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タイトルの「何か?」とついているところが案外、気に入ったりしました。で、こうしてブログに読んだ本を駄文で紹介している私には、「本当にそうだ!」と思うことも多くって、そんな賛同をまたブログに書くと、まさに自己否定みたいになっちゃうところが面白いです。
でも、筆者は決してネットを否定しているわけではないです。むしろ素晴らしいツールと思っています。問題はその使い方にあるのでしょう。多かれ少なかれ、ネットに依存することの危うさをかぎ取ったことのなる人なら、分かっているのでしょうけど。
ネットをツールとして使っていたはずが「何か書かなくては」「今日も更新しなくては」と忙しくなったり、言い方を気にしたりするように気を使ったりするようになっていく。
そうなんだよなあ。何か忘れちゃっているんですよね。
何なんだろうなあ。
でも、この本では
「リアル世界で知り合う人とビールが生み出すコミュニケーションはなんと尊いのか」
とあった。
そうそう。そんなところに解があるのかもしれない。と言いながら昨日は日記の更新を忘れました!!と焦るからいけない(^^;
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純粋に、おもしろかったし、興味深く読めた本だったが。
うーん、どこぞの新書でよかったんじゃないかな、って気はする。
さらには、最後の章では、結局はリアルな世界が正常で、ネットはおかしいという立場で、リアルな世界バンザイっていうのは、うーん、どうなんでしょう。
基本的な考えとしては共感できるんだけど、ウェブの世界でご飯を食べている人がここまで書くと、日頃の鬱憤を晴らしたかっただけではないだろうか、、とうがった目で見てしまう。
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「ウェブはバカと暇人のもの」を読まれた方は5章のみ読まれても良いのかも。著者の主張はそこにあると感じます。ウェブの問題というよりコミュニケーションの問題、もっと言えば人間の問題なのかな。
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月額3000~4000円台でネット(ブロードバンド含む)が使い放題の日本では、ネットはもはや大衆のインフラである。
そこでは頭の良いユーザーではなく、凡庸な人々が多数派だ。
私が編集する一般ユーザー向けのニュースサイトでいくらTwitterの記事を出そうが、PVの面では絶対に芸能人ネタにかなわない。
それこそ10万対1000程度の差がつく。
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前作となる「ウェブはバカと暇人のもの」は読んでいない。
現代のWebの使われ方に対する批判が趣旨。
そこそこ過激な物言いが多くて、でも言っていることは間違っていない。
かといって賛同したいとも思わない。
そんな感じ。
著者がただボヤいているだけのようにも見える。
「執筆当時の」最新ニュースが扱われているところも多い。
著者も言っている通り、Webの世界は情報が絶え間なく流れ続けるので、この本を読めるのは、2010年いっぱいまでだろう。
情報が古くなってしまうからだ。
現代の (日本国内の) Webの世界で、どんなことが起こっているのか?を知りたい人には良い本かもね。
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ディープなネット利用者の異様な世界が描かれている。
顔の見えない不特定多数の人間の悪意が向けられる可能性があるとなるとかなり怖い。
最先端の技術に詳しくなれば、その恐怖から解放されるような気がしていたけど、この本を読んで認識を改めた。
同じテーマの本を他にも読んでみたい。
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ネットの中に住んでる人からみた日本のネットの使われ方の現状。
ようするに、ネットは暇人と巣窟、twitterはなにがいいのかわからんとのこと。
確かに、その通りだと思うが、同じないようがダラダラと続く
まあ、疲れているようなのでしょうーがない
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現在のWEB文化の実情について。掲示板やブログに群がる個人&企業。「それらに振り回される事や情報を追う事に疲れてしまった、でも仕事だからやっている」という筆者の単純なルポとしてもおもしろい。が、同時に、中川さんは人の心をつかむ文章を書ける人なのだと思った。お疲れのようで、ちょっと心配。
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ウェブはバカと暇人のもの、を書いた中川氏の第二作目。あいかわらず面白い。図書館で借りた。
ちょっとお疲れの様子?な文体。がしかし、中身はあるある、と思ってしまう内容。こういうことを知らずしてネットの仕事をしてはいかんね。
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ネットがらみの人間関係に悩んでいた所にこの本を見つけて、引き込まれる様に読みました。
mixiやTwitterをやらない私にとって今のデジタル社会(というか世の中自体)に居心地の悪さを感じてたけど、その思いばかりで、今まで築きあげたリアルの人間関係を忘れそうになっていました。
しかし、この本を読んだら、とても心が軽くなりました!!
↑そもそもこの感想自体もネットの書き込みですが(笑)
この本に出会えた事で、インターネットに対する考え方が変わりそうです。
より気持ちの良い使い方を考える様になりました。
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「バカ暇」も読んだが、これもおもしろい。日本語で書いているだけでは、実はちっとも世界とつながっていないということには納得した。本当はとてもクローズドな、狭い世界なのである。
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今ウェブは退化中ですが、何か? クリック無間地獄に落ちた人々 前著の『ウェブはバカと暇人のもの』は読んでいないけれども、読んでみた。ところどころ2ちゃんねるを絶賛していて驚いた。ひろゆきと対談してほしい。 http://bit.ly/dul9hR
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13020
WEB上のバカや暇人はいまも順調に退化中?〜中川淳一郎『今、ウェブは退化中ですが、何か?』(講談社)
ニコラス・G・カー『ネット・バカ』に続き、またもインターネット批判本を読む。
『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)が話題をよんだ著者の、その続編ともいえる本。
前述の「ネット・バカ」といい、どれもみなネット信奉者の神経を実に上手に逆撫でするタイトルばかり。逆にそれが思わず手にとる気にさせるテクニックなのかもね。
ネットニュース編集者の著者が情報を発信する側でありながら、個人的にはツィッターやSNSに一切手を出さず、トラブルを避けるため自分の情報はけしてネットにあげようとしないというのも皮肉な話だ。
それだけ日本のネット民度は低いのだといえる。その低レベル具合は本書にもあるように『WEB進化論』などでネット社会の明るい未来を希望をこめて語った梅田望夫氏が「日本のウェブは残念」発言をしてしまったくらいだ。
またネット事情に詳しい立場から「2ちゃんねる」への悪評を行き過ぎたものと擁護し、逆に紹介制だから安心とされているSNSの危険性にも言及している。まあこの著者にしてもネットリテラシーが低い人間への差別意識は見え隠れしてて、ネットなんてたいしたもんじゃないと言いきってしまうことが逆に最上級のネット選民であることを証明してる感じはあるけど。
さらに著者は、ネットに対して人々が抱きがちな過大な期待感を指摘する。たしかに僕らはなぜこんなにも「ネットを使えばいいことが起きる」と思い込んでしまうのだろう。非常に素朴な疑問ではあるが。
答えはおおよそ見当がつく。ネットでひと儲けできます、友人知人がたくさんできますと過剰なPRがはびこっているからで、「ウェブ2.0」や「クラウドコンピューティング」など分かったような分からないような新語を連発してITや広告業界の連中が煽ってるのはもはや明白だ。
PCやネットなんてただの道具。ネットで成功するのははじめから才能や素質があった人。もともとダメな人はネットに頼ってもダメという身もフタもない結論になりそうだ。
自分は何のためにアクセスもほとんど集まらず、金銭的利益があるわけでもないブログ書きなんかを続けているのだろう。本書を読みながら何度も自問自答させられた。
著者にいわせれば自分は「ウェブ上で評論家ぶりたい人間」の範疇にはいってしまうのだろうか。本書にはネットに書き込みをする人間が幾種類かタイプ分けされていて、読書録を書くのはリア充タイプとなっているが、オレはけしてリア充というわけではないし・・・
たしかにHPやブログを始めた当初は、ネットを通じて書く仕事につながればなどとバカな期待を抱いたりもしたが、その種の絵空事はほとんど起きなかった。多少あったにしてもあまりいい結果にはならなかった。ただ書くことは好きなので今後もこつこつと書き続けてはいくでしょうけど。
「だったらネットに書かなくてもいいじゃん」というツッコミが聞こえそうだ。実際、旧来の紙メディアに戻ろうかなんて時代逆行的な動きも自分���中にある。ほとんど未知数のマスに向けてではなく、確実に目指す相手に伝わる方法へとシフトし始めている。
自分のことはおいといて本書の話に戻ります。
「ほんとうにたいせつな人も仕事も人生もネットにはない」と著者は言い切っている。
FBなどの実名SNSが一般化して事情はだいぶ変わってきたが、PC画面の向こうの顔も素性もわからない相手よりは自分の身のまわりの人間関係を大切にしようというしごくまっとうなアドバイスは現時点でもきっと有効だ。
バカと暇人のウェブは今も退化中。そう嘆く著者は、骨がらみでネットに関わったあげくもはや「解脱」の境地に行き着いてしまったのでしょう。著者が本書の出版に至った経緯もネット経由ではなくリアルな人間関係を通してのものだそうだ。
そうかリア充だったのか。だったらムリしてウェブ上に自分をさらけ出す必要もないのかもな・・・
http://rcnbt698.blogspot.jp/2013/02/webwb.html
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ネット関連商法が必ずしも有効に働いているという保証はないのに何もかもネットネット、デジタル社会だと世の中が騒ぎすぎるのが不思議な気がしていた。
やはりこれだけネットメディアを批判すると叩かれる可能性があると思うと皆怖いのかもしれない、だが著者はよくこれだけの批判本を出せたものだと感心する。
だが、単純にこの表題だけを見て作者を批判するネット絶対ユーザーは少し頭を冷やした方が良い。よく読めば何もすべてを否定しているわけではなく、むしろ寛大な擁護をしているところも多々あるのだから。
ネット情報がすべて正しく、新聞、テレビはウソをついていると本当に思っているのならネットはやめた方が良いかもしれない。ウェブ上には既成メディア以上にあいまいな情報が数多く転がっている。これを自らの頭で考え取捨選択できなければ、ネットバカが言っているような大手メディアと大して変わらないと私はは思う。
ネット礼賛をせずもっと賢く使える世の中になってもらいたい。
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個人的には大賛成!よくぞ言ってくれました。という感じです。世の中でネットワークが発達していますが、その世の中を流通しているトラフィックの大部分がスパムだったりします。無駄な情報が、正常な情報を邪魔しているという状況でしょうか。
その点で、TwitterとかBlogも「無駄な情報」と思っています。なぜ他人に見せる必要があるの?というゴミ情報がネットにいっぱい。本来有用な情報がわけのわからない情報で覆い隠されているというイメージですね。
ネット神話に対してがつっと言ってくれたこの本はすごくうれしい感じがしました。