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商品説明
幼い頃のトラウマから、“身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴っている中学3年生の理子。自分の弱みを握る少年に脅され、彼の父親を殺害する計画を手伝うことになるが−。青春ミステリ。【「TRC MARC」の商品解説】
“人を傷つけてしまうかもしれない”という強迫観念に囚われている、中学3年生の山根理子。彼女は小学6年生のときに同級生の加奈子を目の前で“死なせてしまった”ことを、トラウマとして抱えていた。 “身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた理子の前に、ある日、加奈子の弟・悠人が現れる。“加奈子の死”にまつわる理子の秘密を暴露すると脅され、理子は悠人の父親を殺す計画を手伝うことに。やむを得ず殺害計画を考えるうち、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく理子。やがてふたりは殺害計画を実行に移すが――。【商品解説】
著者紹介
逸木裕
- 略歴
- 〈逸木裕〉1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。「虹を待つ彼女」で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。
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電子書籍
読ませる物語
2017/08/29 00:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を傷つけてしまうかもという恐怖に悩まされる中学3年の理子が主人公。
ある出来事がきっかけで一人の少年と殺人計画を作る物語です。
前作がかなり面白かったので読みましたが、とても引き込まれあっという間に読めました。
物語の多面的な進行と先を読ませぬ展開は逸木先生ならではの小説でしょう。
ミステリーとして読むとオチは鼻で笑ってしまうものですが、ヒントはありまして”そーきたか”って感じです。
読了感もいいしテンポが最高で終始ハラハラします。
エンターテイメント性がある面白い作品です。
(三省堂にて購入)
【不満点】
不満点を探るとボロボロでます。
しかしそれを補って余りあるほどのストーリー展開でした。
1.ミステリーとして弱い。事件性と伏線はあってないようなもん。
2.根幹にあった事件と主人公の病気が上手く落とせていない。
3.物語のリアリティが薄く、序盤に入り込めないところがある。
4.ボードゲームは必要だったのか?