」と「oh」とどちらで書いたらよいか?
広辞苑編集部には,このような問い合わせが毎日たくさん飛びこんできます.そんな言葉に関する疑問にお答えするために,言葉づかいで迷いやすい点や,日本語を考える際にカギとなる視点を整理して,言葉の「考え方」がわかるようにまとめたのがこの辞典です.
<項目例>
あいさつ/あいまい表現/アクセント/当て字/宛名/アラビア数字/アルファベット/言う(「いう」と「ゆう」)/行く(「いく」と「ゆく」)/異字同訓/已然形/異体字/忌み言葉/隠語/印刷標準字体と簡易慣用字体/印刷文字の書体/イントネーション/引用符/受身/送り仮名/「お」と「う」(長音) /「お」と「を」/ 音便/音読み/外国の人名/外国の地名/概数/外来語 ほか
(岩波書店ホームページより)