紙の本
夢のない 「ウェブ進化」
2011/10/17 22:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は,アップルがアドビと対立し HTML5 を推進していることも冷静に分析している. 電子書籍やネット・テレビや,その他さまざまなメディアで HTML 風だがバラバラな言語がつかわれているが,著者はそれが HTML5 に修錬していくことを予想している. 日本メーカーの復活のカギも HTML5 だという. しかし,本の内容にも 「最終形」 というタイトルにも夢がない.
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コンテンツ提供者もデバイス提供者もキャリアも、まずは長いもの(HTML5)に巻かれてみないか?日本固有の規格で防壁をきずいても長い目でみるとマイナスだよ。と、諭す本。
疑問
アップルがアドビのフラッシュを排斥するのは、著者が言うようなプラットフォームの座を明け渡したくない、などというビジネスライクな発想からでたものではない。
オープニング仕様なAppleIIで成功したにもかかわらず、自らが企画したMacでは徹底的なクローズドな仕様とした。
これは、自分の作品をいじくられることを良しとしないアーティストとしての意思だったはず。現在のiOSからのフラッシュ排撃も同じ感覚なのだと思う。
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HTML5により様々な機械と機械がつながりあうが、それがどのように私たちの生活を変えるのかはわからないが、とりあえずやってみようと言う話。これからの自分の勉強の指針となる本だった。
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Webに関連する本で新書で出ていたものですが、移動などの合間に読むのに良さそうだったので購入。ざっと読むつもり。タイトル見ると、「最終形」ってありますが、もう終わりですか?ww 最終章の電子書籍、IPTVに関する情報はあくまでも参考情報(著者の意見)に過ぎず、さらっと読み流す程度の話だった。もう少し現状を示すデータや事実を丁寧に拾って組み立てた方が、読み応えがあったと思う。本書自体は、今後のWebに関連する動きを「さらっと」触れたい人向け。
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『HTML5』は、ゲームチェンジャー、新たなオープンプラットフォーム、クラウド・コンピューティングを次の段階に導く、もの。
『HTML』という表現からウェブまわりに終始しがちな視野を、他分野へ拡張してくれる。アップル、グーグル、アマゾンの思惑に翻弄されない、日本のメーカー、マスメディア、出版社の取り組みのソリューションとして。
「言論・表現の自由」など基本的な報道原則や倫理規定の、これからの通信型メディアへの移植・改造についての問題提起も。
1点、DRMまわりの説明が薄く楽観的に見えてしまうかもしれない点はフォローが欲しいかもしれない。
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スマートフォン、タブレット端末、はたまたインターネットTVなど多様なディバイスでインターネットの閲覧ができる今、表現するものが統一されることはとても重要である。
特にHTML5は、ウェブの統一規格になりつつあり、今までそれぞれで表現に苦労していたが、これですべてのものがウェブにつながるきっかけになる。
近年、通信技術も向上し、ストレス無くいつでもどこでもインターネットに繋げられることが可能になった。
今まではインターネット=パソコンというイメージが強かったが、いろんな境目がなくなり、今後、飛躍的に世の中が変わって行く気がする。気づかないうちにインターネットを使っている、そんな時代がきっと来る。
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HTML5とはHyper Text Markup Language。Webブラウザーの進化形のようなもの。ウェブを見るだけのものから、ウェブ上で、あたかもクライアントにインストールされたOSのごとく、色々な操作、動画表示などなんでもできるようになりつつある。そのための標準言語らしいが、グーグル、アップルもそしてマイクロソフトもこれを支持するようになってきたらしい。そうなると最終的に業界標準になるという。そうなると、最終的には、OSがどうであれ、アンドロイドでもIOSでもその上に乗るアプリがこのHTML5で標準化されれば、アプリ開発者は、OSに左右されなくなる。アップルにしもべから解き放たれるという話。
放送業界と通信業界については、インターネットが主流になれば、放送業界は、放送というコンテンツから流通のプラットフォームまでの一貫した支配が崩れ、やがてはコンテンツ領域で生きて行くしななくなる可能性があるという。通信業界も、インターネット業界に負けてしまいそうなので、やはり、インターネット業界のいくつかが、いつの日か最終的に情報革命を支配するようになるのだろうか。
これからは、「すべてのものがWebに繋がる時代」になる。[Web of things]
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HTML5の技術的な内容や普及までの道のり、アップルやグーグルの今後の戦略、製造業と絡めた今後の日本企業について語られる。中盤までは技術的な内容背景などの客観的な事実が語られており、非常に勉強になった。しかし後半にかけて筆者の主観が含まれる今後の企業の展望という内容になり、受け入れがたかった。
日本の製造業は他国より技術力が高く、ITと絡めた製品を製造していく力を備えているため、HTML5の普及が今後日本の製造業の復活への起爆剤になるという考えは共感できた。
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「最終形」と銘打っているのは、著者がよほどHTML5に思い入れがあるからなんだろう。後半は今後の日本に対する提言に頁が割かれていて、やや飽きてしまったけど、HTML5をめぐる動向については勉強になった。
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HTML5に期待すべきことが分かりやすく書かれている。それに巻き込まれる家電メーカーや通信事業者なども、混乱しない程度に登場して、ざっと俯瞰できるという新書としては必要十分な情報量。ただ、最終形は言い過ぎだと思う。
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HTML5が、重要な理由がわかりました!有る意味、他の方に読んで欲しく無いですね!いろんなビジネスチャンスがありますね!
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HTML5が今後あらゆるものをWebでつなげるようになり、様々なコンテンツとメディアは変わらざるをえなくなるという。近い将来たしかに現実になっていきそう。マーケティングも大きく変わる。停滞している日本企業はチャンスと捉えるべき。
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HTML5の重要度と未来の可能性が理解できた。
Appleがフラッシュを排除している理由もわかり大変参考になった
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家電製品や車、テレビなど、何でもHTML5をプラットフォームにインターネット(ウェブ)に繋がるかもという話。
特に、メディアの未来についていろいろ書いてあった。
はたしてそううまくいくのだろうか。
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むしろ、HTML5を中心としたウェブの進化とそれに対する日本メーカーの進むべき道、みたいな内容。HTML5自体の説明は外部的なものに留まり、それが家電業界や出版業界に与える影響について書かれている。リアルな経済の話なので現実的でそれはそれで面白くはあるが、技術としてのHTML5を知りたい人にとっては全く物足りない内容かもしれない。ただ、新書として良書だと思った。